完結小説図書館

<< 小説一覧に戻る

満開!ロボット学園(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 124ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 マガイモノ スパロボ? 
 >>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック

10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~

*91*

イクサー2
「お姉様...」

イクサー1
「どうしてここに...?」


「どうしてって...イクサー2は、貴方を心配していたんだよ?」

イクサー1
「えっ?私を?」

イクサー2
「...それを言うな」

たくっちスノー
「それで、どうするの?」


イクサー2
「...そう、だな」


イクサー2
「イクサー1、今回は私の勝利だ」

イクサー1
「...」

イクサー2
「ただ...何故か」


イクサー2
「喜べない」


イクサー2
「まるで心の中が空っぽになったように、気分が優れない」

イクサー2
「私は...もう、お姉様を殺そうなんて気が微塵も感じられなくなった」

イクサー2
「なら、私はどうすればいいのでしょう、お姉様?」


イクサー1
「.....」


「どうするの?」

イクサー1
「...私と貴方の最初の一騎討ち、最期に貴方はこう呟きました」

イクサー1
「渚のようなパートナーが欲しかったと」


「えっ!?」

イクサー2
「...覚えていたの?」

イクサー1
「忘れたことはありません」


イクサー1
「...なら、私と共に見つけましょう、貴方が本当に信頼できるパートナー...友を」

イクサー2
「.....」

イクサー1
「イクサー2、貴方が望むのであれば、私は...」

イクサー2
「断る」


「ちょっと、せっかく誘っているのに...」





イクサー2
「...私のワガママに、お姉様を巻き込むわけにはいかない」

イクサー1
「イクサー2...」

イクサー2
「自分のパートナーは、自分で見つける」


イクサー2
「お姉様は、渚を愛していたからこそ真のシンクロを実現させた」


イクサー2
「私も...少しだけ、『愛』というものを探してみようと思う」

イクサー1
「応援してますよ」

イクサー2
「ああ...ありがとう、お姉様」





イクサー2
「また、どこかで」


イクサー2は時空の穴を開け、何処かへと消えていく


たくっちスノー
「イクサー2は、『愛』を学びに行ったわけか...」

リーン
「これで三姉妹揃って時空の旅人だね」

マサキ
「マガイモノが絡んだ時空の旅人、いい加減増やすのなんとかしろ」

たくっちスノー
「わ、悪者は一人もいないんだしいいじゃん...」


「...」

セーラ
「どうしました?」


「いや、三姉妹で一緒に過ごすのも悪くないかなーって思ってたの、なのに...」

イクサー1
「いえ、あれでいいんですよ渚」



イクサー1
「間違いなく、イクサー2にとって何かが変わりました...」



そう、今のイクサー2ならきっと...パートナーを見つけられるって、信じてますから



それまでの間...いってらっしゃい、私の妹。

第十六話 END

90 < 91 > 92