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- doll-殺戮人形-完結しました☆
- 日時: 2010/06/06 10:39
- 名前: りん (ID: 1EEKYNv1)
初めまして★
りんと言います♪
小説を書くのは初めてなんですが頑張って分かりやすく、面白い小説になるようにしますので
よろしくお願いします^^
どんどんコメしちゃってくださいね(^0^)/
では始まり始まり〜^^
↓↓
宮坂唯
15歳
成績優秀で絶世の美女。
doll(ドール)
感情がなく、ただ無表情で殺戮を
繰り返す世界№1の殺し屋。
表と裏...光と闇で暮らす正反対な2人は
同一人物だった...。
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- Re: doll-殺戮人形- ( No.63 )
- 日時: 2010/06/01 06:48
- 名前: りん ◆mTqouqsI7s (ID: fsJkEbcb)
「「・・・え?」」
この場にいた私、龍、亜綾の全員が呟いた・・・。
しばらくの間、沈黙が流れる。
「・・・・・・ごめんね? せっかく誘ってくれたのに」
そう言って柚季はまた嘘の微笑みを浮かべた。
その笑顔はまるで“行かない、私はこれでいい”と決意しているようにも見えた。
「・・・ねぇ・・・言いたくなかったらいいんだけど、どうして?」
ふいに亜綾が聞いた。
「・・・みんなにも信じてる人がいるでしょ? 私にも唯、亜綾、龍がいる」
「ならどうして・・・」
「その中にあの人も入っているの・・・」
亜綾の言葉えお遮って柚季が答えた。
「「あの人?」」
またみんなの言葉がかぶった。
「そう・・・みんなからしたらマスターのような存在なの・・・みんなは知ってるよね?
闇紅ってひと」
全員が固まった。
闇紅とはもと殺し屋の人だが極悪人だ。
依頼がなくても人を殺してしまう・・・。
しかし決定的な証拠がないため、何もされていない。
なぜ決定的な証拠がないのかというと・・・
闇紅の殺し方はほぼ一瞬のできごとのようにできて、かつ神出鬼没だからだ。
- Re: doll-殺戮人形- ( No.64 )
- 日時: 2010/06/04 06:05
- 名前: りん ◆mTqouqsI7s (ID: 1EEKYNv1)
「なんで・・・あんな悪い奴と一緒にいるほうを選ぶの? きっと修行なんて
あの人そんな技術あんまりなさそうだし、現に今、柚季は全国レベルじゃない・・・」
亜綾が呟くように言った。
それを柚季が“微笑みながら”話す。
「奴・・・なんて言わないで? あの人は私の命の恩人・・・ついでに言うと
私は全国レベルだけど世界レベル並の力はあるわ。単に維持してるだけ」
私達は驚きで言葉もでなかった・・・。
“全国レベルを維持してるだけ”・・・?
“世界レベル並の力はある”・・・?
なんかよく分かんない・・・・・・。
- Re: doll-殺戮人形- ( No.65 )
- 日時: 2010/06/05 22:13
- 名前: りん ◆mTqouqsI7s (ID: 1EEKYNv1)
「えっと・・・? ごめん。言ってる意味、分かんない・・・・・・」
亜綾がしびれを切らしたのか数分後、沈黙をやぶった。
「やっぱり意味分かんないよね。私ね、世界レベルとか面倒くさいの嫌なんだ」
あぁ。
そういうことか・・・柚季は面倒くさがりなところもあるからね。
「唯。理由はそれだけじゃないよ?」
「うん。復讐のためでしょ?」
「それもあるけど・・・もう言っちゃっていっか。・・・・・・私、
殺人衝動が止まらなくなるときがあるの。要するに、
殺しが大好き・・・
ってこと」
殺しがだいすき?
すっかり感情をあらわにしてしまった私に気づいたのか柚季が続けて言う。
「そう・・・殺しが大好き。殺し屋だからどんな殺しかたできるでしょ?
私、唯のいないとこで小さい頃から人をたくさん殺してきたんだよ?
小学校の頃の担任の先生も、近所のうざいおばさんも・・・」
そういえばニュースでやってたな・・・。
“連続殺人事件、一部の地域に集中”みたいな感じで・・・。
- Re: doll-殺戮人形- ( No.66 )
- 日時: 2010/06/06 10:38
- 名前: りん ◆mTqouqsI7s (ID: 1EEKYNv1)
「そっか・・・ならいいや」
私はため息混じりに答えた。
「うん。ありが・・・」
グサッ・・・
突然の柚季の声が途切れたのと何かで刺したような音がしたのはほぼ同時だった。
私たちは俯いてた顔を上げる。
「ゆ・・・ずき?」
そこには後ろから刃物で刺されていた柚季がいた。
「ど・・・して・・・?」
亜綾はそれだけしか言わなかった。
いや、言えなかったのだ。
だって後ろから刺していたのはマスターだったから。
「マ・・・・・・ス・・・ター・・・?」
「唯、亜綾、龍・・・そして柚季・・・・・・ごめんね」
マスターはそれだけ言った。
「・・・マスター?」
「・・・・・・依頼が来たんだ。闇紅から」
みんなが固まった・・・。
「そ・・・んな・・・・・・。だって元殺し屋には依頼は・・・」
「できるんだよ・・・。そうとうの力と金を持ってる奴ならね」
マスターの話によると、元殺し屋でも世界№3以内に入ってたら
依頼が可能ならしい。
そして依頼を受けた人は・・・
「絶対に従わなければならないんだ」
それは裏の世界での掟・・・。
「マジ・・・かよ・・・・・・?」
亜綾はその場に泣き崩れた。
私は驚きと悲しみで声が出ない・・・。
「唯・・・ごめんね」
マスターがその手で私の頭をなでようとした。
「さわらないで」
私ははっきり言った。
「柚季を殺した手で私にさわらないで・・・」
私はそのまま泣き崩れた・・・。
「ごめん・・・・・・」
マスターはそれだけしか言わなかった。
翌日・・・。
そのまた翌日・・・と依頼が来なくなって1週間。
「ねぇ・・・最近依頼が来ないんだけど」
「やっぱり? あたしも来ないんだ」
「俺も」
私達は悲しみを殺しでぶつけようとしていたみたい・・・。
依頼がないとイライラして人を殺したくてたまらない。
ふと黒椿が目に入る。
あいつらは幸せそうに笑っていた。
その笑顔を壊したい・・・殺してやろうか・・・?
いや、マスターの合わせる顔がない。
「今日、マスターに聞いてみよう」
「そうだね」
放課後
私達はアジトの前にいる。
「いい? 普通に、いつも通りに接しるのよ?」
「うん、分かった」
「おう」
私たちはアジトの中に入る。
「マスター? いないの?」
部屋の中にマスターの姿はない。
私達は手分けしてさがした・・・。
「亜綾、いた?」
「ううん」
「おい!! 唯、亜綾!」
龍の慌てる声が聞こえた。
「マスターの部屋からだ」
私達はマスターの部屋に急いだ。
「龍、どうしたの?」
「これ・・・」
龍は私に1枚の紙を渡した。
そこにはマスターの字で手紙が書いてあった。
唯、亜綾、龍
いままで迷惑かけてばっかりだったね・・・。
本当にごめん。
最終的に柚季まで殺してしまって・・・・・・。
俺は多分、今日、闇紅に殺される・・・。
電話が来たんだ。
「お前を今日殺してやる」って。
馬鹿みたいでしょ?
自分から依頼しておいてこれはないよね。
でも・・・
もうお別れだね。
君たちは好きなように生きて欲しい。
殺し屋を辞めてもかまわない。
最後に今までありがとう。
さようなら・・・。
5月24日
マスターより
「24日って・・・」
「あぁ・・・柚季を殺した次の日だ」
「ってことは・・・マスターはもう・・・」
私はへなへなと腰を抜かした。
「マスター・・・」
「この手紙には“好きに生きていい”って書かれてるけど・・・どうする?」
そんなの答えは決まっている。
「マスターの仇を討つ」
「そうこなくっちゃ」
亜綾がホッとしたように微笑んだ。
ねぇマスター?
私達は殺し屋を続けるね・・・。
マスターが生きた証として・・・。
いつか絶対にマスターの敵として闇紅を殺せる日まで・・・。
殺されたっていい・・・。
仇を討てば、それが私達の生きた証なんだから・・・。
もう表の世界にはかえらない・・・。
じゃぁマスター・・・
また会う日まで・・・さようなら・・・。
完
- Re: doll-殺戮人形-完結しました☆ ( No.67 )
- 日時: 2010/06/06 10:41
- 名前: りん ◆mTqouqsI7s (ID: 1EEKYNv1)
なんかつまんない終わり方になりましたね・・・。
すいません・・・^^;
ここまで読んでくれてありがとうございました。
できればまた小説書きたいなと思っています。
名前はそのままなんでこれからもよろしくお願いします^^
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