完結小説図書館
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*12*
【第2話】
『彼らは【どうやって】世界を越えたのか』
たくっちスノー
「召喚ッ!」
一方、ここはいわゆる剣と魔法のファンタジーな世界
たくっちスノーは、数日前デーリッチ王から複製した『召喚』の設定を使い、生き物を召喚していた
...
「...にゃ、ここは何処にゃむ」
「どうやら成功したみたいです、我らの長よ」
たくっちスノー
「よっし!」
たくっちスノー
「ようこそ、この頭おかしいメイドウィン小説の世界へ」
「開幕意味分かんねーにゃむ、何がどうしてどんなことがあってこんなことに」
たくっちスノー
「おっと申し遅れた、自分の名はたくっちスノー!最強無敵の存在だったものさ!」
ドーパント
「我々はこの長(たくっちスノー)のお仕事の秘書を勤めさせていただいてます、マガイモノライダードーパントと申します」
たくっちスノー
「ああ、こいつの一人称は気にしないで、集合体だからああいう風なの、あんたは?」
ムニャウ
「『ムニャウ』っていう名前にゃむ」
たくっちスノー
「ムニャウね...了解、種族はケモノ系...と」
ドーパント
「一体何処から召喚なさったのですか?」
たくっちスノー
「【ダーク・ファンタジー板】とやらさ、まぁ自分達にはあまり縁の無い所だから気にするな」
ムニャウ
「それで、ムニャウはあんたに召喚されたワケにゃむか、一体何故?」
たくっちスノー
「自分はかつて、あらゆる世界の設定を所有していた、しかし今はその設定の山は自分の中には無く、残っているのはボディを維持する『たくっちスノー』と『召喚』のみ!」
ドーパント
「このままでは力不足と判断した長は、何か強いモンスターを召喚しようという決断を出したのです」
ムニャウ
「要するにムニャウはこいつのボディーガードを任されたわけにゃむか」
たくっちスノー
「そうそう!自分今ボンボンだから、給料は弾むから!」
ムニャウ
「...まぁ、やらないと帰れなさそうだし、しょうがないにゃむね。」
たくっちスノー
「よし!これで仲間が増えた!」
ムニャウ
「...で、ここは何処にゃむ?」
たくっちスノー
「ドーパント、時空番号の確認を」
ドーパントは右腕からパネルを開き情報を確認する
ドーパント
「...出ました、時空番号RTP-4618、世界総合ランクはCです」
たくっちスノー
「となると、RTP界か」
ムニャウ
「RTP界?」
たくっちスノー
「RTPっていうのは【ランタイムパッケージ】の略称だ、PCのフリーゲーム何かは大体これ入れてないと遊べないの」
たくっちスノー
「しかしこれはラッキーだ、早くも四人目の仲間の目処がついたぞ!」
ドーパント
「本当ですか?」
たくっちスノー
「ああ!まずは魔法書を買いにしゅっぱーつ!」
ムニャウ
「眠たいにゃむ...」
たくっちスノー
「寝ないの!自分だって最近一気に出世しすぎて仕事が忙しくなって眠る暇もないんだから!」
ドーパント
「メロディメモリとスリープメモリで眠らせることは可能ですが」
たくっちスノー
「いいよ、気を使わなくたって...」
....一方、RTP界の大きな王国、通称【ポテチスキー王国】では
王さま
「こっち向け」
「最初からこっち向いてるけど...」
王さま
「だまらっしゃい」
王さま
「魔王」
「はい?」
王さま
「魔王といったら把握で返すのが定番だろうがァ!!」
「だから知らねぇからそんなの!!」
「ここが何処なのか教えてほしいのだ!」
王さま
「ポテチくれるなら教えてあげてもいーよ」
「今はこれしか持ってないのだ」
王さま
「これは...反逆者だ!引っ捕らえろーッ!!」
「「なんでーっ!?」」
...
ドーパント
「魔法具現化ですか?」
一方たくっちスノーら一行は、城下町の酒場で、購入した魔法書を読んでいたところだ
たくっちスノー
「ああ、この世界は『魔法具現化』という技術があり、魔法に体があり、意思を持っている」
ムニャウ
「つまり?」
たくっちスノー
「この世界の魔法は生きているってワケさ」
ドーパント
「ムニャウ様も幻覚技しか使えないと聞きますし...何か攻撃魔法を取得しておいた方がよろしいのでは?」
ムニャウ
「大きなお世話にゃむ...いや、昼はそいつにボディーガード押し付けても良さそうにゃむね」
たくっちスノー
「何覚えようか...ドーパントは覚えなくて良いの?」
ドーパント
「私にはガイアメモリがありますので...」
たくっちスノー
「そっか...ムニャウには【アイスⅢ】とかオススメだよ」
ムニャウ
「氷の魔法にゃむか...いきなり最上級覚えさせるってどうなのにゃむ」
たくっちスノー
「状態異常『凍結』ってとあるゲームだとすごく強いんだけどね」
ドーパント
「長にはこれがオススメかと...」
たくっちスノー
「..【ウィンドⅠ】かぁ、自分に弱い魔法覚えさせるのか」
ムニャウ
「そっちには簡単な方覚えさせるとか贔屓じゃないかにゃむ」
ドーパント
「質より量でございます」
たくっちスノー
「じゃあ取得するか!」
ムニャウ
「そんな気軽に取得できるんにゃむか」
ドーパント
「ご都合主義の塊のような世界ですからね」
たくっちスノー
「そのとき ふしぎなことが おこった!」
【ムニャウ は『アイスⅢ』を覚えた!】
【たくっちスノーは『ウィンドⅠ』を覚えた!】