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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 148ページ)
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*40*
…………
砂煙を払い、1つのコンテナが飛び出す
たくっちスノー
「箱……?ガードでもしたのか?」
箱が内側から溶接したような跡が飛び出し、表面がゆっくりと開いた………
リーン
「………では、そろそろ破壊準備を致しましょう」
承太郎
「ん……?」
箱から飛び出してきたのは、人間のような肌がない無機質なボディと無数の武器の付いたロボットのようなリーンだった。
ギャーバ
「おーっとリーンの姿が大きく変わった!これは俗に言う戦闘モードというやつかー!?」
たくっちスノー
「な………なんだ?リーン……だよな?雰囲気変わった?」
メイドウィン
「やっぱりな」
ジャガー
「黒影、あれは一体なんですか?メイドウィンブラストの一種ですか?」
メイドウィン
「いや、あれは何もしていないよ」
ジャガー
「何もしてない?どういうことですか」
メイドウィン
「んー…………えっとさ、ちょっと耳かしなよ」
ジャガー
「ちぎるタイプですか?」
メイドウィン
「じゃあそれで」
ジャガーは自分の右耳を切り裂いて黒影に渡し、メイドウィンは離れたところから小声でジャガーに話しかける
メイドウィン
「実はさ、リーンって1人だけじゃないんだよ」
ジャガー
「1人だけじゃない……とは?」
メイドウィン
「言葉の通りさ、ほらリーンってロボッ………エクスロイドだから」
メイドウィン
「超未来で自分の換えを何十個も何百種類も作ってて………」
メイドウィン
「ってのは建前で、あの【リーンシリーズ】は時空監理局が作った『量産型人工メイドウィン』なんだ」
ジャガー
「人工メイドウィン…‥‥?まさか彼がそうだと?」
メイドウィン
「そうだよ、機械のメイドウィンはこれまでアークプロジェクトだとかゼロメタルだとか失敗続きだったけど、ようやくまともに運用できるのが出来たんだ」
メイドウィン
「とは言っても人格とかはまだ不完全なんだけどね」
ジャガー
「とするとあれは?」
メイドウィン
「さっきも言ったけどあいつは量産されてる」
メイドウィン
「メインで動いてる機体が破壊されると即座にその状況に対応出来るリーンが派遣される」
メイドウィン
「それがリーンシリーズのメイドウィンブラスト上級なんだ」