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*111*
リーン
「...ああ、それパーツでしょ?他と違うけど」
リーン
「何故か俺と同じものが作れなかったから、ハート型にして複製したんだ、それが皆のこころパーツ!」
渚
「うっ、おえっ...あああ」
イクサー1
「渚、大丈夫!?」
渚
「...違う、あれは心なんかじゃない」
リーン
「え?」
マサキ
「生き物が持つ...心臓だ」
リーン
「...そうだけど、それがなにか?」
マサキ
「..まさか心臓が感情を形成するとでも思っていたか?魂説じゃあるまいし」
リーン
「えっ!?」
マサキ
「生き物の感情は脳にあると言われている、心パーツとやらが脳の代わりをしていたのだな」
アクセル
「なるほど、確かに脳ならちょっとの衝撃でダメになったりするからな」
ラミア
「そしてそれが原因で死に至る事も珍しくない」
ガイキング
「......」
たくっちスノー
「......」
イクサー3
「.....」
マサキ
「リーン・メイドウィン・緑風」
マサキ
「お前は確か、臓器が混ざった未来のアンドロイドだな?」
リーン
「エクスロイドだってば」
マサキ
「お前に脳はあるか?」
リーン
「俺の世界だと急所になって邪魔だからって何十年も前にはずされてるよ?」
リーン
「心パーツも同じだね、改良しようとしてもすぐダメになっちゃってさー」
渚
「...そういうところですよ」
リーン
「え?」
渚
「人だったらそこは怒ったり、落ち込んだり...」
渚
「間違ったことを指摘されて、ゲラゲラ笑う生き物なんていませんっ!!」
リーン
「そうなんだ」
たくっちスノー
「...緑風、君さなんとなく少し幼稚な所あると思ってたけど、分かったよ」
たくっちスノー
「君は楽しいことしかしていない」
たくっちスノー
「前にイベントで遊んでたときも、実況したときも、宇宙警察なんてやってたのも、シルバリオン作りも、ここの校長も...!!」
たくっちスノー
「全部、ただ楽しんでいただけかっ!危機感を感じていないか...!?」
リーン
「うん!楽しいことは良いことだ!」
リーン
「俺がやって来た今までの行動全てが!どれも楽しかった!」
リーン
「何をするのも楽しくって、やめられないんだ!分かるでしょ?これが進化した生き物なんだよ!」
たくっちスノー
「...ああ、そうだな」
マサキ
「交渉不可能か」
たくっちスノー
「うん...父さんも、かつての僕も、ジャガーも、緑風も...皆自分勝手だ、なんで、なんで僕の時空のメイドウィンはこんなのばっかりなんだよっ!?」