完結小説図書館

<< 小説一覧に戻る

ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 237ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 ざくざくアクターズ ざくアクZシリーズ 短編集 
 >>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック

10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~ 130~ 140~ 150~ 160~ 170~ 180~ 190~ 200~ 210~ 220~ 230~

*90*

ーもうひとつの時空監理局ー

メイドウィン
「と、言うわけで戦場海斗君が一時的にうちに加入することになったんだ」

海斗
「よろしくな!」

たくっちスノー
『どういうわけだよ』

マクスウェル
「うちは児童預かり所じゃないんだぞ...」

メイドウィン
「良いじゃない、向こうのあいつが言うにうちの仕事はバリバリこなせるそうだから」

海斗
「俺、ヒーローの経験がありますので悪党退治なら任せてください!」

たくっちスノー
『だってさーマクスウェル、俺らの仕事取られちまうかもな』

マクスウェル
「僕らの仕事を心配するより、向こうの時空監理局を心配しろ...例の名無しの怪物が復帰したんだろ?」

たくっちスノー
『そういえばそうだな...今でも黒影剣作りに夢中になっているようだけど、いつこちらを狙いに来るか...』

海斗
「...名無しの怪物って?」

メイドウィン
「あれ?全時空に放送してたはずだから君の世界にも届くはずじゃ?」

海斗
「うちでしたらよく臨時ニュースが挟みますんで、テレビ番組が映ることは滅多にありませんよ?」

たくっちスノー
『そういう世界もあるのか...』

マクスウェル
「なるほどな...そういう異例のパターンもあるならはっきり伝わっていない世界もあるだろう、いいか?名無しの怪物っていうのは...」

.....
ーハグレ王国ー

たくっちスノー
「ふぅ...」

クラマ
「最近夜更かしばかりだな、俺たち...」

福ちゃん
「犯罪者というものは夜に活動するから仕方ありませんよ」

龍我
「でも、なんか物騒な依頼ばっかりでさ...次はもうちょっとファンシーな奴にしないか?」

クラマ
「ファンシーとかお前にしては珍しい発言だな...」

福ちゃん
「でも、確かにもうちょっとゆる~い依頼も頼んでみたいかもね...あら、これなんてどうかしら?」

たくっちスノー
「えーと何々...お菓子の世界からだってよ!」

龍我
「おおいいな!デーリッチ達もやる気が出そうだ!」

たくっちスノー
「よーし、そうと決まれば...開け、パンドラの門!」

たくっちスノーは召喚魔法で女性を呼び寄せる

たくっちスノー
「貴方が依頼人ですね?自己紹介を」

「え、ああ...グミラと申します」

福ちゃん
「グミラさん...ですか、その内容とは...?」

グミラ
「あの...あ...」

「全くしょうがねぇ奴だなぁ!」

たくっちスノー
「なんだこの声!?」


突如、グミラの口からオレンジ色をした丸いものが飛び出す

龍我
「なんだこりゃキモッ!!」

「キモいだってぇ!?俺っちに向かってなんたる口の聞き方!」

グミラ
「お、落ち着いて...私が悪かったから...」

「あーそうだよ!元はと言えばお前がハキハキしないから!」

福ちゃん
「え、えっと...すいません、貴方の名前は...?」

「ああ、こっちもカリカリして悪かったよ...俺っちはオレンジ味グミの妖精でオーレって言うんだ、グミラは相棒さ」

クラマ
「グミの妖精...そんなのもあるのか」

福ちゃん
「うちにだって紅茶の神様がいるんだし、不思議なことじゃないと思うけど?」

オーレ
「へーっ、本当に変わってる所だねぇ」

89 < 90 > 91