完結小説図書館
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~
*47*
【第七話】
『もしも王様がいなかったら』
ある日ポテチスキー王国のいつもの王様がいなくなる。
これは一大事!?と思いきや...
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
大臣
「魔王」
アレックス
「質問」
大臣
「どうした勇者よ」
アレックス
「いつものは?」
大臣
「知らん」
アレックス
「知らんってお前」
大臣
「今朝この城で王様だけいなくなってた」
アレックス
「いやいやいや大事じゃないっすか、こんな呑気に魔王把握してる場合じゃないっしょ」
大臣
「魔王城に居るかもしれない、連れ戻してこい」
アレックス
「なるほど把握...」(無いと思うけどな...)
~ヒールⅢの病院~
わてり
「なんかポテチスキー王国の王様が失踪したんだってさ」
ウィンドⅠ
「えっ、そうなんだ...今大変だろうなぁあそこ...」
ヒールⅢ
「そうでもないと思うがな...」
わてり
「まーあの王様人望ないもんねー、勇者に新味ポテチパシらせた件とかで」
ウィンドⅠ
「でも、魔王さんって人望ありますよね?なんで王様は無いんでしょうか...」
ヒールⅢ
「娘が生まれてからというもの、奴は随分丸くなったものだ...」
わてり
「この病院でむーちゃん生まれたのもう何年も前なんだなぁ...」
ウィンドⅠ
「うわぁ王様の話題があっというまに無くなった、本当に人望ない」
ヒールⅢ
「それはそうと...」チラッ
ヒールⅢはたくっちスノーの方を見る
たくっちスノー
「こちらがRTP界と呼ばれる...」
カザヤ
「前に...ムニャウから聞いている」
たくっちスノー
「あれ、ムニャウを知ってたんだ」
ヒールⅢ
「なんだそいつは」
たくっちスノー
「いやー、召喚って定期的に使わないと鈍っちゃうんでさ?とりあえずムニャウを召喚しようとしたら...」
カザヤ
「やぁ...」
ヒールⅢ
「何してんだお前!?」
たくっちスノー
「まぁまぁ!危害を加えるような人は呼ばないからさ...」
カザヤ
「うん...」
ウィンドⅠ
「あ、マスター、ちょっといいですか?」
たくっちスノー
「どうかしたの?」
ウィンドⅠ
「今朝、ポテチスキー王国の王様が失踪したそうです...何か知りませんか?」
たくっちスノー
「へー、あのポテチ依存症がねぇ....うん、自分は何も知らんし関係ないよ」
ヒールⅢ
「信じられんがな...」
たくっちスノー
「えー?そんな信用ない?」
ヒールⅢ
「ない」
ウィンドⅠ
「ないですね」
カザヤ
「ない」
たくっちスノー
「初めて会う人にまで....」