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【第十三話】
『みらくるちぇ~んじ!渚がチビでお姉様がママで!?』
イクサー3の開けた大穴によって、地下のリーンの研究所が発掘されてしまい、大騒ぎに...
授業は中止になり、渚達とたくっちスノーは穴の開いた研究所に...
リーン
「どういうこと?」
たくっちスノー
「かくかくしかじかで」
リーン
「食い逃げの時点で止めればよかったのに」
たくっちスノー
「突然穴を掘るなんて思わないだろう!?エスパーじゃないんだから...」
リーン
「同情はするよ、想定外の出来事に弱いのは俺も同じだからね」
イクサー1
「うちの妹が申し訳ありません」グイーン
イクサー3
「お、お姉様...あたしのほっぺはそんな伸びないから」ビローン
渚
「あの、この研究所って隠さないといけない場所なんですか?」
セーラ
「はい...貴女方のクラスメートは皆、生き物として振る舞っています」
リーン
「実験だからねー、俺が作ったって皆知らないわけ」
シャープ
「でも研究所を調べられたら、すぐに詳細が明らかになるだろうし...」
ジーク
「下手すれば打ち止めになるかもな」
たくっちスノー
「あの、そろそろほっぺ離してあげて」
ペチン
イクサー3
「ふぇ...じゃあ、どうすればいいの?」
リーン
「心パーツを一旦抜き取って記憶を消す...とか?」
たくっちスノー
「えっ、そんなことしたらお前が数年かけて作り上げたロボットの心が全部消えちゃうだろ!?」
リーン
「でもやむを得ないでしょ?」
渚
「そ、その...バックアップとかはあるんですか?」
リーン
「1つだけ外さないパーツがある、そこからコピーして改変すればいい」
セーラ
「え?ありましたっけ?」
リーン
「俺の心パーツ!」
セーラ
「ああ...」
イクサー3
「そ、そういえばイクサー2の方のお姉様は?」
渚
「ロボットが騒ぎを聞き付けた時に逃げていったよ」
イクサー3
「そっか...お姉様が居るから消してもすぐバラされるんじゃない?」
リーン
「あ、そっか...イクサー2が居たか」
リーン
「いいなぁ君の妹は、俺が実現出来なかったマガイモノロボを作り上げてるんだから」
たくっちスノー
「イクサシルバーは二人の絆の賜物、特別だよ」
リーン
「絆かぁ...作られた心を持つ俺達にも絆って作れるのかな、たくっちスノー」
たくっちスノー
「...当たり前だろ、僕だってそうだったんだから」
渚
「.....」