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*48*
アレックスは魔王城の近くに降り立ち、ノックする
アレックス
「おーい魔王いる?」
メビウス
「いらない」
魔王
「キズツイタゾッ!!」
メビウス
「冗談だって、リナの兄貴がうちをノックなんて珍しいな」
アレックス
「まぁ今回はぶっ飛ばしに来たわけじゃないからな」
アレックス
「なぁ、うちの王知らない?」
魔王
「王?王というとポテチスキー王国のか?」
アレックス
「そうそう、なんか今朝から行方不明になってるんだって」
メビウス
「いや、俺たちは見てねぇぞ」
魔王
「ああ...奴が自分からここに来るとは思えないのだが」
アレックス
「...じゃあ、ナイの所かな」
魔王
「ナイの城にあのジジイを幽閉出来る場所があると思うか?」
アレックス
「うーーーん、それもそうか...マジでどこに行きやがった」
メビウス
「そいつって居なくちゃ困るのか?」
アレックス
「ええ?」
魔王
「ちょっとむーちゃん、ダメでしょそんなこと言っちゃ」
メビウス
「だってそうだろ?」
アレックス
「えーと...王様だから居なくちゃダメでしょ」
メビウス
「王さまだろうとなんだろうと、居なくていいならそれでいいだろ」
アレックス
「む...言われてみればそうだけど」
魔王
「ちなみにお前はいらないの?」
アレックス
「いらない」
魔王
「即答!?」
アレックス
「だって威張ってばかりだしポテチばっか食ってるし歯汚いし」
魔王
「散々だな!なんか同情するよ貴様に!」
アレックス
「そうかー知らないか、じゃあ次はキャロルの所にでも行ってくるか、またな魔王!」
魔王
「あ、ああ...気を付けてな」
アレックスはテレポートで飛んでいく
メビウス
「人間の王いなくなっちまったのか、どうしたんだろうな?」
魔王
「さあな...何より一番驚いたのはその人望の無さだ」
メビウス
「人間と話とかしないからな...」
魔王
「少し興味がある...ニンニン!ニンニンはいるか?」
ニンニン
「はっ!お呼びでござるか魔王様」
ニンニンは魔王の背後に現れる
魔王
「ポテチスキー王国で王の評判を調べてこい」
ニンニン
「了解でござる!」
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~ヒールⅢの病院~
ブライアン
「おっす!」
ヒールⅢ
「帰れ」
ブライアン
「茶化しに来たんじゃねぇって、治療だ治療!」
ヒールⅢ
「そうならそうと早く言え」
たくっちスノー
「あ、ブライアン氏」
ブライアン
「お、先客かい?」
たくっちスノー
「あんた確か城の警備の隊長でしょ?いいのこんな町外れの病院で」
ブライアン
「王さまが戻るまで好きなように休めって命令してある!」