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*67*
~魔王城~
一方魔物側...魔王が恍惚を連れて王室へと帰還する
嫁様
「おかえりなさい、あなた」
魔王
「ああ...むーちゃんはどうしてる?」
嫁様
「自分の部屋で眠っているわ」
魔王
「そうか...」
嫁様
「何をしてきたの?」
魔王
「まぁ対したことじゃないよ、会議...みたいなものさ」
恍惚なる闇
「ハガネを対処するために至るメンバーの代表が集まったんですよ」
魔王
「実はナイも参加した...非常事態ゆえにやむを得なくてな」
嫁様
「それでどうなの?」
魔王
「未知の生物ハガネ...詳細不明、正体不明、目的不明...私たちは奴らの狙いを探ることを目標とすることを発表した」
恍惚なる闇
「奴等が何故生き物を襲うのか検討が付けばある程度策も浮かびますからね」
魔王
「四天王の奴等には既に調査に向かわせている、ただ...ポテチスキー王国の王は相変わらず平和ボケ状態だ」
恍惚なる闇
「まぁ、無理もありませんかね...今まで非常時はアレックスになんでも押し付けてたようですし」
魔王
「うむ...そのアレックスですら苦戦となると、人間側は面倒だろうな」
魔王
「おっと、私達も休んではいられない...恍惚、この辺りのハガネの情報をまとめておけ」
恍惚なる闇
「分かりました。」
恍惚は図書室へワープし、魔王はゆっくりと玉座に腰かける
魔王
「ふぅ...ハガネの事が何か分かればいいが...」
ガチャッ
ダーエ
「魔王様!来ましたぜ、ハガネの新種が!」
魔王
「何、またか!?」
ダーエ
「ああ、今度はカニ型だ!」
魔王
「む...そういうわけだ、行ってくる」
嫁様
「大丈夫なの?もう数日は休まずに動き回ってるじゃない」
魔王
「ハハ...むーちゃんと遊んでやる暇もないな」
嫁様
「そうじゃなくて、貴方の体が...」
魔王
「私の事は心配要らないさ、この件が全て終わったら、ゆっくりと休ませてもらうよ」
嫁様
「.....」
魔王
「この城と娘を頼んだぞ」
嫁様
「...ええ、いってらっしゃい」
ダーエ
「こちらに...」
魔王
「ああ」
魔王はダーエと共にテレポートする
嫁様
「...なんだか不安ね、この騒動はどうやって収まるのかしら」
嫁様
「あの人が無事に帰ってくることを祈るしか出来ないなんて...お願い、誰か協力して...」
...
アレックスと魔王が動き出す数時間前、天の上では...
エルミー
「あのー、ここどこですか?」
たくっちスノー
「天界...神の居る場所です」
エルミー
「神?」
たくっちスノー
「はい、僕はこの世界の神...創造者(メイドウィン)に用があって来ました」
たくっちスノー
「居るんですよね?女神カナエール」