完結小説図書館
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~
*92*
やみっち
「くそぉ...他に、他に食料は無いのか...」
やみっち
「うおお...魔王城は入れる気がしない、キャロル城はそれ以上に入れない」
やみっち
「つーか入れたとしても殺される未来しか見えねぇ」
やみっち
「アンデッドナイ城は...まず、飯があるかも分からない」
やみっち
「...あ、そういえば、ヒールⅢの近くにアパート出来たってウィンディの奴が行ってたな」
やみっち
「タカれる奴が...いるかもしれない...」
...
~ヒールⅢの病院~
やみっち
「さーてカモはどこにいるのかなー」
ヒールⅢ
「そのカモは私の物だ」ビュッ!
やみっち
「イェアアアアアア!!!」
アパートに近づいたやみっちの喉元にメスが突き刺さる
ウィンドⅠ
「あれ、やみっち...死んでませんよね?」
ヒールⅢ
「具現化に死の概念はない」
ウィンドⅠ
「.....」ジー
ヒールⅢ
「お前は...すぐ生き返るし仮死状態みたいなものだろ」
ウィンドⅠ
「ええー」
たくっちスノー
「うわなにこれ!!」
やみっち
「飯をくれ」
ヒールⅢ
「なんだ、やっぱりタカりに来たのかこいつは」
やみっち
「しゃーないでしょ収入も飯も家も無いんだから!」
たくっちスノー
「そうはいってもなぁ...アパートの皆も結構カツカツなんだよねぇ」
ヒールⅢ
「(この世界に限ってのみ)無職の集団だからな」
やみっち
「ちっ...飯はどこだ飯は」
ウィンドⅠ
「マスター、やみっちと契約してあげたらどうですか?」
たくっちスノー
「前にも言ったけど自分、MPはあんまり多くないからね?魔法はメル姉頼りだったし...」
ヒールⅢ
「どのぐらいだ」
たくっちスノー
「ファイアⅠを三回使ったらすぐ燃料切れになるくらい少ない」
やみっち
「脳筋型かよこいつ」
たくっちスノー
「どっちかと言うと器用貧乏型...つーわけで与えるほどご飯はない」
たくっちスノー
「あ、でもツナ缶ならあるよ」
やみっち
「ツナ缶!!」
やみっちはツナ缶を掴むと遠くの方へと走っていった
ウィンドⅠ
「アパートの皆さんって何食べてるんですか?」
たくっちスノー
「さぁ?自分は食べる必要ないし分かんない」
...
やみっちは小さなツナ缶の中にある微量のツナを必死に平らげる
やみっち
「食べ物...数時間ぶりの食べ物だ...」
やみっち
「はー、生き返った気分...さて、この後どうするかなぁ」
クレアス
「あ、お前がダークネスⅠだな...」
やみっち
「ん、誰あんた」
クレアス
「喉にメス刺さってるのはまぁいいとして...ちょっと来てよ」
やみっち
「お?ロリコン?言っとくけど私は高いよ?」
クレアス
「そういう意味じゃないから」