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のび太戦記ACE アナザールート『完結』
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 152ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 多重クロス 
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『第9話』
【もう一人の冬夜は『何者』なのか】

リーン
『アナザーリーンって言い方はちょっと釈に障るけど...まあいいわ』

冬夜
「いわゆるもう1つの世界...ということ、なんでここにあるのかは知らないけど」

リーン
『そうなの...ところで、今は何年?』

リーン
「ここだと...×××年ね」

リーン
『私の世界から見て多分五年くらい前ね』

冬夜
「ご、五年前!?全然見た目変わらないな」

リーン
「まぁ妖精だし...強いて挙げるならその腕と目」

リーン
『これね...言わずもかな、私の目はもう使い物にならなくなってるわ』

リーン
「妖精族の長ともあろう存在が、一体何とやりあったの?」

リーン
『...この世界の望月冬夜、貴方はヒメドラゴンという種族を知っている?』

冬夜
「ヒメドラゴン?」

リーン
『ヒメドラゴンはブリュンヒルデ帝国最強の兵器、帝王に忠誠を誓う8匹の龍の事よ』

リーン
『今ではたったの3匹らしいけど』

リーン
「ならそのヒメドラゴンって奴にやられたの?」

リーン
『30%正解ね』

冬夜
「30%?」

リーン
『まぁ、ざっくり言えば...

そんな時、風を切るような音がしたかと思えば、双子の墓が真っ二つになり、ずるりと片方が落ちた

リーン
『来たみたいね』


アナザーリーンの後ろから、ピンクと黒の不思議なドラゴンが現れ、刀のようになっている尻尾が降り下ろ....


冬夜
「スリップ!」

が、冬夜の魔法で転ばせ、どうにかしのぐ


冬夜
「これが、ヒメドラゴン....!」

リーン
『あーあ、完全に目を付けられたわね』

リーン
「こういうときはどうすれば?」

リーン
『さぁ?私はそちらと違ってもう見えないもの、弱点の対処のしようがないわ』

リーン
「貴方ねぇ...」

冬夜
「それでもやるしかない!」

リーン
『後悔しない?』

冬夜
「後悔?なんで?別にしないけど?」

リーン
『そう、なら私は止めないから好きにやっちゃって』

冬夜
「分かった、リーン、いくよ」

リーン
『「どっちの?」』

冬夜
「僕の世界の方!」

リーン
「はぁ...じゃ、やるわよ」

冬夜
「ああ!」

...
一方、ミラ達は上空で金色のドラゴンと戦っていた


ミラ
「くっ...まさかこんな番人が居たなんてね」

ミカヅチ
「どちらかというと番龍...いえ、そんなことはどうでもいいです、まさかこんなのがいるとは」


レウォル
「....ミラ、気を付けろ!」

ミラ
「白光術!」

金色のドラゴンは翼から光の弓矢のような物を無数に放ち、ミラは光のバリアーでそれをしのいだ

ミカヅチ
「相当な上手ですね...これは」


ミカヅチ
「『彼』に頼らざるを得ませんね」

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