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*141*
のび太
「こっちが月さんの部屋です」
月
「ありがとう」
ギイイーーーッ バタン
………
月
「全く………パラレルワールドというやつに巻き込まれるとは」
月
「あの状況からしてLが僕を特定する暇は無いが………僕の全ての予定が狂った」
月
「監視カメラはないが油断は出来ないな………ん?」
バサッ
月
「遅かったじゃないか、リューク」
リューク
「探したぜライト、穴に落っこちた時はいよいよ死んだかと思ったが生きててくれたか」
月
「僕も最初はもうダメかと思ったが、まだまだ運は僕の方に回ってくれたようだ」
リューク
「で、これからどうするつもりだ?」
月
「まだ決まっていないが、ある人物を抑える必要がある」
リューク
「ん?」
月
「リューク、信じられないかもしれないが僕らとは別のもう1つの世界、所謂パラレルワールドというものが存在しているという」
月
「嘘は言ってないしおかしくもなってない、確かに居たんだ、なんなら見に行くかい?」
リューク
「その必要は無い、俺もここに乗り込む時に似たようなことを言ってるのを聞いてたからな」
月
「となれば、僕の世界のパラレルワールドも存在し………僕が居ることになる」
月
「厄介なのはココだ」
月
「彼らによるとパラレルワールドの存在も性格などは違えど同じような人生を歩んでいるという」
月
「ということはつまり、向こうの僕もデスノートを握り、キラとして犯罪者達を殺している可能性も高い」
リューク
「なるほどな、Lなんかは名前さえ分かればいくらでも殺せるが、自分自身となるとそうはいかないってか」
月
「それだけじゃない、万が一奴らが向こうの僕を見つけた場合………間接的に僕がキラだということもバレてしまう」
月
「少なくとも今は敵を作りたくないんだ」
リューク
「でも、やるんだろ?」
月
「ああ」
月
「警戒すべきは『もう1人の夜神月』」
月
「それ以外は問題ないよ、今まで通り振る舞えばいい」
月
「新世界の神は2人もいらない………勝つのは僕だ、夜神月。」
…………
たくっちスノー
「夜神月って誰だったっけ………あっ!!思い出した!!」
…………