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ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 237ページ)
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リニュ前たくっちスノーが現れた日の後日...マガイモノ屋は静かだった

たくっちスノー
「.....」

福ちゃん
「.....」

龍我
「なんだよ、このどんより具合は」

たくっちスノー
「気も落ちるだろ...何せ、別の世界線の自分の事を知ってしまったのだから」

福ちゃん
「ええ...ローズマリーさんも相当カリカリしているみたいで...」

クラマ
「いつ襲ってくるかも分からないですからね」

福ちゃん
「私達も気を付けないと...ね、クラマ君」

クラマ
「はい...」

龍我
「だからって本業を疎かには出来ねぇ、まだ沢山依頼が来ているんだからな...」

福ちゃん
「そうね、えーとこの依頼は...えええっ!?」

福の神は持っていた手紙を思わず投げ捨ててしまう...

クラマ
「ど、どうしたんです福の神様!?一体誰から...ええっ!?」

たくっちスノー
「ん、これは.....!!」

手紙の差出人はこう書かれていた...

【シャドー・メイドウィン・黒影】

龍我
「俺の世界線の局長からか...」

たくっちスノー
「...うちの世界線のは死んだし、きっとリニュ前だよ、呼び出すね」

クラマ
「もし違ってたらどうするんだ?」

たくっちスノー
「責任は自分一人で取る...良いですか?福の神様」

福ちゃん
「...どうぞ。」

たくっちスノー
「開け、パンドラの門!」

たくっちスノーが魔法を唱えると、ソファーにメイドウィンが転送される

メイドウィンはすぐに状況を理解して話しかける

メイドウィン
「あっ...久しぶりだな、万丈、それにたくっちスノー。」

たくっちスノー
「急に呼び出してごめん...これを書いたのは黒影だよね?」

メイドウィン
「ああ、俺だよ...」

クラマ
「メイドウィン...だったな、お前どの面下げてこの世界に頼んできた?」

クラマ
「お前がやってきた事で、ハグレ王国がどれだけ迷惑をかけたか...」

メイドウィン
「...名無しの怪物の事か、もちろんそれを承知した上だよ」

メイドウィン
「...でも、ここにたくっちスノーがいるって聞いたから」

クラマ
「.....」

たくっちスノー
「分かっているよ...でも、意外だよ」

メイドウィン
「えっ?」

たくっちスノー
「自分にとっての黒影は、完璧で、最高で...正に欠点なんて無い存在と思っているんだ」

たくっちスノー
「そんな貴方が悩みなんて...」

メイドウィン
「お前は俺を完璧だとかベタ誉めするけどさ、俺だって生き物だから悩みの一つくらいあるよ」

龍我
「まぁそうだな...手紙によるとスランプだとか」

福ちゃん
「スランプ...やはり局長の仕事は大変で?」

メイドウィン
「いや、そっちは全然さ...その、龍我は俺の趣味は知ってるよな」

龍我
「食べることだろ?時空中の食い物を食べて回っているという...」

メイドウィン
「...スランプっていうのはその事なんだ」

龍我
「はあ?」

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