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のび太戦記ACE アナザールート『完結』
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 152ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 多重クロス 
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チーズパイダー
「ごめんよ~遅れちゃって、すぐこいつどうにかするから」

カイザー
「お前がヘアースタイルを気にするからだろ」

チーズパイダー
「ハゲの兄さんには髪のありがたみってものが分からないんだよ」

カイザー
「テメェもハゲにしてやろうかこのクモ野郎」

ドラえもん
『何故だ...何故お前らは重力の影響を受けない!?』

カイザー
「なんでって...そりゃ設定に影響されないのがマガイモノだからな」

チーズパイダー
「あいにく僕たちマガイモノはキャラクター相手には転で弱くてね、正当な手は使いたくないのさ」

ミラ
「当たり前のように最低な事言ってるわねこの兄弟」

ミカヅチ
「本元がダメ人間ですからね...」


カイザー
「さぁ、行くぞ猫ロボ!強敵に備え色んな道具を圧縮してきた!」

カイザーはポケットからキューブ状の物を取りだし、ドラえもんに投げ出す

カイザー
「【解凍】!!」

キューブは形を変え、自転車やバス停、信号機などになっていく

ドラえもん
『甘いんだよ!【ふきとばし・せん風機】ィ!!』テッテテテッテッテー

ドラえもんは負けじと扇風機で物体を押し返す

カイザー
「チーズパイダー!しばらくおとりになれ!」

チーズパイダー
「あいさーだよ!チーズ糸発射!」

チーズパイダーは口から黄色い糸を出し、右腕に巻き付く

ドラえもん
『チッ、これは...チーズか、こしゃくな!【物体変換銃】!!』テッテテテッテッテー


チーズパイダー
「うわぁ...ドラちゃんの道具ってレンタルってたくっちスノー様から聞いてたのにドカドカ出すねぇ」

ドラえもん
『僕を昔の【ドラえもん】と一緒にしてもらっちゃ困るな...チーズマイナス『チ』プラス『ビ』!』

ドラえもんがそう言いながら銃を放つと、チーズの糸は数十個のビーズ玉となりバラけてしまった

チーズパイダー
「ありゃりゃ、これじゃビーズパイダーだね」

ドラえもん
『クモは早急に蹴散らして...ン!?』

ドラえもんが後ろを見ると、カイザーが重力調節機を先程のキューブ状の物体に変えていた


カイザー
「もう大丈夫だチーズパイダー、おまえがおとりになってくれたおかげで安全にこいつを圧縮できた」

ミラ
「体が軽くなった...」

レウォル
「形勢逆転、といったところか....」

ドラえもん
『チッ、お前らよくも俺の計画を邪魔しやがったな...こうなったら...』


ドラえもん
『【タンマウォッチ】!!』テッテテテッテッテー


冬夜
「えっ」

カイザー
「待て、それは流石に

カチッ

ドラえもんはタンマウォッチを押し、回りの時間を止めた


ドラえもん
『フフフ....ハーッハッハッハ!!何がマガイモノだ!何がメイドウィンだ!結局22世紀の超技術には誰も敵わない!!』


ドラえもん
『やれやれ...後始末はどうするか..よし、これがいい』

ドラえもん
『【ブラックボールペン】~』テッテテテッテッテー

ドラえもん
『このペンで書いた円の中には物を入れられる、そして対となるホワイトボールペンが無いと取り出すことが出来ない...説明するクセが付いちゃったな』

ドラえもんは時間が止まった冬夜達を抱え、ブラックボールペンで作った渦の中に放り込む

ドラえもん
『出来れば殺したかったところだけど、予期せぬ援軍が来たからね...しばらくそこでオネンネしてな』

ドラえもんはタンマウォッチのスイッチを切り、ベルファストをタケコプターで抜けた。


....

『僕だよ、『プロジェクト・ネオセンチュリー』は順調に進んでいる』

『望月冬夜の無力化にも成功した』


『後は...ちょっと私怨混じりだけど、殺したい相手がいてね』


なんで出来ないんだよ!!この...

『のび太君....』




ドラえもん
『絶対許さねぇ!!!』


別世界のドラえもんは上空で、のび太の写真を握りつぶす。


時空を支配する力を得てまでして、野比のび太を始末したい、ヘリオスの創設者ドラえもん。

既に数多くの世界を手中に納めたドラえもん

もはや彼を止めることは、不可能である。

こうして序章(プロローグ)は終わる、

のび太
『かかってこいヘリオス...そしてドラえもん!』

二人ののび太

たくっちスノー
(なーんか嫌な予感すんのよね...マガイモノ兄弟からの連絡はまだ来ないし、天背院に電話しても出てこないし)

時空監理局


そして数多くの世界の戦士達は、ヘリオスを倒すため、時空を守るため、世界を守るため...知らずに準備を始めていた
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【次回予告】

ドラえもん
「ホワイトボールペン~!」

ミカヅチ
「ぐふっ!」

ドラえもん
「!?」

のび太世界へ送られるミカヅチ達


のび太
『君はドラえもんに会ったのか!?』

のび太
「君の世界のドラえもんは一体...」

カイザー
「野比のび太が二人だと?」

チーズパイダー
「これってアレじゃない?パラレルワールド?」

二つの『ドラえもんワールド』


そして....ヘリオスの追っ手が、また一人、それはのび太のよく知る人物だった

のび太
「そんな....どうして君が!?」

『ごきげんよう、この世界ののび太君?』


次回、第一話
【アナザーのび太は何を視てきたのか】

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