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「もしも」で始まるRTP世界(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 123ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 短編集 VIPRPG 
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【第11話】
『もしもポテチが消滅したら』

ハガネタラバが海に流した成分の詳細、そしてハガネの目的を予想した恍惚。

その目的とは...!?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

魔王城の研究室、ここで恍惚はハガネタラバの泡が混ざった海水を解析していた...

ダークネスⅢ
「恍惚、魔王の代わりに来てあげたわよ」

恍惚なる闇
「ああ、Ⅲさんですか...どうもすいません」

ダークネスⅢ
「それでどう?海水なんか調べて何か分かった?」

恍惚なる闇
「明らかに異変が起きていますね...そこからハガネの目的を特定も出来そうなのですが...まだ断定できない、といったところですか」

ダークネスⅢ
「へぇ、そこまで分かるなんて流石じゃない」

恍惚なる闇
「いえ、別に対したことはしてませんよ...」

ダークネスⅢ
「それで伝言だけど、そろそろ会議に出発するから準備しろだそうよ」

恍惚なる闇
「はい、では軽くデータをまとめて出発の準備を...」

...

そして会議室

アンデッドナイ
「今日は遅かったですね、魔王さん?」

キャロル
「三十分くらい遅刻してたわよ」

王様
「ポテチポテチポテチ」

恍惚なる闇
「すみません...データをまとめるのに時間が掛かって...」

魔王
「すまない、だが恍惚が手がかりを探りとったそうだ、聞いてやれないか?」

アンデッドナイ
「ほう...どんなものでしょう?」

恍惚なる闇
「はい、カニ型の放つ泡に溶け込んだ海水を持ち帰り解析したところ...あることが分かったんです」

恍惚なる闇
「海中のプランクトンが通常の海と比べ60%も死滅していたのです」

アンデッドナイ
「プランクトン?魚が食べる餌ですか、ほれがなにか?」

恍惚なる闇
「確か、この辺りで最初にハガネを発見したのはブライアンさんでしたね?ちょっと聞きたいことがあるので呼んでもらえないでしょうか?」

王様
「ポテチポテチポテチ」

キャロル
「わかったわ、ブライアンに連絡入れとく」

魔王
「ブライアンを?恍惚、一体どんな仮説なんだ?」

...

ブライアン
「キャロル、俺に用ってなんなんだ?」

キャロル
「正確には私じゃなくてこいつが用あるって」

恍惚なる闇
「どうも、魔王軍の恍惚なる闇です...今はハガネの研究をしていますが」

ブライアン
「お!まさかハガネについて何か分かったか?」

恍惚なる闇
「...その前に聞いていいですか?」

ブライアン
「なんだ?」

恍惚なる闇
「...ハガネドラゴンを目撃する直前、貴方、あるいは兵士の誰かが食事中だったのではありませんか?」

ブライアン
「え、どうして知ってるんだ!?」

恍惚なる闇
「やっぱり...!!」

アンデッドナイ
「やっぱりというのは?」

恍惚なる闇
「これから説明します...ブライアンさん、その時の事を詳しく」

ブライアン
「ああ、あれは確か...」


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