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*96*
第十一話
【世界を滅ぼした『切り札』とは何か】
士
「あれは...!?」
Sonic.exe
「アクエリオン!?」
サザンカ
「何あれ!?すっごいボロボロ!!」
ドーパント
「まさか、ヘリオスの新兵器でしょうか?」
Sonic.exe
「機械天使が...我らの敵に...!?」
ボロボロのアクエリオンは、ムニャウ達に向けて右腕を伸ばす
Sonic.exe
「....まずい、逃げるぞ!!」
サザンカ
「な、なんで!?」
Sonic.exe
「無限拳(ムゲンパンチ)が飛んでくる!!」
わてり
「む、無限!?」
『無...ゲン...拳...』
すると、アクエリオンの腕がどんどん伸びていき、ムニャウ達目掛けて拳が飛んできた!
Sonic.exe
「急ぐぞ!!」
ウィンドⅠ
「え、はい!」
...
走っている間にもどんどん腕は伸びて追い上げてくる
士
「こいつはどこまで伸びるんだ!?」
Sonic.exe
「恐らく、どこまでもだ!!」
ウィンドⅠ
「そんなむちゃくちゃな!」
士
「サザンカ!お前のエレメント能力で何とかならないのか!?」
サザンカ
「あ、そっか!くらえ!!」
サザンカが手を掲げると、アクエリオンの腕が錆び付き朽ち墜ちた!!
サザンカ
「やった!」
士
「危なかった....」
Sonic.exe
「結構近付いていたな...当たっていたらどうなっていたか」
わてり
「あ!大変だよ!あのロボットが崩れる!!」
そう叫ぶが、ボロボロのアクエリオンは耐えきれず部品をポロポロと落とし崩れ落ちる
サザンカ
「あ、あちゃー...ちょっとやりすぎたかな?」
Sonic.exe
「中に誰か乗っているかもしれん、アクエリオンに向かえ!」
ムニャウ
「あんな崩れ方してるから絶対死んでるにゃむよ」
ウィンドⅠ
「それでも墓に埋めてあげたほうがいいですよ...」
ヒールⅢ
「骨を見つけたら私にくれ」
ウィンドⅠ
「こういうヤツがいるから、つーか回復魔法が留守番すんな」
ヒールⅢ
「冗談だ」
....
朽ちた腕を沿って破壊されたアクエリオンに近づいた一行
ウィンドⅠ
「先生、念のため」
ヒールⅢ
「ヒールⅢ!」
ヒールⅢはアクエリオンに向けて自身の象徴でもある回復魔法を唱える
ムニャウ
「その回復魔法って、どれくらい効くんだにゃむ?」
ヒールⅢ
「一般的なファンタジーとは違うムチャクチャな世界で生まれた回復魔法だ、回復の規模は桁外れとなっている」
ウィンドⅠ
「アンデッドが元通りになったり、頭が無くなっても生えてきたり...使えば元通りになったりは...」
わてり
「その分発動にかかるMPは相当な物だけど...まぁ今の契約者って神だし大丈夫でしょ」
ヒールⅢ
「伊達や酔狂で最大級回復魔法を名乗ってはいないからな」
『..う、うう....』
ヒールⅢ
「どうやら生き返ったようだ」
士
「よし、引きずり出すから手伝え、自称神」
Sonic.exe
「念力を使えるから助けなどいらん」
exeは指をクンッの構えにしてコックピットの入り口をこじ開ける
Sonic.exe
「どうだ、破壊しか取り柄がないがこんなことだって出来る」
士
「よし、パイロットの確認をするか」
『あ、ああ!ちょちょっと待って!!』
コックピットからひょいっと出てきたのは...すぐ近くにいる、肌の濃い
ただ違うところは右手に包帯を巻き、顔の下半分をスカーフで隠していた...
サザンカ
「え、私!?」
サザンカ・ビアンカその物だった
サザンカ
『えっ嘘ぉ!?』