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〜悪魔の双子〜
日時: 2009/10/03 22:28
名前: ルカ (ID: fLv33DvB)

     俺と凛は双子の姉弟


      俺達は悪魔の子


       悪魔の双子


    俺達は二人で生きてきた


   この腐った世界を生き抜いてきた


       二人で・・・


    どんなに辛い事があっても


    どんな哀しい事があっても


     俺達は復讐をする為に


      生まれ生きている


     さぁ・・・復讐の時がきた


       始めようか

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Re: 〜悪魔の双子〜 ( No.4 )
日時: 2009/10/04 14:22
名前: ルカ (ID: hZ1VwQsw)

「じゃっ、広間にいくか。」

凛が目を輝かせ「やったぁ♪」と言う。

部屋を出て長い廊下を歩く。

「ねぇ、蓮。」

「ん?」

短く返事をする。

「今日、誰か来るんじゃなかったけ?」

しばしの沈黙。

「あっ!!そうだった!!」

(確か今日は・・・。)

深く考え、思い出そうとしてみる。

「あぁ!もう、誰が来るんだっけ」

焦る俺。隣の凛も考えている。

すると凛が。

「小宮くんだっけ?」

「そうだ!樂が来るんだ!」

凛がクスクス笑っている。

(マジ恥ずかしい///)

「笑うなって!」

Re: 〜悪魔の双子〜 ( No.5 )
日時: 2009/10/04 21:03
名前: ルカ (ID: wDvOBbcg)

「ごめん、ごめん。」

凛が笑う。

久し振りに凛が笑うのを見た。

「おっ!着いた。」

行き成り大きな戸が開いた。

(相変わらずこれは・・・ちょっと。)

『おはようございます。凛様、蓮様。』

メイドの揃いに揃った声。

「おはよ〜♪」

「お、おはよう。」

俺は少しギクシャクしてしまう。

凛はいつもと同じ。

「凛様、蓮様今日は多少冷えるようです。」

中村の言葉に俺達は「うん。」と返事をする。

そして自分達の席に腰を落とす。

「本日の紅茶はこれです。」

甘く良い匂いの紅茶が目の前に出された。

「良い匂い♪何の紅茶?」

中村に質問する凛。

「アッサムをたっぷり使ったミルクティーです。」

「もしかして英国から?」

「はい。そうでございます。」

凛は嬉しそうに「ありがとう!」と言った。

「メニューは、スコーンとサンドウィッチでございます」

俺達の目の前にはたくさんのジャムがある。

Re: 〜悪魔の双子〜 ( No.6 )
日時: 2009/10/04 21:30
名前: ルカ (ID: wDvOBbcg)

凛は既に食っていた。

「ふみゃ〜い(うま〜い)!!」

「うん。美味いな。」

黙々と食べている俺達に中村が言葉を発した。

「本日は、夜会があります。その後は・・・。」

中村が黙り込む。

「・・・。」

食事をしていた凛が手を止める。

「ついに動きだしたのか。」

「はい。勢力を上げている様子です。」

「・・・そうか。」

「今の内に始末した方が、よろしいかと。」

「うん・・・仕方ないよね。」

凛が声を出した。

「なら、俺だけ行こうか?」

少し心配な俺。

でも、首を横に振る凛。

「あたしも行かなきゃ意味がないじゃん♪」

無理に笑顔をつくる凛。

「だ、だな!」

心配かけまいと笑顔をつくる俺。

「私めが行きましょうか?」

俺達の様子を察した中村。

「「大丈夫だよ」」

声を揃えながら言う。

ただ、中村に心配をかけたくなかった。

Re: 〜悪魔の双子〜 ( No.7 )
日時: 2009/10/04 22:17
名前: ルカ (ID: lyw636O3)

「し、しかし!」

中村が心配そうな目で訴える。

「大丈夫!俺と凛は双子だよ。」

「うん!!双子は二人で一人だから大丈夫」

優しく中村に言い合わせる。

「分かりました。怪我だけはしないで下さい!」

「「うん!!」」

それだけ言い残して、広間を後にした。

部屋に戻り、再度ベットへ。

「美味しかったね!!サンドウィッチ。」

凛が満足そうに話す。

「俺はスコーンの方が美味かったけど。」

凛が「蓮らしいね♪」と言った。

「・・・食べたら眠くなちゃった。」

ふと、凛を見るとウトウトし始めてる。

でも次の瞬間、見慣れた声が部屋に響く。

「・・・そこの双子。」

「「んっ?」」

俺達は同時に振り向いた。

そこに立っていたのは。

小宮 樂。

俺の親友であり、今日の客人。

「よぉ、蓮」

「おぉ、樂。やけに早いな。」

「小宮くん久し振り!!」

凛がパッと起きた。

Re: 〜悪魔の双子〜 ( No.8 )
日時: 2009/10/04 22:35
名前: ルカ (ID: lyw636O3)

「久し振り、凛。でもいい加減『小宮くん』は止せ」

樂が苦笑いする。

つられて凛も苦笑いする。

「ごめんね。前も同じような事言われたけど・・・。」

「確かに・・・そうだな。」

「で、樂。」

樂が振り返る。

「何しに来たんだ?」

不思議に思う俺。

「あぁ、お前らに協力をして欲しい事があって来た。」

俺と凛は顔を合わせた。

「「協力して欲しい事?」」

「・・・あ、あぁ。」

若干引き気味の樂。

それを見て少し笑う俺と凛。

「珍しいね〜。」

「だな〜。」

凛と俺が口を並べて言う。

「俺一人じゃ手に負えなくて。」

悔しそうに笑う樂。

(へぇ〜完璧主義者の樂が・・・ねぇ。)

心の中で含み笑う俺。

「で!!どんな事!!!」

それに比べて、興味津々の凛。


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