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*112*
たくっちスノー
「うっ、うううう...」
マサキ
「メイドウィンというのはつくづく愚かな生き物だ」
たくっちスノー
「だから死んだ...父さんも、ジャガーも」
リーン
「え?ジャガー死んだの?」
たくっちスノー
「まぁ...死んだ、みたいなものさ」
リーン
「ふーん、あそうだ...そろそろあのロボット作りたいし帰ろう」
イクサー3
「ちょ、待ってよ!!」
その瞬間、ゴミ捨て場は大きく揺れる
渚
「えっ...何!?」
ガイキング
「地震か!?」
マサキ
「遂に対面か」
ジーク
「対面?」
マサキ
「お前たちには前に話しただろう」
シャープ
「...アイアンカース!?」
ダイモス
「アイアンカース?」
マサキ
「アイアンカースは緑風の分身...いわゆる兄弟機だ」
イクサー3
「兄弟!?どっちが弟!?」
ゴーショーグン
「お、おい...どんどん揺れが大きくなっていくぞ!」
リーン
「あれー?」
『ウオオオオオオオ!!』
腕と足が飛び出し...ゴミ捨て場にある巨大な心パーツに繋がっていく
渚
「なにあのでっかいの!?」
マサキ
「緑風の作った一番最初の『骨組み』だ」
渚
「え?」
アイアンカース
「オオオオオオ...」
リーン
「あれ?」
アイアンカース
「ウオオオオオオオ!!」
顔が乗せられた後...スクラップが重なり、表面が出来上がる
サイバスター
「アレが俺たちの始まりの機体...骨組みでかいな」
リーン
「そりゃ、元々はこんなに作る気はなかったし」
たくっちスノー
「見たところ問題は無いと思うが...なんでこんなところに」
リーン
「心パーツの表面が錆びちゃったから捨てたんだよ」
アイアンカース
「.....ウオオオオオオオ!!」
リーン
「えっ」
アイアンカースはリーンを見るや否や左腕を降り下ろす
イクサー3
「襲い掛かってきた!?」
鋼鉄ジーグ
「壊れてねぇじゃんこいつ!!」
リーン
「な、なんで!?心パーツが錆びて動かなくなったんじゃ!?」
アイアンカース
「オオオオオオアアアアア!!」
渚
「...いや、芽生えたのよ」
リーン
「え?」
渚
「学園の皆と同じように、月日を得てまた心を会得したのよ!!」
渚
「それも、ガイキング達とは違う...孤独という悲しみと捨てられた怒り...ここにあるロボット達が同じ考えをもってアレを動かしている」
イクサー1
「言わば、緑風に対する憎悪の心...」
リーン
「憎悪?」