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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 237ページ)
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メイドウィンはデーリッチ、ローズマリー、メニャーニャを監理局の会議室に集めた
~もう1つの時空監理局~
ローズマリー
「あの世界が滅んだ!?」
デーリッチ
「ロズムントさん...」
メイドウィン
「いや、世界が滅んでもメイドウィン死ぬわけじゃないから、ロズムント氏の魂とやらもどこかに居るはずだけどな...今捜索中だ」
ローズマリー
「それならいいですが...」
デーリッチ
「....っ」
メイドウィン
「その、ロズムント氏は奴と剣時代から友人関係にあったそうだな、恐らくだが知られたくない事実をロズムント氏は知っているということに...」
ローズマリー
「なるほど...よくある口封じという奴ですか」
メニャーニャ
「しかし、そこまでされると余計に気になりますね...当時の彼の事を」
メイドウィン
「ああ...全く不思議な気分だよ」
ローズマリー
「他人事みたいに言わないでください、彼も一応貴方なんですからね...」
メイドウィン
「そう、不思議なのはそこなんだ...たくっちスノーの事を覚えているか?」
メイドウィン
「彼はリニュ前にせよ、今にせよ...運動祭とENDとやらの件で君らに二度殺されたそうじゃないか」
メイドウィン
「つまり、どんな性格になろうと歩んでいた過去は何一つ変わらない...そういうことだよな?」
メニャーニャ
「え、ええ...それが?」
メイドウィン
「それなら俺だって、あいつと同じ過去を持っていないとおかしいはずだろ?」
デーリッチ
「あっ...そういえばそうでちね、見に覚えとか無い?」
メイドウィン
「ないない!確かうちの剣は男だったし...いや、ロズムント氏と深間違えたかな...うーん、でも何千年も前の記憶だし...」
ローズマリー
「...はっきりしてないんじゃないですか」
メイドウィン
「面目ない...なんというか、ルミナと結婚する前の記憶が無くてな」
デーリッチ
「ロズムントさんに会えば何か思い出せるかな」
メイドウィン
「多分ね...ロズムント・トレザートという名には覚えがあるし、また何かわかったらすぐ知らせるから、マガイモノ屋にもよろしく」
ローズマリー
「分かりました...それでは」
デーリッチ
「バイバイでち!」
メイドウィン
「ああ!」
...
マクスウェル
「よう、ハグレ王国...」
メニャーニャ
「マクスウェル、あれから上手くやっているんですか?」
マクスウェル
「バカにするなよ、僕だってそこまで落ちぶれちゃいない」
ローズマリー
「私達に何か用なのか?」
マクスウェル
「ああ、1つ言っておこうと思ってな...」
マクスウェル
「僕なりに観察して分かったんだが、黒影...名無しの怪物の方にとっての敵は二種類あるんだ」
メニャーニャ
「二種類?」
マクスウェル
「そう、1つは『自分の計画を邪魔するもの、あるいは邪魔する可能性があるもの』」
デーリッチ
「計画って、たくっちスノーが言っていた...」
ローズマリー
「リメンバーツルギプロジェクト...諦めてはいないだろうな...」
メニャーニャ
「それでもう1つは?」
マクスウェル
「自分の思い通りにならない生き物だ」
メニャーニャ
「はい?それって貴方の嫌いなタイプではありませんか?」
マクスウェル
「一緒にすんじゃねぇよ!!」
マクスウェル
「...で、あいつは上手くいかなかったらすぐ投げ出すタイプだからな、プロジェクトなんて上手くいくはずもないだろうな」
ローズマリー
「...お前は私達に何を言いたいんだ?」
マクスウェル
「まだ分からないのか?お前達は黒影が一番嫌いなタイプなんだよ」
マクスウェル
「あいつは絶対お前達を潰しに来る、いかなる手を使ってでも...ハグレ王国を消しに来る」
マクスウェル
「かつての僕以上の事を、名無しの怪物はしでかすだろうな...」