完結小説図書館
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 237ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 ざくざくアクターズ ざくアクZシリーズ 短編集
10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~ 130~ 140~ 150~ 160~ 170~ 180~ 190~ 200~ 210~ 220~ 230~
*141*
ナイトローグ
「ハアアアアア!!」
ローグ
「フッ!!」
ナイトローグとローグの拳がぶつかりあう...しかし、ナイトローグの方が遠くへ吹き飛ばされる
龍我
「ナイトローグ!」
ローグ
「未だにナイトローグを使うお前では、仮面ライダーとなった俺には敵わない...」
カオスフェイカー
「ならこれでどうだ!!」
ローグ
「こざかしい!」ドカッ
カオスフェイカーは触手を伸ばすが、難なくかわされ腹を蹴飛ばされる
カオスフェイカー
「ぐはっ!」
ナイトローグ
「クッ...そっちはどうだ!?」
ニセデーリッチ
「アアアアア!!」バキッ
ローズマリー
「うっ...ダメです、避けるのが精一杯で!」
ニセヅッチー
「フオオオオ!!」
プリシラ
「うっ...ヅッチー...!!」
ニセメニャーニャ
「ウオアアアアアアア!!」
メニャーニャ
「くっ...こいつ本当に私を元にしているんですか!?」
ニセマガイモノ達は力に身を任せ、物を壊しながら暴れまわる
マクスウェル
「下手なじゃじゃ馬より厄介だ...」
クラマ
「お前マガイモノを殺せる存在なんだろ、さっさとやっちまえ!」
龍我
「おう...くらえ!!」
ガ・キーン!!
龍我はニセデーリッチに殴りかかるが、弾き返される!
龍我
「いてぇ!!」
ローグ
「無駄だ!その鎧はライダーシステムでも砕けない混ぜ合わせた特殊な金属を使わせている...マガイモノキラーだろうと潰せはしない」
ニセヅッチー
「ハウウウ!!」
龍我
「うおっ!!」
ニセヅッチーの拳が龍我を吹き飛ばす
ローグ
「そしてその硬さは防御だけではなく攻撃としても使える」
福ちゃん
「大丈夫ですか!?」
龍我
「問題ねぇ、すぐに再生する!」
ローグ
「チッ...ならば、潰しやすい奴から潰す、フォーメーションだ!!」
ニセデーリッチ
「アアア...」
ニセヅッチー
「ウウウ...」
ニセメニャーニャ
「フーッ...」
メニャーニャ
「フォーメーション?」
カオスフェイカー
「何をするつもりだ...?」
ローグ
「ハァッ!!」
ローグ達は上空へと飛び上がり...
ローグ
「...まずは貴様だ、青色の王!」
【クラックアップフィニッシュ!!】
プリシラ
「...まずい!」
デーリッチ
「えっ?」
カオスフェイカー
「しまった!狙いはデーリッチだ!!」
ローグ
「死ね!!!」
ニセデーリッチ
「アアアアア!!」
ローグ達がデーリッチに目掛け...!!
デーリッチ
「あっ...!」
ローズマリー
「デーリッチ!!」ビュッゴオオ
ローズマリーは咄嗟にデーリッチの目の前へと走り、ローグに向けて魔法を放つ
ローグ
「ぐっ!」
ニセヅッチー
「ウウッ!」
ニセメニャーニャ
「グアアッ!!」
ローズマリーの放つ氷はローグの狙いを反らし、マガイモノ二人を落とす...が
ニセデーリッチ
「ウアアアアアア!!」
グシャッ
ローズマリー
「がっ....!!」
ローズマリーはニセデーリッチの蹴りを受け、地面に叩きつけられる
デーリッチ
「ローズマリー!!」
メニャーニャ
「マリーさん!!」
ローグ
「...仮面ライダーの全力を直撃か、即死とはいかなくともすぐに死ぬだろうな」
カオスフェイカー
「貴様...!!」ビャッッッ!!
龍我
「許さねぇ!!」
カオスフェイカーと龍我の怒りから放った一撃がニセデーリッチの鎧を突き抜け、黒い液体を吹き出させる
ニセデーリッチ
「あああああああ!!」
ローズマリー
「....ハァッ、ハー」
デーリッチ
「ローズマリー!!死んじゃ嫌でち!!ローズマリー!!」
デーリッチは必死に血まみれのローズマリーに呼び掛ける
...ローズマリーにニセデーリッチが吹き出したマガイモノ成分が付着したことにも気付かず、呼び掛けた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
...私は、どうなったんだろう
痛みは感じないのに...目は開けられない、何も聞こえない。
体が...動かない
『....!』
「....!!」
何か...聞こえてくる...!
...
「初めまして氷室幻徳、俺は黒影だ」
『黒影...何のために俺を拉致した?』
「元ファウストの幹部なら、この兵器を強くする方法を知ってるよね?」
『これは...生物兵器か、こいつらを強くすれば俺は帰れるんだな』
「うん」
これは...何だ?
...
『立て!!貴様はその程度か!!』
「あ....あああ!!」
『生物兵器が殺人を躊躇うな!殺せ!肉を千切り骨を砕け!』
「ウオアアアアアア!!」
...これは、あのマガイモノ達の、記憶?
...
『立て!!貴様は全てを破壊する兵器なのだ!!』
「ヴぇ...うああ!!」
「どう?幻徳」
『力や技術は対したものだが...心が軟弱では木偶の坊にしかならない』
『それに体が崩れるのはどうにかならないのか、まるでゾンビだ』
「ヴ...」
「急いで作ったから体も形成しきれてないんだよ...あ、そうだ鎧を生やそう!固そうな合金持ってない?」
「後...言うことを聞かせる方法ってある?自分の思い通りになる方法」
『この程度の生き物なら脳にチップでも埋めてリモコン操作してやればいい』
「おおー!いいねそれ、つるぎちゃんの脳にもぶちこんでやればよかったよ!」
『...だがそれでいいのか?』
「非人道的って?あの子たちは兵器だ、デーリッチ達を殺すためだけに作ったんだよ?」
「これが兵器の正しい扱いだよ」
「...うう」
「...た け て」
...ああ、そうか、あの子たちは...苦しんでいたのか
こんなの...誰だって望まないよ
「ローズマリー...」
誰かが、私を呼んでいる
「ローズマリー!!」
私を呼んでいるのは...デーリッチ?
「...あ、うう」
あそこで苦しんでるのも...デーリッチ。
私は...デーリッチを守るって決めたじゃないか
目の前であの子が苦しんでるのに...
ここで、死んでたまるものか!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ナイトローグ
「...くっ」
龍我
「ちくしょう...」
メニャーニャ
「あのフォーメーションをどうにか崩さないと...」
ローグ
「さっきは仕留め損ねたが...今度こそ奴を!」
カオスフェイカー
「王さまは狙わせない!!」
ローグ
「ハハハハ...目的も果たせぬまま、無様に死んでいけ!!」
【クラックアップフィニッシュ!!】
プリシラ
「また来る!」
デーリッチ
「...ま、負けないでち!」
ローグ
「ウオアアアアアアア!!」
「させるか!」
ボン
ローグの蹴りがデーリッチに向かう瞬間、大きな爆発が起きる
ローグ
「うああっ!!」
福ちゃん
「今のは...フレイム?」
メニャーニャ
「まさか先輩が...?でも、どこにも」
かなちゃん
「あそこに立っているのは...」
ナイトローグ
「...そんな馬鹿な!?」
ローズマリー
「デーリッチ、君を遺して私は死んだりなんてしないよ」
デーリッチ
「...ローズマリー!」