完結小説図書館

<< 小説一覧に戻る

のび太戦記ACE アナザールート『完結』
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 152ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 多重クロス 
 >>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック

10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~ 130~ 140~ 150~

*28*

第一話
【アナザーのび太は何を視てきたのか】

のび太
『ふぅ...』

「ドラえもん」世界。

もう一人の『のび太』は裏山でヘリオス兵の死体を埋めていた

のび太
『遂にヘリオスがやってきたか...今度はもっと来るだろう』

のび太
『この世界ののび太は巻き込みたくなかったけど....もう後戻りは出来ない』

......

一方、この世界の「のび太」はいつものように空き地にいた

いつものように、スネ夫が二人を集めセレブ自慢をしていたのだ

ジャイアン
「おお!回すところ初めて見たぜ!!」

のび太
「これって今流行りの玩具じゃん!」

スネ夫
「ボクちゃんは流行に敏感だからねぇ~、パパの友達のオモチャ会社の社長に特別に作ってもらったのさ。」

ジャイアン
「特別!?いいなぁスネ夫だけよ!!俺様にも寄越せよ!」

スネ夫
「ジャイアンは自分の店にいくらでも売ってるじゃん!」

ジャイアン
「商品用だから触っちゃダメだって母ちゃんが言うんだよ!」

のび太
「へぇ...ちなみにそれ、いくらぐらいするの?」

スネ夫
「そうだねぇ...ボク専用の特別なものだから非売品だけど、売られてるとしたら5万円はするんじゃないかな?」

のび太
「五万円!?」

スネ夫
「ま、君たちにはそこらで売ってる数百円の奴がお似合いじゃないかな、ハハハ。」

スネ夫は指でキラキラ輝くおもちゃを回しながら、空き地を去っていく...

ジャイアン
「あー、スネ夫の奴め!!すっごい腹立つぜ!」

のび太
「本当だよ...でも、良いなぁ特別品って、僕らも欲しいね」

ジャイアン
「何言ってる!?ドラえもんの道具ならあんなオモチャあっという間に作れるだろ!のび太、ドラえもん呼んでこい!」

のび太
「ええー!?」

ジャイアン
「早く行かないとぶん殴るぞ!」

のび太
「わ、わわわ分かったよ!」

のび太も大急ぎで家へと向かった

.....

のび太
「ドラえも~ん!!」

ドラえもん
「ああお帰りのび太くん、もう一人の方見なかった?」

のび太
「え?見てないけど...」

ドラえもん
「そっか...それで、どうして慌ててるの?」

のび太は先程の事を話した

ドラえもん
「なんだ、またいつもの自慢話か」

のび太
「自分だけの玩具が作れる道具を出してよぉ!!」

ドラえもん
「そうは言っても、今そういうの切らしててね....あ、そうだ」


ドラえもん
「【ブラックボールペンとホワイトボールペン】~!」テッテテー

のび太
「それって確か黒いペンで穴を作り、白いペンの穴から出す道具でしょ?一体どうして?」

ドラえもん
「こういう時のために黒い穴にヘソクリを入れておいたのさ、これで何か買ってくるよ」

のび太
「ありがとう、ドラえもん!」


ドラえもん
「よし...じゃあホワイトボールペンを使うよ」

ドラえもんはホワイトボールペンで渦を書くと....

ミカヅチ
「ぐふっ!」

カイザー
「ぐぼぁ!」

冬夜
「ちょっ、痛い!痛いって!」

チーズパイダー
「あのさぁ...重いんですけど...」

ドラえもん
「!?」

のび太
「ど、どういう事ドラえもん!?」

ドラえもん
「僕に分かるわけないだろ!」

ミカヅチ
「あ、さっきのが居ますよ、消し飛ばしましょう」

カイザー
「まだまだ圧縮したものは沢山...」

のび太
「わ!待って待って!!」

のび太
『ただいま、ごめんねドラえもん、遅くなっちゃっ...』


冬夜
「....えっ?」

チーズパイダー
「これはこれは...」

のび太
『ドラえもん、これは一体?』

ドラえもん
「僕にも何がなんだか...」

27 < 28 > 29