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*93*
~アンデッドナイ城~
ブライアンはクレアスによってナイ城に案内させられていた...
ブライアン
「...んー、俺に用件って何なんだ?」
アンデッドナイ
「おや、貴方はポテチスキーの所の...こんな夜中に何をしに来たんですか」
ブライアン
「お前の部下...クレアスの奴に呼び出されたんだよ」
アンデッドナイ
「クレアスにですか...で、肝心な彼はどこに?」
ブライアン
「他の奴を連れてくるとか言って姿を見せなくなった」
アンデッドナイ
「やはりですか...勝手にいなくなるのはいつものことですが...最近の彼、妙なんですよね」
ブライアン
「妙?」
アンデッドナイ
「ええ、どうにも何か抱えているのに話してくれない...なんだか、モヤモヤするんです」
ブライアン
「考えすぎじゃないのか?」
アンデッドナイ
「そうであってほしいですが...」
ガチャッ
クレアス
「ただいま、ナイ様」
アンデッドナイ
「クレアス!いつも言っていますが私の許可無く勝手に出歩かないようにしなさい!」
クレアス
「はいはい...」
ブライアン
「あれ?お前がつれてきたのってダークネスⅠ?」
やみっち
「お、確かブラブラブライアンじゃないか」
ブライアン
「ブラブラは余計だ」
アンデッドナイ
「なんとも関連性の掴めない二人だ...なぜこの二人を?」
クレアス
「ちょっと話したいことがあって」
アンデッドナイ
「それは私が聞いてはいけない内容で?」
クレアス
「いやいや...むしろ、ナイ様にも聞いてもらいたいことだ」
クレアス
「今から特定の人物と特定のしぐさを伝える、メモにでもして覚えておいてくれ」
アンデッドナイ
「はい?」
クレアス
「フレイムⅠ 左の髪をなでる ハーナス 三秒おきに左目だけで瞬きする 恍惚なる闇 中指で親指をこする」
クレアス
「最後に...アレックス 座ると5秒で体勢が変わる」
やみっち
「...は?なにそれ」
アンデッドナイ
「...クレアス、これらのキーワードに何の意味が...」
クレアス
「よーく覚えておけ、あと外部にはあまり漏らすな...と、じゃあまた」
アンデッドナイ
「待ちなさい、まだ話は...!」
クレアスはテレポートで何処かへと消えていく
ブライアン
「なんなんだ、一体...」
やみっち
「何かの合言葉...的な?」
アンデッドナイ
「.....」
ブライアン
「ん、何か引っ掛かるのか?」
アンデッドナイ
「いえ、なんでもありません」
アンデッドナイ
(...まさか)
END