コメディ・ライト小説(新)

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地味子の恋嫌い
日時: 2017/09/18 14:43
名前: アンジュ (ID: 0BucpTCd)

昔から、恋だの愛だのしろって言われてあーうるさい。
恋愛のない世界に生まれたかったなぁ。
そしたら、あんなことに巻き込まれずにすんだのに。

建物などなく、自然豊かな野原で寝そべって本を読んでいる私。
私の名前は雨宮千里あめみや・ちさと15歳の高校1年生。
地味で中学の時はイジメにあって人間不信になっている。
なぜ、地味かって?今に分かる。
私は今家に居るのが嫌でここで優雅に読書を嗜んでいるところだ。
風が気持ちいい。
今は秋、4月から泉水高校に通い始めた。
でも、友達とかが出来ず不登校になった。
まぁ、いずれはまた通うから今は休憩というところかな。
自己紹介はさておき。
また、読書をし始めようとしたとき、
「なぁ、ここで何してんの?」

Re: 地味子の恋嫌い ( No.43 )
日時: 2019/07/28 20:25
名前: アンジュ (ID: rR82qnqT)

「してるさ、そりゃあな」
不意にボソッと言われた。その言葉は連続で聞こえるくらいに明らかに聞こえた。
しかし、
「へーなのに晃に任せたんだぁ。」
いじるのが楽しい気がする。ほら、こうやってまた顔が赤くなる。
笹ヶ峰は振り返って、
「黙れ!そもそも要件はなんだ!ないなら部屋に戻れ!」
予想外だった。
「ごめん、つい、その、ありがといろいろ。明日学校行くね。あんたに迷惑かけないようにする。それだけ、じゃあね。」
と言って私は部屋を出ようとした。
その瞬間、
ガバッと笹ヶ峰は私に抱き着いてきた。
「やめて。さっきあんた怒っていたじゃない。」
「本当は、すごく心配してた。俺のせいで千里は体調が悪くなった。」
「今更だわ。私の心の中は悲しみでいっぱいよ。もう行くわ。」
「行くな。」
私はイラついて笹ヶ峰の腹を肘でガっとぶった。
そのすきに私は走って自分の部屋に戻った。

部屋に戻ると、晃がいた。
「晃、何してんの。」
晃は、私の集めた本を読み漁っていた。
ふと晃は、振り返って「あ、千里ちゃんお帰り!時雨君とは話せた?」
私はうんとうなずいて、ベットに潜り、寝ようとした。
そこで晃も私のベットに入った。
「ちょっと狭い。」
「僕、千里ちゃん好きー」
「わかってる。」
そして私たちはお互いに抱きしめあって寝た。


翌朝

目を開けると笹ヶ峰がに寝ていた。
驚いて笹ヶ峰をけり落した。
笹ヶ峰は床に倒れて体のいくつか打った。
「ざまーみろ。」
「いたたた。俺、なんかしたかよ。」
「どうして私のベットに一緒に寝てんの!昨日襲ってきた。」
「誤解だって!俺は、また千里にメイクしてもらおうとして部屋に入ったら晃トすれ違ってそのときに『千里ちゃんの寝顔可愛いから見てきなよ。』って言われて今に至る。」
「要するにあんたら悪やな。今日は学校行かない。」
しかし、結局学校に行く羽目になった。
3人で行くのは いつぶりだろう。
学校に行くと、
教室や周りは静かというか、ひそひそと話していた。

Re: 地味子の恋嫌い ( No.44 )
日時: 2019/08/23 22:57
名前: アンジュ (ID: rR82qnqT)

「転校生じゃないよね」
「あれ、あの子不登校の子じゃん、なんで来たんやろうね。」

などとひそひそと話しているのは丸聞こえである。
私は無口の状態のまま3人で校長室に向かった。
校長室に行くと、
突然ドアが開いた。開けてくれたのは、
「あ、やっと来たんですね。お待ちしていました。」
一見さわやかそうな男の人、しかし、服装を見ると、ネクタイは少し乱れてて、いかにもさっき来ました見たいなスーツの着こなしである。
続けて男は、「さ、どうぞ入ってください。」といった。
私たちは言われるがままに中に入った。
中に入ると、校長先生、熊谷先生、警察の人がソファに腰かけていた。
そのほか、
「おら!おめぇら!立たんか!」
熊谷先生がいきなり怒鳴ると、ソファに座っていたあの3人は立った。
3人の顔は今にでも泣き出しそうな顔をしていて服装は制服とは違い、何やら囚人とはちがい、同じ色の服を着ている。
「お気づきになられましたか、千里さん。」と、シルクハットをかぶったおじさんが私に行ってきた。
私は入り口付近で立ち止まったまま、
「えぇ、どうかされたんですか。」と言った。
続いておじさんは、この3人の私がいない間のことを話した。
どうして立たされたまま語っているのだろうかと言いたいくらいおじさんの話は長かった。
終わるころには、警察の人が、「おっと、いやあすみません、この人は自分ばかり話してばかりなお方でして、あなたたちのことを気にかけていませんでしたね。さ、どうぞ、ソファに腰かけてください。」
言われて私たちは、空いているところに座った。
警察の人が続けて私たちに話しかけた。
「このおじさんの話は、あとで聞くとして、今回の件は誠に申し訳ございませんでした。この女子高校生3人組のせいで雨宮さんの顔や体、心に傷を負わせましたね。本当にすみませんでした。」
警察の人は深々と頭を下げた。
私は焦りながら、「いいえ、とんでもないです。私はこの通り元気になりましたから。」といった。
だが、ここで熊谷先生はまた立ち上がった。
「おいこら!長谷川!須藤!橘!」

Re: 地味子の恋嫌い ( No.45 )
日時: 2020/02/13 23:55
名前: アンジュ (ID: rR82qnqT)

3人は一斉に「はい」と返事してそのまま固まった。何か言われるのかと怯えるようにして。
熊谷先生は続けて、
「お前ら、雨宮に土下座して謝れ!」
そして、渋々3人は千里に向かって小さく謝ったが、声が聞こえないと先生に怒鳴られ、長谷川はとうとう泣いてしまった。
「先生、私たちの犯した罪は安いものではありませんか、どうか許してください。」とお願いのポーズをするが、それを見た熊谷先生はため息をつきながら、「お前はまだそんなことを言って許してもらおうとしているのか、甘い、甘すぎる。」
どうやら、飽きられてしまったようだ。
私たちはこの光景を見てはいけないようなものだとすでに感じ始めている。
とっさに私は、
「すみません、この人たちの謝罪はあとでにして、証拠みたいなものってあったんですか?」
と周りの人に聞いた。
警察の人が口を開いた。
「そうですね、犯人たちは全く自分の犯した罪を感じておらず私たちに反撃をし始めようとしています。ここで証拠物を見てみましょうか。すみません、ちょっと準備をしますね。」
「私も手伝います。」
私は、警察の人の手伝いを一緒にした。
警察の人が持ってきたバックにはいくつかのDVDがあったり、何やら報告書のようなものがクリアファイルの中にあった。そこから1枚のDVDを取り出して、それをビデオレコーダーの機械にセットした。
警察の人がリモコンでスイッチを押してDVDを再生させた。
私たち3人はソファに座りし、長谷川さんたちは立ったまま、見ようとした。
テレビに映し出されたものは事件当日のものだった。
「このシルビアンモールでは24時間監視カメラが各箇所にて設置されています。今回のは運よくカメラが設置されてある場所で起こりました。ほら、見てください。」
警察の人が指をさしたところはちょうど私が時雨を待っている間オープンカフェの椅子に座って読書をしているところである。

Re: 地味子の恋嫌い ( No.46 )
日時: 2020/03/05 00:34
名前: アンジュ (ID: rR82qnqT)

次の瞬間、私は3人に会って殴られた。
30分ぐらいして時雨が来て私を抱き上げて出口まで走ったところまで撮られてある。
笑いながら私を見る御影あざ笑う長谷川などあまりにも残酷で悲惨な瞬間である。
ここにいた人たちは何も言葉にできない、
時雨は、泣いて、晃は、驚いた顔をしている。当の被害者である私は目をつぶって時間が経つのを待っているくらいだ。
と、ここで一時停止して、
「これで最もな証拠を見ました、これからどうしますか?雨宮さん」
「私よりも、先に熊谷先生からおっしゃった方がよいと思います。」
急に振られた熊谷はおどおどして、いったん咳払いして、
「そうだな、お前ら3人には罰として雨宮に接近するのは厳禁にし、奉仕活動を今日の夕方卒業までとしておこうか、それから、大学の推薦も取り消しにする。」
3人は驚いてなにも言えない状態にいるのが見えた。
「ほっほっほ熊谷先生、それはいい考えですな、さて、雨宮さん、君は今後どうしたいのかね?転校もありだが…」
「いえ、私は、残ります。」
「なぜだ?」
「私を知る人がいるからです、それは、笹ヶ峰さんでも、晃でもありません。」
そうはっきり言うと、校長先生はあきれた顔で、うなづいてくれた。
「君がそういうのも無理はないが、その『知る人』とはどんな人か気になるね、よし、この話は一旦終わりにする。あとは、熊谷先生に託しておこうかね。」
「わ、わたくしですか。」
「いいかね?3人は君の生徒ではないか。」
「分かりました。おい、お前ら、一回校長室に出ろ。笹ヶ峰たちもな」
先生の言うとおりに3人と笹ヶ峰、晃は校長室から出た。
今校長室にいるのは警察の人と校長先生と私だ。

Re: 地味子の恋嫌い ( No.47 )
日時: 2020/03/06 00:01
名前: アンジュ (ID: rR82qnqT)

3人のいるこの場所はどこか軽そうな空気が漂っていた。さっきは10人くらいの人がこの場所にいて熊谷先生は怒りで顔が変になっていたり、緊張したりしていた。

私はぼーっとしていると、校長先生が咳払いをして最初に口を開いた。
「おほん、まあ、雨宮さん、まずは座ってください。」
言われるがままに私はソファにまた腰を掛けた。
校長先生と向かい合って座り、警察の人は座らず、ただ立っている。
「あの、貴方も座らないんですか?」
私は警察の人に話しかけてみたが、なにも返事はしない。
「この人はシルビアンモールの若オーナーなんじゃよ。しかし、可愛らしい女の子に話しかけられると赤い顔をして何も言えない状態になるんじゃよ。」
私はそこでうなづくしかなかった。
「話は戻してじゃ、ところで、雨宮さんさっきおっしゃっていた『私を知る人』とは一体どういう意味かね。」
「私はこの高校に来て3人によっていじめにあいました。そして数か月の不登校をしました。私はそれでもよかったんです。でも、あるとき私の手を差し伸べる人が現れてその人の最初に見た顔は今でも覚えています。とても輝いていて太陽のような人でした。それからその人のおかげというのもありました私はもう一度学校に行くことができました。しかし、もう一度行っても想像以上の光景を目の当たりにして私は教室から逃げました。向かった先は古びた扉の前でした。その扉を開けると本棚がたくさんあり、本がずらりと並べてありました。私はそこである男の子と女の子に会いました。2人と出会って私は学校に毎日行きたくなりました。その2人が私を受け入れてくれる唯一の理解者たちです。」
長々と話したが、校長先生は腕を組みながらどこか難しい顔をしていた。
「校長先生どうかされましたか?」
「雨宮さん、もしかしてその2人とは、この学校の生徒会長と助手などと言っていたか?」
「はい。」私は思わず返事をしてしまった。
予想外の解答に驚いていたから。
「実はな、その2人は私の受け持っていた生徒さんじゃ。名は、涼宮蒼と西園寺優里奈だったかな。」
「はい、その人たちです。」
「こいつらは、もう、死んでるんじゃよ。」
私は、声に出なかった。死んでいるなんて思っていなかった。
そう聞いて思わず涙が出てしまいそうだった、しかし、
「なーんちゃってな。冗談じゃよ。」
校長先生笑いながらそう答えた。
その瞬間、バタント扉が開いて、ズカズカと誰かが入ってきて一人が校長先生の後頭部をおもちゃのハンマーで叩いたのだ。それもペシコンって。
これはコメディ漫画の現実版なのかと思って何も言えずにただただ見ていた。
「痛いですね、誰だ。わしの頭を叩いたのは。」
「俺らはまだ生きとるんじゃい!勝手に俺らを殺すなじいちゃん」
「え、おじいちゃん?」


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