コメディ・ライト小説(新)
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- 地味子の恋嫌い
- 日時: 2017/09/18 14:43
- 名前: アンジュ (ID: 0BucpTCd)
昔から、恋だの愛だのしろって言われてあーうるさい。
恋愛のない世界に生まれたかったなぁ。
そしたら、あんなことに巻き込まれずにすんだのに。
建物などなく、自然豊かな野原で寝そべって本を読んでいる私。
私の名前は雨宮千里15歳の高校1年生。
地味で中学の時はイジメにあって人間不信になっている。
なぜ、地味かって?今に分かる。
私は今家に居るのが嫌でここで優雅に読書を嗜んでいるところだ。
風が気持ちいい。
今は秋、4月から泉水高校に通い始めた。
でも、友達とかが出来ず不登校になった。
まぁ、いずれはまた通うから今は休憩というところかな。
自己紹介はさておき。
また、読書をし始めようとしたとき、
「なぁ、ここで何してんの?」
- Re: 地味子の恋嫌い ( No.1 )
- 日時: 2017/11/23 00:51
- 名前: アンジュ (ID: 0BucpTCd)
私はまた読書しようと読んでいる途中のページを開いたところで誰かが私に声をかけてきた。
誰かと思って本を閉じるて、上を見ると、近くに人の顔があった。驚いた拍子に飛び起きて人のおでこに頭をぶつけた。
私は頭をさすって「痛いなぁ、誰よ私の読書の邪魔をするのは。」と言った。
私に声をかけた人はイタタと言っておでこを手で抑えた。
そして、痛みながら「頭突きはよくないよ。」と言って少し私に注意した。
私は反抗をした。
「あんたに言われたくないし、だいたい、あんたがそこにいるからいけないじゃん。人が読書をしているのに邪魔した。謝ってよ。」
その人は素直に謝ってくれた。
「ごめんね、俺、一人になっている人を見るとつい声をかけてしまうんだ。」
「ふーん。まぁいいんだけど、てか、あんた誰?どうして私の家の敷地内に部外者がいるの?教えてよ。」
私は質問攻めをした。だって気になるじゃないか。
「俺は笹ヶ峰時雨(ささがみ・しぐれ)って名前。ここって君の家かよ。もしかして、君が千里ちゃん?」
「そうだ。って!下の名前で呼ばないでよ。嫌なんだよ。そうやって呼ばれるのは。」
「ごめん、じゃあ雨宮さんって呼ぶよ。」
私は頷いた。
笹ヶ峰は辺りを見回しながら私に話し出した。、
「雨宮さんの敷地って広いんだね。俺、ついこの間、君の家の近くに引っ越したばかりだから分からなくてさ。ふらふら歩いてたらここに来てたわけ。これで分かった?」
私はまた頷いた。
「じゃあ次は俺が雨宮さんに質問するよ。雨宮さんって何歳?」
「15歳。」
「中学生?」
「バカだな。中学生はここで本なんか読まないよ。私は高校1年生だ。」
「あっ一緒だ。俺も高1。よかったぁ同い年で。」
「どうしてだ?」
笹ヶ峰は私の隣で寝そべって話した。
「俺、多分雨宮さんと同じ泉水高校に通うからさ。今のうちに少し友達増やさないと、学校生活やっていけんし。」
「私と同じ泉水高校に転校してくるんだな。だが、私と同じ高校に転校しても私はいないよ?」
「それは分からないよ。俺がきっかけでまた通うかもしれんし。」
私は下を向いて話した。
「無理だよ。」
- Re: 地味子の恋嫌い ( No.2 )
- 日時: 2018/01/21 22:26
- 名前: アンジュ (ID: 0BucpTCd)
「え?」
「何?」
「いや、なんで無理なんだろうなぁって思ってさ。」
笹ヶ峰が言った瞬間私は苛立ちながら立った。
「うるさいなぁ!あんたには関係ないじゃん!無理なものは無理なんだよ!どんなに頑張って学校に行ったってどうせいじめられる!そう言うのもう嫌なんだ!」
私は息を切らしながら自分の思いを言い切った。
笹ヶ峰の顔を見ると少し驚いた表情をしていたが、どこか落ち着いている。
「そっか、雨宮さんは俺のいないところで色々と頑張って来たんだね。」
そう言って た瞬間、笹ヶ峰は立ち上がって私の頭を撫でた。
「雨宮さんって俺より凄いよ。マジ尊敬する。」
「笹ヶ峰、私を暴走させようとこんなことをしてるのか?」
「ん?暴走?」
私は瞬時に笹ヶ峰から離れたが、走って再び笹ヶ峰に近づき「はぁー!おりゃあー!」と声を張り上げながら笹ヶ峰の顎を右アッパーで殴った。
笹ヶ峰は私の力に負けて少し体ごとすっ飛んだ。
川で石をスライドさせて投げたような感じで。
私は日頃のストレスが解消された感じで気分が清々しかった。
そして、スタスタと家に戻った
家に戻るとお母さんがリビングにいる。
何をしてるのかと思えば、ん?
「お母さん、何してるの?」
お母さんは私がいるのを今気付いて少し驚いた。
「あーびっくりした。なんだ帰ってきたんだ。帰って来たならただいまくらい言いなさいよね!」
私はそう言われて俯いた。
「ごめんなさい。今度からただいまって言います。」
お母さんは何かしながら、
「全く、あんたって人は目を離したらすぐどこか行って、ふとした時には家に帰ってるし。学校には行かないし、ずっと何か妙なもの読んでるし。本当あんたってなんなのよ!」
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