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*135*
ドラえもん
「のび太くんは?」
のび太
「まず、インターネットがないよ」
ドラえもん
「それもそうか、なら安心だ」
たくっちスノー
「でもデザインはどうするんだ?」
のび太
「僕、絵が下手だからなぁ」
ドラえもん
「バーチャルなら確か、ちょうどいい道具が...」ゴソゴソ
テッテテー
ドラえもん
【バーチャルデザイナー!】
ドラえもん
「この道具は22世紀のCGデザイン機器で、イメージするだけで簡単に生き物のCGが作れるんだ」
のび太
「凄い凄い!」
たくっちスノー
「へー、こいつは面白い」
ドラえもん
「このヘルメットを被れば自動で描かれるから」
たくっちスノー
「へー、これで...」
のび太
「カッコいいのを作るぞ...」
たくっちスノー
「ひとまず気分で色々と...」
数分後
のび太
『えっと...あっちの世界の僕は何をしているんだ?』
ドラえもん
「二人揃ってデザインに拘っちゃってさ」
のび太
『ええ...』
みぃ
「ああそれちょっと貸してくれない?」
black
「お、CG機器か、珍しいものがあるな」
のび太
『ちょっと、止めてくださいよ』
たくっちスノー
「これデザイン案としてとっておこう、オリキャラとして使うかもしれん」
のび太
「再登場する?」
たくっちスノー
「気分によって異なる!」
のび太
『...まぁ、たまにはいいか』
スネ夫
「ん?のび太、なんだよそれ」
ジャイアン
「随分面白そうなもので遊んでるじゃないか」
たくっちスノー
「あ、二人とも...これはかくかくしかじか」
スネ夫
「あー!バーチャルユーチューバーねぇ!僕も知ってるよ!」
スネ夫
「パパの知り合いにバーチャルユーチューバーの事務所を経営してる人が居てね」
スネ夫
「人材は集まったけどオリジナルデザインを求めていたんだ」
のび太
「バーチャルユーチューバーの人材?」
スネ夫
「のび太には分からないだろうけどな、バーチャルユーチューバーってのは絵を描くだけじゃダメなんだよ」
スネ夫
「動く人、つまり人間が居ないと成り立たないんだよ」
たくっちスノー
「人に合わせて絵が動くって奴だね」
のび太
「へー、素人でもそういうことが出来るんだ」
スネ夫
「ここが重要なんだ、演じてる人はバレてはいけない」
ジャイアン
「なんでだよ?」
スネ夫
「ファンの中には本気でバーチャルに恋する人が居るからだよ」
ジャイアン
「なるほど、アイドルに彼が居ると幻滅するアレだな」