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*37*
ミラ達は食堂で魔法書を開いていた
ミカヅチ
「結構色々ありますね」
ミラ
「レウォルはどうしたい?」
レウォル
「水技のレパートリーをもう少し増やしたい」
ミラ
「じゃあ、【ウォーターⅠ】で良いんじゃないの?」
レウォル
「そうだな、竜水術を主軸として、もしもの時に魔法を使えば良い」
レウォル
「ミラは危なっかしいところがあるから回復魔法を覚えたらどうだ?」
ミラ
「え?危なっかしい?私が?」
ミカヅチ
「大剣片手で振り回す人に対する的確な見方だと思いますがね」
ミラ
「えっ....そこまで言うなら、【ヒールⅢ】でも取得しておこうかな」
ミカヅチ
「そうした方がいいですよ、万が一ソロで戦うとき回復魔法は便利ですから」
ミラ
「そうかなー」
そして...
ウォーターⅠ
「初めましてウォーターⅠです、向こうではわてりと呼ばれてます」
ヒールⅢ
「ヒールⅢだ、回復に関しては最上級の実力を持っている」
魔法書から召喚された魔法具現化の二人
ウォーターⅠ ことわてりは青い髪の少女のようで ヒールⅢは医者のような姿をした黒髪の女性...しかしヒールⅢは、少し蜘蛛、いわゆるアラクネというモンスターに似た風貌をしていた。
チーズパイダー
「ねぇねぇ、あの女性僕の好みかもね」
カイザー
「お前、女の好みも蜘蛛かよ...」
リーン
「あんたの蜘蛛要素ってどこなのよ」
チーズパイダー
「普段はバンダナで隠してるけど、額に三つほど目があるんだよ」
カイザー
「お前には顔があって羨ましい、その目二つ寄越せ」
チーズパイダー
「そういうのはたくっちスノー様に言ってよ...」
レウォル
「俺は水を操ることが得意だが、水を出せるか?」
わてり(ウォーターⅠ)
「あ、はい、私の体は100%水なのでもしもの時は私を」
レウォル
「よし、これで砂漠等でも安心だな」
ミラ
「回復ってそれ治療?」
ヒールⅢ
「治療は普通に魔法で行う」
ミラ
「じゃあ、その白衣と医療器具は?」
ヒールⅢ
「こっちは改造用」
ミラ
「改造!?」
レウォル
「マッドな方の医者だったか」
ミカヅチ
「僕の片方の羽もぎ取られないようにしないと...」
ヒールⅢ
「普通の治療も出来なくはないが、痛みを感じず傷が癒せる魔法がある以上物好きでも無い限りやらないものだ」
ミラ
「なるほどねぇ」
【目的地周辺です、シートベルトを着用してください】
カイザー
「カーナビかよ」
チーズパイダー
「ていうかシートベルトなんて何処に」
たくっちスノー(通信)
【食堂の座席の右上の足の部分にスイッチが...】
レウォル
「何故こんなところに付けた」
.....
オリジンワールド
「スーパーマリオの世界」
たくっちスノー
「よし、皆無事だな」
ドラえもん
「そちらの使い魔さんが無事じゃないんですけど」
ウィンドⅠ
「」チーン
アイスⅢ
「シートベルト付けても死ぬんですね」
ヒールⅢ
「いつもの事だ」
レウォル
「どうして分かるんだ?」
ヒールⅢ
「主治医だからな」
のび太
『マリオさん、居ると良いですが...僕が別時空の僕の世界に来た感覚で』
たくっちスノー
「だと良いけどさ」
のび太達は戦艦から街へと向かう...しかし、既に手遅れだった
のび太
『これは...!!』
マリオの住む町の人物、キノコ族...
そのキノコ族が異常に膨れ上がり、道端で苦しそうに倒れ込んでいるのだ
「う、うう~」
のび太
『な、何!?』
スネ夫
「ジャイアンより膨れてる!!」
ジャイアン
「それどういう意味だ!?」
アイスⅢ
「ここまで太ってるのに破けないって、すっごい服が【ふく】れてる」
ビュオオ
のび太
「ドラえもん、はやく【お医者さんカバン】出して!」
ドラえもん
「わ、分かった!」
ドラえもんはポケットから鞄を取り出し、聴診器をキノコ族に当てるが...
【新種ノ病気 治療法不明】
ドラえもん
「そ、そんな!?」
ムニャウ
「まぁ、普通に考えれば別世界の病気なんて治せるわけないにゃむね」
ミラ
「ねぇ本職何とか出来ないの?」
ヒールⅢ
「新種の病気をどうこう出来るわけないだろう」
ヒールⅢ
「まぁ患者の生死を問わないのではあれば可能ではあるが」
カイザー
「やめろ」
たくっちスノー
「....あ、思い出した、自分この病気知ってる」
のび太
『えっ、本当ですか?』
たくっちスノー
「うん、だけど今はマリオに会うことを優先しよう」