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*48*
【第九話】
『記憶喪失とかそういうレベルじゃないと思う』
ある日、イクサー1は家に紐がかかってることに気付く
イクサー1
「あら...?なんでしょうか、この紐」グイッ
ゴ~~~~ンッ
イクサー1が紐を引っ張ると、真上から金だらいが落ちてくる
イクサー1
「!?」
突然のことで、イクサー1は倒れこみ...!?
壁の隙間からたくっちスノーが現れる
たくっちスノー
「いやーごめんごめん!どんなリアクションするのか興味があったもので...」
イクサー1
「.....」
たくっちスノー
「あれ、気絶してる...おーい、大丈夫ですか?」ユサユサ
イクサー1
「ン...」
たくっちスノー
「いやぁすいません、ちょっとした出来心で...」
イクサー1
「にゃあ」
たくっちスノー
「えっ」
イクサー1
「ふにゃあ...ごろごろ」
目が覚めたイクサー1は、すぐに寝転がる
たくっちスノー
「こ、これはまさか...」
...そして
渚
「ただいまー、ごめんねイクサー1、留守番任せちゃって」
イクサー1
「にゃあ!」
渚
「おやつ食べる?とりあえずチョコ類買ってきたけ...ど...」
渚
「えっ、にゃん?」
イクサー1
「にゃにゃにゃ!」
渚
「イクサー1!?何があったの!?」
たくっちスノー
「渚さんへるぷみー!!」
...
渚は膝に寝転がるイクサー1を撫でながらたくっちスノーと話をする
渚
「えーと、つまり?金だらいを落としたらショックがでかすぎてイクサー1の精神が猫になっちゃった?」
たくっちスノー
「そういうわけなんよ...」
渚
「下手な記憶喪失より面倒なことに...」
イクサー1
「にゃん!」スリスリ
渚
「ってか、なんで猫になるのよ」ナデナデ
イクサー1
「ふにゃあ...」
たくっちスノー
「それは多分、アナザールートのイクサー1さんが『ニャン』って名前の猫娘なのが由来だと思う、マガイモノになっちゃったからそっちの人格が出てきても...」
渚
「どうするのよ、もしこんな状態でイクサー2が来たら...」
たくっちスノー
「マガイモノには修正作用があるから、いつか元には戻ると思うけど...」
渚
「いつかって...」
イクサー1
「にゃにゃ」
たくっちスノー
「自分も何か元に戻す方法を探してくるので、その間頼みます!」
渚
「ちょ、ちょっと!」
イクサー1
「んにゃあ~」
渚
「...それにしても、あのイクサー1がねぇ」ムニーッ
渚
「そういえば猫とか育てたこと無いんだけどどうしよう」