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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 95ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 逃走中 メイドウィン逃走中 独自能力有 チートキャラ 時空監理局編
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*41*
...
81:15
「ねぇ、鑢さん」
「何?」
「なんで逃走中に参加したの?」
「...貴方から見て、何だと思います?」
「うーん...お金?」
「違います」
「じゃあ、名誉とか交友?」
「どれも虚刀流には必要のないものです」
「えっ、じゃあわかんない...」
「理由なんてありません」
「えっ」
「ただ、もし理由を後付けしてもよいとするならば...」
「柄にもなく、賭けているんです」
「賭け?」
「私の予想は当たっているのか...まぁ正しかろうと外れていようと私には関係のないことではありますが」
「それに、私は彼らに求められているみたいですし」
「彼らって...監理局に!?それって一体」
「時間がないので失礼します」
「ちょっと!? 」
七実は右腕で旅館の壁を切り裂いて去っていく
「待ってよー!!」
その直後旅館の入り口側からハンターが飛び出し、凶悪犯を押さえつけるように確保される
「うわっ、なんで!?」
79:53
のび太 確保
残り22人
...
「ああ、よかった...いえ、悪いのかしら?」
「あの子供にも、何らかの才能があった...それを知れただけでも待つ意味はあった」
「これである程度確信できる、だから私は...」
...
「ハンターが増えて確保ラッシュが始まってきたな」
「そろそろ...やばい?」
「いや、この方がよっぽど面白い」
「そうだな、俺もテレビで見たような逃走中を待っていた」
「それにしても三人遅いなぁ...何やってるんだろ」
...
一方、悪のカリスマは設備の屋根で
「ふん、あいつめ...悪役であるこの自分を前に堂々と...勝手に自分のタブレットを弄った罰だ」
「さて、状況はどうなって...ん?」
目先には壁にもたれ込み咳き込む七実の姿が見えた...逃げたはいいが説明の通り病弱である為、そう遠くには行けないのだ
「鑢七実...そうだ、候補者の中で一番怪しいのはあいつだ」
「あいつが...あいつが求められているから、こんなことになってるんだよな」
「候補者は絶対あいつだ...だから...」
『楽しむためじゃねーか!』
「...黒影、楽しいことしか考えてないお前みたいなバカなんかじゃなぁ!!」
「世界の管理なんか出来やしねぇんだよっ!!」
悪のカリスマは刀を取り出して飛び降り、七実の方へ...