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たくっちスノーZERO 〜ラグナロク〜(完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 148ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 タイマン バトル物 終末のワルキューレ 版権VS版権 
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【第30話】
「悪悪悪悪」


メイドウィン
「天背院?それがどうした、個性着いてよかったじゃん」

メイドウィン
「実際それが着いて何が困った?仕事が出来なくなったか?友達は減ったか?生活面で不便なことはあるか?」

メイドウィン
「違う、自分に出来ないことをこいつが出来て気に入らないだけだ、天背院のせいにしているだけだ」

メイドウィン
「もうちょっと彼と仲良く出来たらいいキャラになれると思うんだけどな…………」

ミカヅチ
「何を…………言っているんですか?」

メイドウィン
「何をって、なんというか性格が悪いとかそういうわけじゃないんだよ」


メイドウィン
「お前ってただの天使だと全然魅力ないんだよ」

メイドウィン
「だから天背院付けたのに…………」

ミカヅチ
「魅力!?」

メイドウィン
「前の時はなんかただの嫌味なだけの天使だったからまぁ残す必要ないなと思って早急に始末したんだけどさ、4週目はちょっとテコ入れしようと思ったのに」


たくっちスノー
(…………………)



たくっちスノー
(何言ってんだ、こいつ)


メイドウィン
「グチグチ文句言う暇あったら設定を生かしなよ」


たくっちスノー
「…………………ひとつ言わせてもらうぞ、黒影」

たくっちスノー
「その件って、そのメイドウィンという立場の設定を蔑ろにしたアンタにも非があるんじゃないのか?」

たくっちスノー
「何もしないで勝手に見切るのは、違うだろ………そんなに大事なら、もっと念入りにやれ」

たくっちスノー
「設定ってのは盛った上でもっとでかでかと描写するとなんかいい感じになるんだよ、ラーメンのスープみたいなもんだ」


メイドウィン
「……………なるほど、」




メイドウィン
「……………キケケケケ」


メイドウィン
「なるほど、流石設定の支配者、アドバイスありがとう」

メイドウィン
「3週目から君のような奴がいれば、これだけ面倒事にならなくて住んだよな」

メイドウィン
「そもそも俺がろくでなし共を放置したからゼロ・ラグナロク始まったんだし、うん無駄だったな!」


メイドウィン
「ありがとう、たくっちスノー」


たくっちスノー
(…………やっぱり、怖い。)

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