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満開!ロボット学園(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 124ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 マガイモノ スパロボ? 
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たくっちスノー
「うっ、うううう...」

マサキ
「メイドウィンというのはつくづく愚かな生き物だ」

たくっちスノー
「だから死んだ...父さんも、ジャガーも」

リーン
「え?ジャガー死んだの?」

たくっちスノー
「まぁ...死んだ、みたいなものさ」

リーン
「ふーん、あそうだ...そろそろあのロボット作りたいし帰ろう」

イクサー3
「ちょ、待ってよ!!」

その瞬間、ゴミ捨て場は大きく揺れる



「えっ...何!?」

ガイキング
「地震か!?」

マサキ
「遂に対面か」

ジーク
「対面?」

マサキ
「お前たちには前に話しただろう」

シャープ
「...アイアンカース!?」

ダイモス
「アイアンカース?」

マサキ
「アイアンカースは緑風の分身...いわゆる兄弟機だ」

イクサー3
「兄弟!?どっちが弟!?」

ゴーショーグン
「お、おい...どんどん揺れが大きくなっていくぞ!」

リーン
「あれー?」


『ウオオオオオオオ!!』

腕と足が飛び出し...ゴミ捨て場にある巨大な心パーツに繋がっていく



「なにあのでっかいの!?」

マサキ
「緑風の作った一番最初の『骨組み』だ」


「え?」

アイアンカース
「オオオオオオ...」

リーン
「あれ?」


アイアンカース
「ウオオオオオオオ!!」

顔が乗せられた後...スクラップが重なり、表面が出来上がる


サイバスター
「アレが俺たちの始まりの機体...骨組みでかいな」

リーン
「そりゃ、元々はこんなに作る気はなかったし」

たくっちスノー
「見たところ問題は無いと思うが...なんでこんなところに」

リーン
「心パーツの表面が錆びちゃったから捨てたんだよ」

アイアンカース
「.....ウオオオオオオオ!!」

リーン
「えっ」

アイアンカースはリーンを見るや否や左腕を降り下ろす


イクサー3
「襲い掛かってきた!?」

鋼鉄ジーグ
「壊れてねぇじゃんこいつ!!」

リーン
「な、なんで!?心パーツが錆びて動かなくなったんじゃ!?」

アイアンカース
「オオオオオオアアアアア!!」



「...いや、芽生えたのよ」

リーン
「え?」


「学園の皆と同じように、月日を得てまた心を会得したのよ!!」


「それも、ガイキング達とは違う...孤独という悲しみと捨てられた怒り...ここにあるロボット達が同じ考えをもってアレを動かしている」


イクサー1
「言わば、緑風に対する憎悪の心...」

リーン
「憎悪?」

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