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ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 237ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 ざくざくアクターズ ざくアクZシリーズ 短編集 
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*12*

龍我
「よしっ...やるか」

龍我はコインを入れ、軽くUFOキャッチャーのスイッチを押す

龍我
「なんだ、真下にやれば引き寄せられていくのか、俺の世界のより簡単じゃん」

メニャーニャ
「そうでもありませんよ」

龍我
「いやでも、挟んで取る奴よりはずっと...えっ」

龍我は思わず横を向くと、メニャーニャが既にクレーンゲームを終わらせ、取ったものを袋に詰めていたのだ

龍我
「あれっ、終わってた?」

メニャーニャ
「ええ、今日の分は全部手に入れましたので...」

龍我は慌ててハンドサインでエステルに状況を伝える

龍我
【おい!どうすりゃいい!】

エステル
【なるべく話を引き伸ばすか、さりげなくメニャーニャが欲しそうな物を聞きなさい!】

龍我
【分かった】

龍我
「おい、ちょっと!」

メニャーニャ
「何ですか、私も暇じゃないので手短に頼みますよ」

龍我
(ついさっきまでキャッチャーに夢中になってただろ)

メニャーニャ
「何か言いました?」

龍我
「いやなんでも...えっとな、お前、何か欲しい物でもあるか?」

メニャーニャ
「えっ?」

たくっちスノー
(馬鹿野郎、直球すぎるわ!!)

メニャーニャ
「はぁ...プロポーズか何かですか?悪いですけど見ず知らずの人にそんな事話しませんから、失礼します」

龍我
「あっ...!!」

メニャーニャ
「それと先輩二人、覚悟しておいてくださいね」

エステル
「げっ、バレてた!?」

メニャーニャ
「バレバレだよ!!」

シノブ
「そ、そういえば私〆切が迫ってたわ...ここらで失礼」

エステル
「あっ、一人で逃げ出した!」

メニャーニャ
「まずはお前からっ!!」

シノブ
「へもげっ!!」

エステル
「おお、綺麗な足払いだ!」

メニャーニャ
「そしてあんたじゃー!!」ボコッ

エステル
「横隔膜ーーーーッ!!」

龍我
「お前ら店内でやるなよ!!」

そしてマガイモノ屋に戻り...

メニャーニャ
「はぁ、そういうことでしたか」

たくっちスノー
「ごめんなー、ストーカーみたいなことしちゃって」

メニャーニャ
「みたい、じゃなくてそのまんまストーカーとして訴えることも出来ますけど」

龍我
「俺はもう捕まりたくねぇ...」

メニャーニャ
「...で、私の誕生日って誰から聞いたんですか?」

たくっちスノー
「え?そりゃエステルから」

エステル
「え?私はシノブから聞いたぞ?」

シノブ
「ちょ、ちょっとエステル!?」

メニャーニャ
「あー、まぁどっちでもいいですよ...先輩二人、こっちに」

シノブ
「はい」

エステル
「はい」



メニャーニャ
「私の誕生日は三日後だよッ!!」

シノブ
「ぎゃあああああ!!」

エステル
「うぎゃああああ!!」

龍我
「おおっ!!アイスロックドライバーだ!」

たくっちスノー
「なんだそれ!」

龍我
「むちゃくちゃ痛てぇ技だ!」

たくっちスノー
「なるほど!分からん!!」

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