完結小説図書館
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~
*7*
風呂場...
渚
「どうしたの?イクサー1」
イクサー1
「.....」
渚
「クトゥルフって水浴びとかしないの?」
イクサー1
「そ、そういうわけでは...ありませんが...」
渚
「ほら、こっち来てよ」
イクサー1
「ええ...」チャポン
渚
「まさか、イクサー1とこうやって一緒に過ごせる日が来るなんて...最初に会ったときは想像できなかったな」
イクサー1
「え?」
渚
「だってほら...私は最初、イクサー1を憎んでたからさ」
渚
「突然現れて、化け物になったお父さんお母さんをなぎ倒して、私を無理矢理ロボットに乗せて...」
イクサー1
「そういえば...そんなこともありましたね」
渚
「ほんとね、私の世界だとあれから数ヵ月しか経ってないの、イクサー1は?」
イクサー1
「三年くらい」
渚
「へぇ...これも時差みたいなアレって奴かしら?」
イクサー1
「...」
渚
「イクサー1って普段鎧みたいなの着てて気付かないけど、結構色白なのね」
イクサー1
「そんなに見ないで」
渚
「ふふふ」
ファンファンファン
渚
「ん?」
二人が浴槽で戯れていると、警報のような音が鳴り響く
渚
「何?」
イクサー1
「外からみたいですね」
【暗黒怪獣襲来!暗黒怪獣襲来!市民の皆様は避難してください!】
渚
「か、怪獣!?聞いてないよ!!」ザパーン
イクサー1
「ここに来る...?」
イクサー1はすぐさま風呂から上がり、バトルスーツに着替える
イクサー1
「渚、分かってますね?」
渚
「う、うん...今までの前例からして大体予想はつくけど」
渚
「せめて体は拭かせてーっ!!風邪引いちゃうからーっ!!」ゴシゴシゴシゴシ
渚
「あーもう!!イクサーロボ発進!!」
渚が持っていた腕輪を掲げると、玄関近くに、緑と白のロボットが転送される
渚
「これを見るのも久しぶりだ...」
イクサー1
「さぁ、行きますよ渚!」
渚
「うん!」
...
一方、暗黒怪獣の居るエリアでは
暗黒怪獣
「ギャオオオオオッ!!」
ガイキング
「あれが初代ガイキング...親父が戦っていたという暗黒怪獣か...」
暗黒怪獣の宿敵、ガイキング二世が怪獣の前に立ちはだかる
ガイキング
「俺が居る限りこの町を滅茶苦茶にはさせない!覚悟しな暗黒怪獣!!」
暗黒怪獣
「ギャオオオオオッ!!」
ガイキング
「ドッキーング!!バスターガイキングっ!!」
ガイキングは右腕を外し、巨大なビーム砲を取り付ける
ガイキング
「行くぞ!!」