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第十二話
【1つになった先に見えるものとは】
「...おい、起きろ!起きるんだ!」
のび太
「ん...もう朝?」
ドラえもん
「ちょっと、のび太君!!」
のび太
「え、なに!?遅刻!?」
ヴィーテ
「現在8時30分よ」
のび太
「うわ本当に遅刻だ!!」
のび太
『落ち着いて、今日は学校ないから』
のび太
「え...?あ、そうだった」
ジャイアン
「お前、焦りすぎだろ...」
のび太
「それで、ここはどこ?」
のび太は辺り一面を見渡すが、昨日の館が見る影もない程真っ白で、家具が1つもなかった
ドラえもん
「それが僕達にも分からないんだ」
のび太
「わからない?」
リーミナ
「はい...気が付いたらここに...一部、いなくなった人物も...」
スネ夫
「みんな、何処に行ったのかな...」
ビクトル
「エミリー いない おれ ふあん」
「どうやら全員目が覚めたみたいだね」
のび太
「..だ、誰!?」
のび太
『まって、この声は確か...』
みぃ
「そうです、わたしです」
のび太
『みぃさん!』
black
「彼が来る前に面倒なことになるとは...」
オールディス
「black!」
ジャイアン
「おい、どういうことだよ?ここは一体何処なんだ?」
black
「まぁ待て、先に我々から話させてくれ」
みぃ
「こういう時に限ってたくっちスノーはいないし....」
black
「初見の人もいるだろうから先に言っておこう、我々は敵ではない」
みぃ
「大変なことが起きたから、blackさんと力を合わせて急遽この世界を作ったんです」
のび太
「大変とか面倒とか、さっきから何のこと?」
black
「この話をしようにも、時空がどうとかに詳しい彼がいないからな...」
ヴィーテ
「私なら多少の事は理解できるかもしれないわ」
みぃ
「そっか...なら話しますけど、前にたくっちスノーは我々の知る時空の他に、もう1つ似たような時空があると言っていたんです、彼はアナザーワールドと呼んでいました」
のび太
『アナザーワールドの存在が僕とビクトルさんです』
black
「アナザーワールドの創作世界は大半が君たちの言うヘリオスとやらに破壊、支配され壊滅状態にある」
black
「そして私達もメイドウィンなりに個人でヘリオスの事を調べていたのだが、今日、つい先ほどとんでもない事が起きている事に気付いた」
のび太
「と、とんでもないことって....!?」
みぃ
「アナザーワールドが、私達の世界に引き寄せられている...」
black
「例えるなら、粘土のようにひとまとめになろうとしているんだ」
のび太
『なんだって!?そこまで進んでいたのか!?』
スネ夫
「どういうことなの?」
のび太
『僕や僕の仲間は、ヘリオスの本部にたどり着いてドラえもんと対峙している』
のび太
『その時ドラえもんは四つの世界の賢者を結晶に変え、世界を融合させた』
ジャイアン
「止められなかったのかよ?」
のび太
『...その時の僕は、文字通り復讐心に心を囚われ暴走し、ドラえもんどころではなかった、だから僕の責任でもある』
のび太
『でもまさか...そちらの世界まで1つになろうとしてるなんて思わなかったよ』
black
「その四人の賢者というのは?」
のび太
『天界の女神イシター、キノコ王国の姫君ピーチ、魔界の大賢者様、そして...しずかちゃん』
のび太
「....」
black
「なんだその人選は...前半はまだ納得できるが、後から適当になってないか」