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*12*
~数分前、アレックス宅~
アレックス
「姉貴、姉貴!あとリナもちょっと来てよ!」
レナックス
「何だい騒々しいね」
リナックス
「どうしたんよ兄ちゃん、今からむーちゃんとこ行くんだけど」
アレックス
「魔法を使うのに金が必要になったんだってさ」
レナックス
「はい?」
~~~
レナックス
「そりゃまた急にねぇ...」
ライチ
「しょーがないじゃん、決めたのは私じゃなくて上級魔法どもなんだし」
リナックス
「具現化の皆もお金使うんだね」
ライチ
「まぁやみっち(ダークネスⅠ)だとかみたいな契約せずに自力で稼いでる奴もいるからねー」
レナックス
「ちなみにスターライトⅠを使うのにはいくらかかるの?」
ライチ
「一月で1000Gくらい?」
アレックス
「お小遣いかよ!」
リナックス
「えーずるいよ!私は一週間で200Gしか貰ってないのに!」
ライチ
「魔王倒して得た金があるでしょ、だいたい普段はスターライトⅠ使わないんだからいいじゃん!」
レナックス
「それなのに金取るつもりなのあんた!?」
ライチ
「ダメ?」
アレックス
「ダメだ!いくらなんでも高すぎる」
レナックス
「大体この家に住まわせておいてお金取ろうなんて」
ライチ
「うっ...」
リナックス
「あ、そうだ!こうしない?」
...
ライチ
「ってなわけでリナックスの案でこれから先野宿で生きていくことになりそうなんだ」
わてり
「それはライチが悪いと思うよ、私だってマイホームで過ごしてるのに」
たくっちスノー
「魔法のくせにマイホームあんのかこいつ」
ゴメス
「ウォーターにとっては海の全てが家みたいなものじゃからな」
たくっちスノー
「あ、なるほど」
ウィンドⅠ
「私も普段は先生の家で過ごしてますし...」
ライチ
「これから先何食っていけばいいんだー!」
たくっちスノー
「一ヶ月で1000Gか」
ヒールⅢ
「もう野生に帰れ」
ライチ
「人を動物みたいな言い方すんな!」
ライチ
「あっそうだ!やみっちなら独り暮らしのコツとかあるかもしれない!」
ライチ
「んじゃまた後で」ダダダダダ
ゴメス
「アレックスの家も大変なんじゃなぁ」
たくっちスノー
「自分ちょっと他の具現化を見てくる」
ウィンドⅠ
「いってらっしゃい」
たくっちスノー
「テレポート発動!」
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フレイムⅢ
「かくかくしかじか」
ブライアン
「えっ、魔法使うのに金かかんの!?」
キャロル
「あんたはMP0だからどっち道使わないじゃないのよ」
ブライアン
「そりゃそうだけど...」
キャロル
「なんであんた、戦士のくせに魔法、それも上級全体の特上型となんか契約してんの」
ブライアン
「将来子供が生まれたときに遺伝とかするかもしれないだろ!」
キャロル
「なんか漫画で読んだことあるわね、父親の遺伝で筋力全振りなのに魔法使いに憧れる少女の奴」
ブライアン
「なにそれ俺も読んでみたい」
キャロル
「で、あんたはなんで契約してんの」
ブライアン
「だって一人だとなんか寂しいじゃん」
ブライアン
「妹はずっと旅してるし、ジャンヌの奴は城の警備で忙しいし、こうやって俺んち遊びに来るのなんてキャロルぐらいだぜ?」
キャロル
「そう、じゃあ私も来ないようにしようかしら」
ブライアン
「それはマジで勘弁して」
フレイムⅢ
「.....」