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*109*
「何いいいいいいい!?」
ガイキング
「俺たちが校長に作られたのはなんとなく察してたが...」
新ゲッター
「俺たちの中に校長と同じ心パーツってのがあって」
R-1
「それがダメになるたび骨組みを交換してたってか!?」
セーラ
「はい...その通りです、元々私たちもOBではなく、所長に雇われた研究員なんです」
ゴーショーグン
「じゃあ、アクセル先生とラミア先生もロボットなのか!?」
アクセル
「いやいや、俺たちは人間よ」
ラミア
「前職は【シャドウミラー】という組織に所属していた、アクセル隊長は私の上司」
アクセル
「おいおいおーい!それネタバレしちゃダメ!」
マサキ
「俺も人間...否、サイボーグの木原マサキ、元祖ゼオライマーの設計者だ」パーン
ダイモス
「人だったのか!?」
リーン
「うーん...教えちゃうのか」
コン・バトラーV
「...校長、嘘じゃないです?」
リーン
「うん」
新ゲッター
「この中に俺もあるのか...?」
リーン
「多分、覚えてないけど」
ダイモス
「貴方は科学者なんだろう...?何故直さない!」
リーン
「俺ね、作るのは得意だけど直すのは苦手なんだ、だから捨てるしかないんだよ」
リーン
「ほら、心とかデリケートだし」
ゴーショーグン
「ふざけるなっ!!」
ガイキング
「バルキング...ライキング...なんか兄ちゃん泣けてくるよ」
ガイキング
「この中にお前達もいるのか?俺もいるのか?」
ガイキング
「生きてるのか死んでるのか分からない状態って、地味に辛いよな...」
渚
「ガイキング...」
D-1
「これは俺で、あっちはお前なのか?」
D-2
「勘弁してくれよ」
渚
「.....」グッ
リーン
「皆、ちょっと大袈裟すぎない?変だよ皆」
リーン
「もしかしたら心パーツに異常があるのかもしれないから、ちょっと見せてよ」
たくっちスノー
「ちょ、ちょっと緑風」
渚
「...触らないで、ください」
リーン
「え?」
渚
「私の友達に、勝手に触らないでください!!」
リーン
「いや、でもちょっと開いて覗くだけだって」
渚
「異常なのは貴方ですよ、皆、貴方と同じ心パーツを使っているんですよね?」
渚
「実際皆は生き物そっくりだよ!笑うし、泣くし、怒るし...皆で仲良く遊んだりするし」
渚
「辛いときにはへこんだり、些細なことで喧嘩したり!時に背中を預けあったり、心配したり!」
渚
「生き物なんですよ!!」
渚
「それなのに...あんた、笑うか驚くかしかしてないじゃない!!」
渚
「あんたの方こそ...パーツを見せなさいよ!!」
リーン
「あっ!!」
渚
「あった、ガイキングの頭と同じフック...えいっ!」
(カチッ)
渚はリーンに掴みかかり、体の表面をはずすと...
渚
「うっ...何、これ...!?」
バクンバクンと丁寧に一回ずつ動く、生き物そっくりの心臓がそこにあった