完結小説図書館
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~ 130~ 140~ 150~
*11*
『だから無理だって言ってるじゃないか!』
『どうしてだよ!この役立たず!』
『無理なものは無理なんだ!!』
『この....!!!
『ドラえもんなんて....
『何処に...
『....のび太..く.ん..ひど..い...
ここでのび太?は目を覚ます、暗い押し入れに籠ってて、夢を見ていたようだ。
のび太
(あれからどれくらい経つんだろう...今更謝っても聞いてくれないよな、ドラえもん...)
のび太
「お待たせ!」
ドラえもん
「ちょっと長くなっちゃってごめんね」
のび太
『良いさ、気にしないでくれ』
のび太
「でも...ずっとここにいるわけにはいかないんでしょ?」
のび太
『そうだね...だけど知らないうちにここに来てしまったから、帰る方法が分からないんだ』
のび太
「ええ...ドラえもん、なんとかならない?」
ドラえもん
「うーん...僕の持っている品では無理かもしれない、22世紀で使えそうな道具無いか探してみるから、その間留守番お願いね、二人ののび太君。」
のび太
「いってらっしゃい」
ドラえもんはのび太の机の引き出しにあるタイムマシンに乗り、22世紀へと向かっていった。
.....
のび太?はその間、のび太の部屋を見渡していた
のび太
『...懐かしいなぁこの漫画、よく読んでいた作品だ』
のび太
「そっちには無いの?」
のび太
『こっちはゆっくり漫画を読む暇もなかったからね』
のび太
「そうなの!?」
のび太
『うん、君みたいにゆっくりテレビも見れないし、宿題をやる事も出来なかった』
のび太
「君の住む所、一体どうなってるの...!?ジャイアンやスネ夫は!?」
のび太
『あの二人かい?スネ夫は少し嫌味なところはあるし、ジャイアンは少し乱暴だけど、なんだかんだで良い友人だよ』
のび太
「あ、二人はちゃんといるんだ...」
のび太
『君がこちらのジャイアン達と会うかどうかは分からないけど、僕がこういう事を言っていたのは秘密にしておいてね』
のび太
「うん、分かったよ」
<おーい、のび太!
<野球誘ってやるからすぐ来いよー!
のび太
『あ、噂をすればそちらのジャイアン達だね』
のび太
「断ったら明日ぶん殴られるだろうしなぁ...ごめん、一人で留守番任せても良い?」
のび太
『分かった』
のび太はバットとグローブを持ち、慌てて玄関へと向かっていく....
一人になった自分の部屋で、のび太?は呟く
のび太
『....いずれヘリオスもここを嗅ぎ付けてくるだろう、それまでになんとかここを出ないと』
のび太
『....この世界の僕には、知られてはいけない、巻き込んではならない』
のび太
『なぁ、ドラえもん....どうにかしてくれよ....』
弱虫で怠け者で優しい、三つの特徴を持つ小学生、野比のび太。
そこから更に、かつての友への復讐心を抱いてしまった彼は、既に戻れない段階へと来てしまっていた。
彼はもう、既に『野比のび太』とは程遠い存在へと変わっているのだ。
のび太
『はは..僕はいつだったかな、ドラえもんに泣きついて、ドラえもんが道具を出してくれて、それで何かスゴいことをする...そんなことの毎日だった』
のび太?が空を見て、たそがれていると、ドラえもんが帰って来た
ドラえもん
「ただいま...あれ?君はどっちののび太君?」
のび太
『押し入れに入った方ののび太さ、君の方ののび太は今ごろジャイアン達と野球』
ドラえもん
「そっか...よいしょ、ねぇのび太君」
のび太
『なに?ドラえもん。』
ドラえもん
「そっちの世界でも、僕と君は仲良しなの?」
のび太
『え?』
....のび太..く.ん..ひど..い...
のび太
『....うん、大事な家族だよ』
ドラえもん
「のび太君、ありがとう。」
のび太
『うん...ドラえもんも、あっちののび太君と仲良くね』
その時だった
のび太
『!!!』
殺気、長年の勘からのび太?はすぐに分かった、来た、奴等が来てしまった...上空から時空を抜けて...
のび太
『...ざっと15人ほどか、一人だけだからと甘く見ている』
ドラえもん
「え、のび太君どうしたの急に」
のび太
『ドラえもん、やらなくちゃならない事があるんだ、出してほしい道具が...』
ドラえもん
「...もちろん、なんでも聞いてよ!」
のび太
『ありがとう...それじゃあ、【空気砲】を貸してくれないかな』
ここから物語は狂い、そして新しく始まるのだ....
二人の野比のび太の戦いが今...始まろうとしていた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【次回予告】
ファンタジー世界へと降り立った時空監理局
「最強!無敵!二つ合わせて...たくっちスノー!!」
魔法を取得する為にやってきた、たくっちスノー
だが、この世界に降り立っていたのは彼だけではなかった...
「心のネジを閉めていこうぜ!」
「通りすがりの仮面ライダーだ...覚えておけ!」
そして、たくっちスノーが会得した魔法、それは....
次回、プロローグ2
『彼らは【どうやって】世界を越えたのか』
たくっちスノー
「全ての設定は自分が管理する!」