ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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〜悪魔の双子〜
日時: 2009/10/03 22:28
名前: ルカ (ID: fLv33DvB)

     俺と凛は双子の姉弟


      俺達は悪魔の子


       悪魔の双子


    俺達は二人で生きてきた


   この腐った世界を生き抜いてきた


       二人で・・・


    どんなに辛い事があっても


    どんな哀しい事があっても


     俺達は復讐をする為に


      生まれ生きている


     さぁ・・・復讐の時がきた


       始めようか

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Re: 〜悪魔の双子〜 ( No.24 )
日時: 2009/10/09 21:08
名前: ルカ (ID: V8tSiYIJ)

凛がアイツの所へ行ってしまう。

(動け!動け!動いてくれ!!)

必死に体を動かそうとする。

でも裏腹にまったく動かない。

(お願いだ・・・。動いてくれ・・・。)

思いは届かなかった。

そして、また一つの銃声が響く。

「!!!」

嫌な予感がした。

振り向けば樂が崩れ落ちている。

「樂!!」

「い、いやぁぁぁ!!」

凛の叫び声。

いや、絶叫に近い声。

「急所は外しといた。」

男の声が耳に入らなくなってきた。

視界がぼやける。

血が止まらない。

でも、凛がぐったり倒れたのはハッキリ見えた。

見えてしまった。

「そーいやぁ、名を言って無かったなぁ・・・。」

俺の顔が宙に上がる。

男が俺の前髪を掴んでいるからだろう。

「俺の名は、ジゼルだ」

と言い去って行った。

俺の意識も途絶えた。

〜END〜

Re: 〜悪魔の双子〜 ( No.25 )
日時: 2009/10/10 07:02
名前: 魔蘭`* ◆k11/f4Kc0Y (ID: ozRWO7nE)

ルカさん`*

お久しぶり?ですね!w

私が蓮でしたら、暴走してますね(∀
蓮、凄くショックだろうなぁ ...

樂がぁぁぁぁっ!(殴
生きてろ、樂ぅぅっ!(ウルサ
無事で、ありますように ...

次の更新も、メッチャ楽しみです(∀`*

Re: 〜悪魔の双子〜 ( No.26 )
日時: 2009/10/10 11:23
名前: ルカ (ID: V8tSiYIJ)

*魔蘭様

おはようございます!
寝起きのルカです(笑)

蓮は相当ショックなんです…
蓮と凛は二人で一人ですから。

樂は大丈夫です!
生きてます!生きさせます!!

でわ 更新します\≧u≦

Re: 〜悪魔の双子〜 ( No.27 )
日時: 2009/10/10 11:58
名前: ルカ (ID: V8tSiYIJ)

    −3話−

「・・・ん様!蓮様!蓮様!」

中村の声がする。

目を薄っすら開けると屋敷だった。

(俺はどうやって、戻って来たんだ?・・・凛!)

「凛は!?凛はどこだ!!」

「蓮様、蓮様!落ち着いて下さい!!」

中村に宥められる俺。

「・・・凛様は・・・ここにはいません」

中村の体が震えている。

「じゃ・・・樂は?樂はどこだ!」

混乱してきた俺の頭。

「樂様は、隣の部屋で眠っています」

安心が出来なかった。

家族も親友も守れなかった。

何一つ・・・俺には守れていない。

「蓮様、もう少し寝ていて下さい」

「大丈夫だ・・・」

助けなくちゃ・・・凛を。

俺はベットから下り、覚束ない足取りで歩く。

ふらふらする。

「蓮様!」

中村が俺の体を受け止める。

「・・・離せ、中村」

「いいえ、無理です」

Re: 〜悪魔の双子〜 ( No.28 )
日時: 2009/10/10 12:17
名前: ルカ (ID: V8tSiYIJ)

体の節々が痛い。

立とうとすれば、体が拒絶する。

「とにかく、休んでください」

中村に言われ俺はベットに戻る。

二人で寝た時は、狭かったのに。

こんなにも広く感じてしまう。

「ちゃんと休んで下さいね」

中村が部屋から出て行く。

いつもなら、凛の声がするのに。

・・・聞こえない。

今の俺には『孤独』と『弱さ』が似合うだろう。

「凛・・・ごめ、ん・・・ご・・めん」

一気に涙が零れ落ちた。

一通り泣いた俺。

「凛・・・そこで待ってろよ」

俺は強くなる。

なってみせる。

例え犠牲を払おうと・・・。

闇に引きずり込まれようと・・・。

俺は何だってしてやる。

凛を助ける為に・・・何だって。

俺はいつしか眠りについた。

そして、心を捨てた。

俺の心は闇に染まった。


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