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*49*
~キャロルの城~
アレックスはキャロルの目の前にテレポートする
アレックス
「キャロル、うちの国の王見てない?」
キャロル
「え?ポテチハゲの事?」
アレックス
「ポテチハゲ!?」
キャロル
「私は見てないけど?」
アレックス
「あーやっぱりか...」
キャロル
「あんた、あのポテチデブハゲ野郎探してんの?」
アレックス
「さっきより暴言酷くない!?」
キャロル
「あら、人間であのジジイを好きな奴なんて存在しないと思ってたのに」
アレックス
「マジで!?」
キャロル
「ほらこれ、あんたの家族」
キャロルは水晶でアレックスに映像を見せる
リ*ックス
「あの人いつもポテチか足見てるんですよー」
*ナックス
「なんか身体中から変な臭いが」
それを見たアレックスは思わず涙を流す
アレックス
「姉さん...リナ...」
キャロル
「あ、あと古いのだとこんなのも」
レ*ックス
「あまり人前では話せないが...彼の体臭は毒魔法よりしんどいものだった」
アレックス
「父さんまで...つーかあの王様何年も前から臭かったのかよ...」
キャロル
「と、こんな調子よ...あんたそれでもあの王様を探すつもりなの?」
アレックス
「う、うーん.....どんなに最低な奴でも、なんかいないと調子狂うんだよ」
キャロル
「というと?」
アレックス
「なんかさ...トムを追い出したあとのジェリーみたいな感覚がするんだよ」
キャロル
「要するに一緒じゃないと落ち着かないってわけ?王に呼び出されないとニート同然なだけあるわね」
アレックス
「うっさい」
キャロル
「何なら求人出してあげようか?」
アレックス
「余計なお世話!」
...
~ヒールⅢの病院~
たくっちスノー
「へー!じゃあどこにもいないんだあの王様」
ブライアン
「ああ!世界のどこを探しても死体が見つからないんだよ」
ウィンドⅠ
「死んでること前提なんだ...」
たくっちスノー
「でも困らないの?国民はともかく城の皆は...」
ブライアン
「まーあの王様も年だしな!王がいなけりゃ姫が継ぐだけだし、婚約を誓った王子もいる!俺達警備部隊が守るのがそいつらになるだけさ!」
たくっちスノー
「じゃあ本当に信用されてないんだ...ああ」
ウィンドⅠ
「どうかしましたか?」
たくっちスノー
「いや...昔の事を思い出したんだ、僕もかつては誰にも信用されてなかった」
たくっちスノー
「まぁ、悪いことしかしてなかったから当然なんだけど」
ブライアン
「へぇ...」
たくっちスノー
「...おっと!カザヤさんの仮住居でも作っておかないとな」
たくっちスノーはテレポートで何処かへと向かう
たくっちスノー
「カザヤさん、一緒に行こう」
カザヤ
「どこに...?」
たくっちスノー
「黄泉国へ王様を迎えに行くんです」
カザヤ
「え?」