完結小説図書館

<< 小説一覧に戻る

「もしも」で始まるRTP世界(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 123ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 短編集 VIPRPG 
 >>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック

10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~

*22*

~魔王城~

魔王の部屋に突如メビウスが上がり込んでくる

メビウス
「親父!宿題手伝ってくれ!」

魔王
「えっどうしたの急に」

メビウス
「いいから!」

魔王
「えー...勇者は来ないし別にいいけど、なんで私?恍惚とかに教えてもらえばいいじゃん」

メビウス
「あいつスイッチが入るとポエム入って頭に入ってこないんだよ」

魔王
「後でキツく叱っておく」

魔王
(宿題か...むーちゃんには父親らしいことをあまりしてやれなかったからな、たまには悪くないだろう)

魔王
「いいぞ、どこが分からないんだ?」

メビウス
「えーと、これ」

魔王はメビウスを椅子に座らせ、問題集を確認する

【ワイバーンには加工すると風邪薬に出来る部分がある、それは何処か?】

魔王
「あー、これは角だよ」

メビウス
「角?でもドラゴナスに角は無いだろ?」

魔王
「見えないところで定期的に抜いてるそうだ、まぁ爪みたいなものだね」

メビウス
「へー...じゃあこれは?」

【ダークエルフの弱点を答えなさい】

魔王
「えーと確か...ある呪文が苦手だったな」

メビウス
「呪文?魔法じゃなくて?」

魔王
「うん、唱えるだけでいいんだ」

メビウス
「マジか!実用性ある?」

魔王
「うんあるある、その呪文は...」

...

~アレックス宅~

ライチ
「で、私の契約方法はまずこれだね」

ライチは一つの書類を渡す

アレックス
「なんだこれ?」

ライチ
「もし魔法を使って何かとんでもない事が起きても魔法具現化は責任に問われません的な書類」

リナックス
「あー、ゲームの利用規約とかにあるアレだね」

アレックス
「俺そういうの飛ばすからよく分からん...」

ライチ
「んで、次に捧げ物を...」

アレックス
「捧げ物!?」

ライチ
「激レア光魔法だぞ!それくらいはやってもらわんと」

リナックス
「そんなことしてるから兄ちゃん以外に契約者いないんじゃ」

ライチ
「アアアアアアアアーーーーッ!!」

アレックス
「で、何がいるの?」

ライチ
「え?気分で変わる」

リナックス
「気分で変わる...っと」

アレックス
「...なんか、怖いんだけど、もし俺が勇者じゃなかったら何を請求するつもりだったんだ?」

ライチ
「多分左目とかそういうのじゃない?」

アレックス
「こわすぎるわ!!」

21 < 22 > 23