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*11*
~魔王城~
ダークネスⅢ
「そういうわけで具現化会議の結果魔法におがかかることになったから」
魔王
「そんな急に言われても困るのだが...」
ドラゴナス
「とはいっても魔王様、あんま対した事じゃないっすよ」
ニンニン
「魔王城で魔法を使うのは魔王様ぐらいでござるからな」
ダーエ
「俺だって一応使えるっての!」
ムシャ
「見たことないぞ」
ダーエ
「使う前にアレックスに吹っ飛ばされるんだよ!」
ダークネスⅢ
「そうかしら...貴方みたいな変態に寄り付く具現化なんていないと思うんだけど」
魔王
「まぁそれはそれとして...一発使うのにどれだけかかるんだ?」
ダークネスⅢ
「300Gくらい頂戴」
魔王
「む、意外と安いんだな」
ダークネスⅢ
「ええ、一発発動するのに1000円は嫌でしょう?」
魔王
「相手に当てられなくて1000円は確かにちょっとな...」
ダークネスⅢ
「なら決定ね、今後ともよろしく」
ニンニン
「ははは、お小遣いを与える相手が増えただけでござるな」
魔王
「む、言われてみればそうだな、ははは」
ダークネスⅢ
「まったく...」
...
たくっちスノー
「しっかし有料ねぇ、皆何に使うんだろ」
ヒールⅢ
「皆目検討もつかんな」
ゴメス
「ウィンディ、元気にしてるかー?」
ウィンドⅠ
「あ、ゴメスさん」
たくっちスノー
「誰こいつ?」
ウィンドⅠ
「貴方とは別の契約者さんです」
ヒールⅢ
「なんだお前こそ尻軽じゃないか」
ウィンドⅠ
「私の契約者はティーさんとゴメスさんだけですから!」
ゴメス
「ははは、その様子だと元気そうで何よりだ」
たくっちスノー
「ゴメス...職業は漁師、漁師も魔法使ったりするんすね」
ゴメス
「船を動かすのに風魔法は必須だからな、ウィンディのおかげで風の吹かない日でワシはいつでも仕事できるんだ」
ウィンドⅠ
「いえ...」
たくっちスノー
「でもあまり乱用は出来なくなったっぽいですよ」
ゴメス
「ああ、金がかかるようになったんだったか?」
たくっちスノー
「そうそう」
ゴメス
「まぁ大丈夫だろ、ウィンディもわてりも下級魔法だし」
たくっちスノー
「念のため聞いてみたら?」
ゴメス
「おーいわてりー」
わてり
「なんです...あ、たくっちスノーさん久しぶり!」
たくっちスノー
「かくかくしかじか」
わてり
「あーなるほど、なんかお姉ちゃんに用事なんて珍しいと思ったらそんな話してたんだ」
わてり
「そうだな~、ウォーターⅠは契約してる人も多いし10Gでいいかな」
わてり
「10Gでも100回使えば1000Gになるし!」
ライチ
「おーっす、ウィンディ死んでるか~?」
ウィンドⅠ
「あ、ライチさん!」
わてり
「ねぇライチ、そっちにも有料の知らせって来た?」
ライチ
「あー、それなんだけどね」
ライチ
「ほぼ解約に近い状態になったわ」
ウィンドⅠ
「えっ」