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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 237ページ)
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一週間後...
龍我
「ひ、酷い目にあった...」
たくっちスノー
「お、おう...大丈夫か?」
龍我
「まあな...それで、仕事はどうだ?」
福ちゃん
「まぁまぁ...かしらね」
たくっちスノー
「今日は...ん?これは...」
たくっちスノーは手紙の中からまた、見覚えのある物を見かける
龍我
「なんだ、また知り合いか?」
たくっちスノー
「うん...なんだか重要そうだし、これでいいかな?」
福ちゃん
「今のところ、なるべく早く済ませてほしいという依頼もないし構いませんよ」
たくっちスノー
「ありがとう...開け、パンドラの門!!」
たくっちスノーは魔法で依頼人を召喚する
「うっ...前にもこんなことあったにゃむ、こんな事するのは...」
たくっちスノー
「その独特の語尾は...やっぱりお前が、ムニャウ!」
ムニャウ
「やっぱりお前か、前触れもなく召喚はやめてほしいにゃむ」
たくっちスノー
「ごめんごめん...」
福ちゃん
「万丈さん、彼は?」
龍我
「いや、俺も知らねぇ...」
たくっちスノー
「ムニャウはある旅の時にボディーガードとして召喚したことがあるんだ」
ムニャウ
「あの時は無茶苦茶で酷かったにゃむ...」
たくっちスノー
「ボディーガード代はたんまり払ったから良いじゃないかよ~」
ムニャウ
「はぁ、こっちだってあまり暇じゃ...ん?そこの緑色、もしかして烏天狗にゃむか」
クラマ
「ああ、よく分かったな」
ムニャウ
「仕事柄、妖怪をよく見るからすぐ分かるんだにゃむ...」
たくっちスノー
「それで頼みたい事って?」
ムニャウ
「それなんだけど...確かたくっちスノーはムニャウのやっている仕事を知らないはずにゃむ」
たくっちスノー
「仕事?そういえば聞いたことがなかったな...基本的にどんな事を?」
ムニャウ
「...基本的には、悪霊を叩き潰したり、黄泉国と呼ばれる冥府へと送ったりとかをしているにゃむ」
ムニャウ
「...なんだけど、この間の事にゃむ...黄泉国の門が破られて悪霊があっちこっちへと逃げていったんだにゃむ」
福ちゃん
「何ですって!?」
龍我
「悪霊ってどれだけやべーんだ?」
ムニャウ
「悪霊は意識の外に出た魂を食らう、いわば人殺しと同類にゃむ」
クラマ
「そんなのが大量に...か、これは俺たち神としてもほっとけない事態だな」
福ちゃん
「ええ...すぐに向かわないと...」
「ヘーイ、マガイモノ屋、ちょっとユー達に頼みたいことが...オー」
ムニャウ
「何にゃむ、今忙しいんだ...なっ」
マガイモノ屋に入ってきた女性を見て、ムニャウは固まる
たくっちスノー
「ん?どうかしたの?」
ムニャウ
「お前は...『手繰る魂のイリス』...なんでこんなところにいるんだにゃむ...!?」
「ハッハッハ、誰かと思えば夢見屋じゃないか」