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*75*
【第八話】
「転生チートに『期限』はあるのか」
ミカヅチ
「さて、我々はつい先ほどの世界へ帰って来たワケですが...」
レウォル
「ああ、振り出しに戻ったわけだな」
ミラ
「元凶があのヘリオスって完璧に分かったぐらいしか進んでないけどね...」
冬夜
「そういえば僕って、連鎖的に巻き込まれただけでそちらの仕事とは無関係なような...」
ミカヅチ
「でも、世界神様からのご命令ですし」
ミラ
「ねぇ、あたし達ってあまり他所の神様と会ったりしないから知らないんだけど、神ってどんなのがいるの?」
ミカヅチ
「え?そんなに会わない?」
レウォル
「宗教とかはやってないし、特にこれといった集まりに加入はしていないし、身内としか話さないからな」
レウォル
「異世界を管理するという世界神様はよく噂を聞くが」
ミカヅチ
「そんな神もいるんですね...」
ミカヅチ
「単純に神と言っても色々居ますよ?情けないのとかだらしないのとかどうしようとない青い髪の方とか」
ミカヅチ
「アクシズ教なんぞ認めぬ」
ミラ
「凄い恨みがこもってそうな一言ね」
レウォル
「なにされたんだ、その神に...」
ミカヅチ
「何されたって、色々されたですよ、そりゃもう~」
冬夜のスマホから着信が入る、冬夜のスマホに着信をかけられるのは一名のみである
冬夜
「はい...え?代わって?分かりました」
冬夜
「神様から、ミカ来てって」
ミカヅチ
「え?僕に?...はい、ミカヅチですが」
ミカヅチ
「...え?はい、申し訳ございません、すぐに戻ります」
リーン
「随分深刻みたいね」
ミカヅチ
「仕事がたまってるから一旦戻ってこい、だそうです」
冬夜
「天使の仕事?」
ミカヅチ
「貴方にだって関係ある仕事ですよ...はぁ、なんで貴方は...おっと失礼」
ミカヅチ
「そんなわけですので、一旦天界へ帰りますよ、ミラ様、レウォル様。」
レウォル
「何、俺たちもか?」
ミカヅチ
「我々世界の管理人が管理する世界に深く関わるのも野暮ってもんだとたくっちスノーは言ってましたし」
ミカヅチ
「それじゃあ後は頼みましたよ、無自覚な暴君さん?」
ミカヅチとミラ達は天へと登っていく
冬夜
「何だったんだ...」
リーン
「で、こっちはどうするの?」
冬夜
「なんか疲れたから休みたいよ...」
リーン
「そう、私はもう少し調べてみるから先休んでて」
冬夜
「ああ。」
...
世界神
「ああお帰り!連絡取れないから心配したよ三人とも!」
ミカヅチ
「敵の罠に嵌まってしまい...ご迷惑をおかけしました」
世界神
「いやいや、無事に帰ってこれて何よりだ、早速だけどわしがやりきれない分頼むよ、ミカ。」
ミカヅチ
「お任せあれ、この天背院にかかればすぐ終わらせられます」
ミラ
「...ねぇ、その仕事って?」
ミカヅチ
「面接みたいなものですよ、そうだ、これも何かの縁ですし見学していきません?」
世界神
「おおー、それはいい!」
ミラ
「何か、勝手に話が進んでない?」
レウォル
「だが、相手は異世界をまとめあげる神だ、逆らうわけにもいくまい....」