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*22*
ミカヅチ
「ひとまずその部隊とやらを追いましょうか、何か進展があると思いますし」
ミラ
「そうね」
レウォル
「天背院、戦闘は苦手と聞いているが、どれ程だ?」
ミカヅチ
「一応弓は使えますが、致命打になるような技はあまり、あ、天使術という別世界の回復術なら」
ミラ
「まぁ、ダメージを与えられそうならいいか...私やレウォルの後ろに回って」
ミカヅチ
「了解しました」
レウォル
「ここら辺に水はあるか?」
ミカヅチ
「城の近くは川が流れております」
レウォル
「よし」
....
ミラ
「うおああっ!」ブーン
ミラは人の大きさ程の大剣を片手で軽々しく振り回す
ヘリオス兵
「ぐああっ!」
レウォル
「竜水術!」
ヘリオス兵
「がああっ!」
レウォルは水でライオンの群れを作り、兵士に襲わせた!
ミカヅチ
(戦闘専門とは聞いていましたが...ちょっと無茶苦茶過ぎませんかね、世界神様...)
ミラ
「ほら、さっさと弓引いて」
ミカヅチ
「分かってますよ...大剣片手で振り回すミラ様だけで充分な気もしますがね....」
レウォル
「地形の影響を受けず戦えるのはミラだけだからな」
ミカヅチ
「大将を探しましょう、何処かに居るはずですから」
.....
『オルァ!!』
ベルファスト兵
「ぐわあああ!」
ミカヅチ達が城を抜けると、ベルファスト兵の大軍をたった一人で蹴散らすヘリオスと、後方から攻撃するリーンと冬夜が
レウォル
「トーヤ!」
冬夜
「あ、さっきの!一体どうしてここに?」
ミカヅチ
「あんたこそどうしてベルファストに」
『よそ見をしている場合かい?』
ミラ
「!」
レウォル
「おっと...」
ヘリオスは岩石を持ち上げ、こちらに投げてくるが、レウォルの水が受け止めた
レウォル
「あんたが大将だな...俺やミラは無関係だがあまり人が死んでもらうと困るのでな、全力でやらせてもらう」
『僕はお前達と戦う気はない』
ミラ
「...何?」
『こうやって暴れれば、必ず来ると分かって居たぞ望月冬夜、そして天背院ミカヅチ。』
冬夜
「えっ」
ミカヅチ
「貴方は僕を知っている?メイドウィンを知る物は極僅かな筈なのに...そして冬夜の事も、一体何者?」
『僕か、僕はお前が探し求めていた物』
ドラえもん
『初めまして、僕ドラえもんです』
ミラ
「...ドラえもん?」
ミカヅチ
「あいつが言っていたような...22世紀(リアルワールド歴2100年程)の世界からやって来たロボット...でしたね?」
ドラえもん
『その通り、僕はかつて子守り用ロボットとして作られたが、今ではこの通り、時空征服機関【ヘリオス】のボスを勤めている』
冬夜
「じゃあ、ミカヅチが言っていた人間が増えたり減ったりは....」
ドラえもん
『あれはミカヅチをおびき寄せるためのおとりだ、そしてノコノコとお前達は地上に降り立った、全部俺の計画通り』
ドラえもん
『そして、ここからが本番だ、俺のプロジェクトに損害を出す可能性が高いイレギュラー『望月冬夜』を...天背院まるごと消し飛ばしてやるのさ!!』
冬夜
「よく分からないが、お前ごときに負ける僕ではないということを証明してやる」
ドラえもん
『粋がっていられるのも今ののうちだよ冬夜、出してみな、お前のお気に入りの【スリップ】を...』
スリップ、その名の通り転ばせる魔法。
冬夜はここぞとばかりに時に相手にスリップを何発も打ち込む事を得意としている
冬夜はドラえもんに銃口を向けた
冬夜
「知らないよ?お前がそう言ったんだから...【スリップ】!」
ドラえもん
『【重力調節機】ィ!』テッテテテッテッテー
ドラえもんはポケットから体重計のような物を取りだし、スイッチを入れると...冬夜が先に倒れ、狙いが外れた
リーン
「体が重い...一体何を...」
ドラえもん
『こいつは回りの重力を重くしたり軽くしたりする道具だ、元々宇宙飛行士の実験用に使われていたが、こんな使い方もできる』
ドラえもん
『ちなみに今の重力は標準である地球から五倍の重さだ、立ち上がることも出来ない』
事実、ミラやレウォルも立ち上がるのがやっとで、ちょっと手を加えれば大きな音と共に倒れそうになっていた
ドラえもん
『チッ、この重さでも動ける奴が居るのか、しょうがねぇこれは使いたくなかったが....』
ドラえもんは腕を重そうにしてポケットを探る
ドラえもん
『【熱線銃】ッ!!』テッテテテッテッテー
ドラえもん
『こいつは鉄筋コンクリートを一発で灰に変える威力を持つ!そしてこの重さだ!絶対に避けられない!』
冬夜
「....!」
ドラえもん
『お前という存在を消してやる!死ね!望月冬夜!!』
ドラえもんが熱線銃の引き金を引いた....
「チーズパイダー!」
その時、上空から謎の糸が熱線銃を引っ張り、狙いを空へと反らした
ドラえもん
『何ィ!?今度は何者だ!!』
「ふー、あっぶないあっぶない、どうにか援軍が間に合ったみたいでさ」
「何処がだ、お前がモタつくからヤバイことになってただろ」
「ま、そこは結果オーライっしょ兄さん」
ミラ
「...こいつは例の援軍ね」
レウォル
「天背院、後で文句言っておけ」
ミカヅチ
「言われなくとも」
カイザー
「俺は設定の管理人、兄のカイザー・スカル・コードメイカー!」
チーズパイダー
「僕は設定の狩人、弟のチーズパイダー・フード・コードメイカー!」
カイザー
「二人合わせて!」
チーズパイダー
「マガイモノブラザーズ!!」