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満開!ロボット学園(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 124ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 マガイモノ スパロボ? 
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「...ん、んん?」

セーラ
「気が付きました?」


「あれ、ここは...?」

ちょうど、研究所内で渚が目を覚ます

セイブルヴィクス
「外部、内部共に損傷無し、記憶障害の危険性0%、異常無しです」


「あ、たくっちスノーのロボット...ってことは、ここは好調先生の研究所...」

リーン
「セーラが君を運んできたときはびっくりしたよ」


「びっくり...そうだ、イクサー1は!?」

リーン
「あの人?イクサー2に切られてるよ」


「えっ...すぐに助けにいかないと!!」

リーン
「いや、でもさー...イクサー1って、マガイモノなんでしょ?」

リーン
「マガイモノならイクサー2には殺せないし、やらせてあげれば?」


「なんですって...!?」

リーン
「イクサー2もさ、姉を殺したいだけなんでしょ?なら、ちょっとやれば収まるって」


「ふっざけないで!!」バーン

リーン
「うぐっ!!」

渚はリーンに殴りかかり、すぐに研究所を抜ける

リーン
「...普通、ビンタじゃない?」


...


イクサー2
「はあああああああっ!!たあっ!!りゃああっ!!」

ザン

シビュッ!!




イクサー2は何度も何度も斬りかかった

斬る度にイクサー1の頬や鎧から黒い液体が飛び出し、すぐに再生する

イクサー1は...それを静かに見ているだけ


イクサー2
(なんだ...?分からない)

ザン

ズバッ

ジュルッ!!

黒い液体が付着しようとも、イクサー2はソードを滅茶苦茶に振り回す...


イクサー2
(何を、感じている...この、感情は...)






イクサー1
「イクサー2、大丈夫だから、大丈夫...続けて」

イクサー2
「....はぁっ、はあっ」


イクサー2
「っ!!」


イクサー2は首を跳ねるが、切れた首は崩れ、すぐに新しい首が作られる


イクサー2
「...これは」




恐怖?


イクサー1
「イクサー2、どうしました?」

イクサー2
「...紛い物だ」




イクサー2
「お前は、紛い物...私の知る『お姉様』じゃない」



イクサー2
「今のお前は...お姉様の形をした気持ち悪い肉塊だ!!」

イクサー1
「...」



「イクサー1、やめなさい!!」



「そんなことを続けたら、お互いの心が壊れるわよ!?」

イクサー1
「...渚?」


イクサー1
「私、私は...イクサー2を...助けたくて...」


たくっちスノー
「イクサー1さん!!」

リーンから話を聞いたたくっちスノーも駆けつけ、渚を運びイクサー達のところへ連れてくる


イクサー2
「...お前、マガイモノの王なんでしょう?」


たくっちスノー
「.....」


イクサー2
「お姉様をこんなにしたのは、貴方でしょう?」


たくっちスノー
「...貴方の言いたいことは、良くわかるよ」



イクサー2
「なら、早くしろ」




イクサー2
「お姉様を...元に戻せっ!!!」


たくっちスノー
「言われなくても...そうするよ!!」

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