ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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もしもきみが、ここにいたら
日時: 2011/02/03 16:38
名前: とある板の住民 (ID: y0p55S3d)



移転しました


キーワード「空前絶後のこの世界で」

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Re: もしもきみが、ここにいたら ( No.19 )
日時: 2010/10/29 15:44
名前: からあげ ◆qTm8IKA.tA (ID: d3Qv8qHc)

__第九話「半信半疑」


 後ろから吹いてくる風は、まるで返事を迫っているようだった。言葉を失くしてただ立ち尽くすだけの俺に、目の前の男は少し口を尖らせた。

「なんやねん、もう。はよ返事してよ! もしかして、まだ自分の立場理解してへんの? あれ……可笑しいな?」

返事をするも何も、俺は何を求められているのか理解出来ない。

「もしかして君……自分がどんだけ重要なんかわかってへんの?」

俺は言葉を詰まらせながらも、男に問う。

「——俺が必要って、どういうことなんですか? 重要って……俺が? どうして?」

男は口を開く前に、ハアとわざとらしいため息をついた。やれやれと呆れながら、俺を指指す。

「君は、僕らのプロジェクトにかかせやん存在や! そしてそれは、七比良あやめちゃんを助けることにもつながる! どや? 君にとって悪いことは何一つない!」

プロジェクト? 俺にとって悪いこと? そんなものはどうでもよかった。

「だから、どうしてこんな俺が……必要な存在なんですか?」

その言葉に、男は指を下ろす。きょとんとした表情を一瞬浮かべてから、冷静な顔をした。

「……そっか。君はまだ、自分の力に……気づいてへんのやな?」

男の口から放たれた言葉は、理解出来ないものだった。
自分の力? クエスチョンマークばかりが頭の中に浮かび上がる。
首を横に傾げた俺に、男は呆れたようにため息をついてから、ポケットの中に手を突っ込む。さっきのメモをもどしただけではなく、またポケットの中から何を探しているようだった。

「これこれ」

ポケットの中から出てきたのは、四つに折りたたまれた模様のついた紙っぺら——それは日本円札の一万円だった。何の変哲もない、ただの一万円札に俺は見えた。
男は四つ折にされた一万円札を広げ、俺につき向けると、

「これ、偽札やねん」

と言った。

……ますます、理解出来ない。

俺は目の前の男が不審者よりも、ただの偽札作りの犯罪者に見えてきた。
唖然とした俺の手に、男はその一万円札を押し付けた。
その一万円札をよく見てみるが……やはり普通の一万円札。何の変哲もない。ちゃんと透けてみえるし、偽札とは思えないものだった。

「最近、ニュースで見やんかったか? ゛本物そっくりの偽札゛っていう報道。その偽札が、それ」
「そういえばそういうニュースあったな……まさか、あんたがこの偽札作ってたのか!?」
「ちゃうわドアホ!」

頭を軽くどつかれる。
本当に偽札作りの犯人だったらどうしようかと思った。

「僕がそれを、暴いたんや」


小学生レベルの嘘のように聞こえたが、そう言ったのはまぎれもなく二十代前半に見える大人の男だ。

「……ふぅん」

無表情でそう言った。
まるっきり信じてないのがバレたのか、男は子供のように頬を膨らませた。

「ほんまやからなー!? ほんまに僕が暴いたんやで? 自分信じてないやろ!? うさんくさいって思ったやろ!」

また思っていることが見抜かれた。しかし、さすがに偽札を暴いた男のようには見えない。
俺は一万円札を男にさし出し、

「あんたの言ってることも怪しいし、第一この偽札がその偽札だという証拠だってない……」

正論だと認めたのか、男は口を尖らせるだけでそれについては反論してこなかった。

「じゃあもう……仕方ないなあ……」

男はしょんぼりしながら、本当に仕方なさそうに自分の胸ポケットに手を突っ込んだ。

取り出されたのは、小さな手帳。
ドラマとかで見るような、警察手帳のような形をしていたが、それは警察手帳とは違うものだった。
手帳の表紙には゛MSS゛……と書かれてあった——MSS?

男はドラマに出てくる刑事みたいに、その手帳を右手に持って中身を俺に見せ付けた。

手帳には免許証みたいなカードがはさまっており、そのカードの右端にはその男の証明写真と……左端には、小さな文字がたくさん並んでおり、その上には大きな文字で゛政府公認組織 統括マネージャー゛と書かれてあった。
その六文字の漢字は、俺にとてつもない信頼感を与えた。


……政府公認組織……!?


「僕は゛政府公認組織 MSS゛のトップであるお方を支えるマネージャー。その方が、君を組織に連れてこいと命令した」

普通の日常生活ではありえないようなことを、淡々と喋る目の前の見知らぬ男。

「MSS……!? FBIじゃあるまいし……聞いたことないぞ!」

静かに怒鳴りつけるようにそう言った俺に対して、男は極めて冷静だった。

「そらそうや。゛MSS゛は秘密組織なんやから」
「その秘密組織が何故俺に用があるんだ?」
「……それは僕もあんまり知らんねん。統括に聞いて」
「ふざけるな……」

男を睨みつける。嘘をついているようには見えなかったけど、うさんくさい。もしかしたら俺はからかわれているだけかもしれない、そう考えると、このヘラヘラした男が許せなかった。
……必死にあやめを探している俺を、無駄だと嘲笑っているようで。


沈黙が続く中、自分の態度を睨みあいで示した。睨んでいるのは俺だけかもしれないが……
黙っていると、その男はなかなかの美形に見えた。さっきまで子供のように頬を膨らませていたが、冷静にしておけば真面目な大人に見える。

目にかかるくらいに長い前髪をかきわけると、男は沈黙を破った。

「……恨むなよ?」





その瞬間だった。

いきなり、視界がかすむ。


「あ……れ? なんだ……これ……」

貧血の時みたいに、頭がクラクラした。
まぶたは重く感じるし、足がふらついてまともに立っていられないほどだ。


俺は頭を抱えながら、目の前で立ちはだかる男を見て、やっと気がつく。


「お、まえ…………何をした……」


声にならない声でそう問う。



「大丈夫、痛いことはせえへん。ただ、ちょっとだけ……眠っといてくれ」



まぶたが勝手に閉じる。

朦朧(もうろう)とする意識のなか、男の声だけがそうハッキリと聞こえた。

Re: もしもきみが、ここにいたら ( No.20 )
日時: 2010/10/29 17:08
名前: からあげ ◆qTm8IKA.tA (ID: d3Qv8qHc)

__第十話「自分の能力」


誰かに名前を呼ばれた気がした。ずっと遠くの方から。
ぼんやりとした意識のなか、俺はゆっくり目を開ける……


「おはよ、四十川くん」


まっさきに視界に映ったのは、俺の顔を覗き込む美形の男——そうだ、確か俺は、この男と話していたんだっけ。


俺はゆっくりと起き上がる。が、異変に気づく。
さっきまで、神社の前の砂利道にいたのに——俺が今いる場所は、シンプルな部屋だった。
部屋の壁一面が白く、家具はこれといってなかった。あるといえば、今まさに自分が乗っている、黒のベッドくらいだった。
ふわふわの黒の掛け布団が心地よくて、俺の意識はまだ完全には覚めていなかった。

「ここは……?」

一人で呟いてみる。
そして、ようやく直前にあった出来事の記憶が、頭の中でよみがえっていく。

意識が完全にもどった時、俺は自分が置かれている状況をやっと理解した。

俺は関西弁の男と喋ってる途中に、急に眠くなって……そこからどうなったのかはわからないが、最終的にこの部屋に連れてこられたということだ。
これがどういうことなのか——誘拐、拉致、言い方はなんだっていい。とにかく、強制的に俺はここへ連れられたのだ。




「別にやましいことは何もしてへんから、安心してな。どうしても、ここへ来てほしかったんや」


記憶の整理をしている最中に、男はそう言った——ヘラヘラと笑いながら。
さすがにもう、我慢の限界だ。



俺はベッドから体を降ろし、目の前に立っている男の胸倉を掴みあげた。

「……自分がやってることの意味がわかってるのか」

静かに怒りながら、そう言い放つ。が、冷たい言葉をかけられても、男はなお笑顔を浮かべていた。

「ほんまに君には指一本触れてへんで? 僕が嘘つくと思う?」
「思う」

一言だけそう返すと、男はハハハと笑い声をあげた。しかし、表情はまったく笑っていなかった。

「ぎょーさん嘘を暴いてきた僕が、こんな些細なことで嘘つくとかありえへんわ……君がついた嘘も全部、暴けるんやで?」

笑顔もなしに吐き捨てられたその言葉は、俺の手の力を奪い去っていくようだった。
俺は胸倉を掴んでいた手を離し、口を開く。

「政府公認組織だがなんだが知りませんが……無理矢理連れてくるなんて、可笑しいんじゃないですか」
「君をここに連れてこいといったのは統括。そして、その命令に絶対従うのが僕。君が素直に動いてくれたらよかったのに、信じてくれやんかったから、仕方なく強制的に連れてきたってこと」

小さく微笑みながらそう言うと、男はさらに言葉を続けた。

「なあ、四十川くん……ほんまはもう、自分でも気づいてるんとちゃうか? 自分の中にある能力を」

「……何のことか、わかりません」

目をそらしながらそう言う俺に、男はフッと鼻で笑った。

「嘘やな。自分が普通じゃないことを認められるんが怖いんか?」

何度も本音を見抜かれ、さすがにこの男が只者じゃないと確信する。
——男の言うとおりだった。


「君は……よく、夢を見るよな?」


悪魔のような囁きだった。

耳を塞ぎたかったけど、それすらも許されぬような気がした……男の薄気味悪い微笑を見ると、そんな気がしてきたのだ。



男は静かに、それでもハッキリとした口調で、言葉を続ける。



「それも普通の夢とちゃう。君だけが見ることのできる……君にしか見れない夢や。簡単に言えば、そうやな……」



喉の奥まで出かかった言葉は、放たれることはなかった。今すぐ逃げ出したい、その一心なのに……男の声だけはハッキリと耳に入ってくる。

聞きたくない。逃げ出したい。心の中で何度も叫ぶ。


……それでも、悪魔の囁きは止まらない。





「君には゛予知能力゛がある」





音のない世界で、悪魔の囁きだけが響く。

俺の心はもう、嘘をつくことは出来なかった。

Re: もしもきみが、ここにいたら ( No.21 )
日時: 2011/01/07 15:42
名前: からあげ ◆qTm8IKA.tA (ID: y0p55S3d)

__第一話「受け入れるべきもの」


あれは確か、俺がまだ八歳のときの出来事だった。あやめの神社がある町村に引っ越してくる、それより前にあった出来事。
今でも鮮明に覚えている絶望的なあの日の記憶に、俺は何度も苦しめられた……そして、今も。



  *


今住んでいる町とは遠く離れた場所に住んでいた時期があった。十年ほど前のことで、今はほとんど覚えていない。
俺は一人っ子だった。母と、父親しか家族はいない。兄弟もいない。
あの頃の母は、家族みんなに優しくて子供を甘やかしてるようにも思えた。
父親だって、どこにでもいるような、ごく普通の社会人だった。平日は夜まで働いてクタクタになって帰ってきて、土日に家族の相手をするような、本当に普通の父親だと、その時の俺にはそう見えたのだ。

小学校にいけば、友達がいる。純粋で無垢で、何も文句のない生活を、俺は送っていた。


そんなある日のことだった。


俺は夢を見た。



幼い俺には刺激の強すぎる、リアルな夢だった。

母親を殴り、蹴り、痛めつける父親が、夢に出てきたのだ。
いつも笑顔の母が、悲鳴をあげながら泣き叫ぶ。いつも優しい父が、大事にしていたはずの母をひたすら痛めつけている——そんな夢だった。
夢とは思えないほどに、現実感があったその夢は、俺に恐怖を与えた。夢だとわかっていながらも、俺は恐れた——その夢がなんとなく、嘘ではないような気がしたからだ。

「ねえねえ、パパ」

無垢な俺は父に言った。

「パパ、どこにもいかないでね」

そう言うと、父はいつもの笑顔で答えるのだった。

「何を言ってるんだい、パパはどこにもいかないよ」

その言葉は幼い俺をどれだけ安心させたことか——だからこそ、俺は許せなかった。

家族を裏切った、父親のことが。




不吉な夢を見てから数日後の出来事だった。
いつもどおり家に帰宅した俺は、リビングにいる母親にまで聞こえるよう大声で、

「ただいま!」

そう言った。どこの家庭でも見られる、普通の挨拶。家に帰った時にそう言えば、いつも母が「おかえり」と言って出迎えてくれるのだ。

ただ、その日だけは違った。


母の出迎えがなかったのだ。


代わりに聞こえてきたのは、女の悲鳴だった。それもかなり痛々しい悲鳴だった——夢で聞いたことのある悲鳴だ。


まさかとは思った。そんなはずはないと信じながら、俺はリビングに足を踏み入れようとする……
その時、目に入った光景に俺は足を止めた。





「痛い! やめて、お願い……やめてっ!」




悲鳴をあげていたのは、母親だった。
髪はボサボサで、膝から血が流れているのが見えていた。よく見れば腕からも、額からも血が流れている。
母は転んで怪我をしたわけではない。その頃の俺はまだその言葉を知らなかったが、母は虐待されていたのだ。

……父親によって。



父がどんな顔をしていたのかは見えなかった。鬼のような形相をしていたのかもしれないが、母を殴ったりしているのだけはハッキリと見えた。
……そこには、いつもの優しい父親も、明るい母親もいなかった。自分とは全く無関係の人たちがいると思うほどに、こわかった。まだ幼かった俺は恐れていて、父を止めることも、助けを呼ぶことも、出来なかったのだ。

悲鳴をあげる母を虐待する、父の姿を、俺は泣きながら……ただずっと見ていた。








その後日、母は俺を連れて、父のいる家から逃げ出した。

そして……行き着いた場所が、あやめのいる町。あの町で、母と俺は、父のいない生活を平和に暮らしていたのだった。




 *



そう、その頃からだ。
自分に何か特別な力があるのだと、気づき始めたのは。
他人にはない、自分だけがもった特別な力があるのだと。
衝撃的な光景を見たせいかもしれないが、何となく俺は悟ったのだ。俺が見たのはただの正夢じゃない……偶然じゃないのだと。


それからというものの、俺はまた何度も偶然ではない正夢を見た。些細なことも、大事なことも、全部夢で見て、数日後の未来で現実になってしまうのだ。
確かに何度も正夢を見るのはおかしいと思った。でも、だからといってどうしようもなく……そんな夢を見れたって嬉しくもないって思った。


悲しい出来事が、誰よりも先にわかってしまう……

——これが予知能力だっていうのか?




「テレビでよういてるわな? うさんくさい予知能力者や占い師とか。彼らの予知は完璧ではない……なんでかわかるか?」


俺が返事をする間もなく、関西弁の男は言葉を続けた。



「それは彼らが、一般人やからや。何の変哲もない血筋と能力を高めて、彼らはいかにも自分が神やら悪魔やら未来からやってきた人間のようにふるまっているが、彼らの力には限界があり、そして決して強くはない能力なんや。所詮、ただの人間やからな」


男は「でも」と低い声で呟くと、小さく笑った。


「四十川くんは違う。君の予知能力は、完璧や。百%の確率で君の予知は当たる」


男はまた俺の右手首を掴むと、戸惑う俺に容赦なく言葉を吐き続けた。

「そういう経験、あるやろ? ……なあ、どうなんや? 自分の意思と関係なく……予知した経験が。偶然じゃないってわかってるんやろ?」


嘘をついてもこの人には何故か通じない、それはもうわかりきっていた。
きっと、この人も゛ただの人間゛ではないのだろう。


俺はようやく重い口を開く。

「……あんたは、何者なんだ? どうしてそんなことがわかるんだ? ……俺の心を、読めるんだ?」

男はにっこり笑ったが、とても薄っぺらい笑みのように感じた。


「そうやな、僕ばっかり君に訊くのはあかんなあ——でも、信じてくれるん? 嘘つき扱いしやんのやったら、教えたるけど」

俺は黙って頷いた。
男はフッと鼻で笑うと、俺の右手首から手を離した。


「僕には嘘を見抜く能力がある」

淡々とした口調で男は言う。

「虚言、偽り、でたらめ、口から出まかせ、偽モノ……なんでもや。生き物に対しても、物に対してでも効く。人間が心にもないことを言っていたら、僕にはわかる。愛想笑い浮かべてても、嘘やってわかる。偽ブランドの商品があれば、それが偽ものだと見ただけでわかるし、偽札だってちょっと見ただけですぐわかんねん」

それは……まるでハリウッド映画にでてくる人物の設定みたいなものだった。台本の一部を読み聞かせてされているような気分がするが、男の顔は極めて真剣だった。

「君にだって嘘を見抜く能力はある。そう、誰にだって多少はある。僕はその能力が一般人よりズバ抜けて高い上に偽物を見分けることができる。それだけやったら並の人間に出来るかもしれやんけど、僕は生き物がついた嘘を見抜くと同時に……゛どうしてそんな嘘をついたのか゛までわかるんや」

言われてみれば、と気がつく。俺が嘘をつく度に、この人は全て嘘だと見抜いていた。しかも嘘をついた理由まで当てられた。
あの時した偽札の話も、本当だったのかもしれない。

「さらに、相手が生き物やった場合に限るけど……相手の一部に触れることで、嘘をついている間だけ心を読むことができるんや」

俺は自分の右手首を、左手で押さえる。やたらと手首を掴まれた理由が、今やっとわかった。


「ニセモノを見分け、嘘を見抜き、心をちょっとだけ見ることができる……これが僕の能力や」



にわかには信じがたい話だった。
だけど、自分にもそういった類の能力があるのだと気づいているので……全てを信じないわけではなかった。


「やっぱり、まだ信じきってないって顔してるな。ま、僕の能力は実証しにくいし、したところで君あんまり信じれやんやろ? もっとわかりやすい能力のある子……はてはて」


なんて言えばいいのかわからない俺に、男はにっこり微笑む。


「ちょっとついてきて、瞬くん」


男はそう言うと、部屋の扉の押し開けた。
戸惑いを感じながらも、俺は黙ってその後ろを進む。

Re: もしもきみが、ここにいたら オリキャラ募集中 ( No.22 )
日時: 2010/10/30 09:29
名前: 菫 ◆tr.t4dJfuU (ID: s2qZnqsK)

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*名前〔華街 彩佳/ハナマチ アヤカ〕

*性別〔♀〕

*年齢〔主人公と同じ年で〕

*性格〔クールで冷静、考えてから行動するタイプ。人見知りで、仲間(友達)と思ってる人にしか優しくしない。天然で抜けているところがある。笑顔がもの凄く可愛い。勘が鋭い。キレたら怖いというか恐ろしい。もの凄い美貌の持ち主。〕

*一人称、口調〔私〕
(サンプルボイス)「…華街 彩佳…です…。よ、よろしく…。」
「私を怒らせたらどうなるか分かってんのか〜。よしっ、分かった。そんなに私に操って欲しいんだね。どんな事させようかな…フフフッ…。」
「私「言霊」が使えるんだよ。えっ、知らなかったの??一回瞬にも使ったのに。」
「瞬、気をつけて…。なにかある気がする。」


*能力〔放った言葉を実現させる「言霊」と生きている生物(動物・人間など)を操る力。戦わせたら一番危険!〕

*武器〔刀・ナイフ〕


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Re: もしもきみが、ここにいたら オリキャラ募集中 ( No.23 )
日時: 2010/10/29 20:25
名前: 更紗蓮華 (ID: lNJ.MCVY)

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*名前〔真木 弥夕(さなき みゆう)〕

*性別〔♀〕

*年齢〔16〕

*性格〔基本的に優しく、穏やか。だけど隠れ腹黒、悪役っぽい。が、そんな一面はなかなか見せない。
いっつも微笑んでる。ある意味ポーカーフェイス。考えがまるで読めない。
人の事を信用しているようで、全くしていない。調和性があるようで、勝手気まま。掴み所のない、というかよくわからない性格。
ミシュナが大嫌いだと豪語(?)している。どうにも馬が合わないらしい。
「あんなヤツ消えちゃえばいい」なんて平気で言うくせに、リンクで危険を察知すると思わず助けに行ってしまう。
本人曰く、「私たちは表裏一体だから片方が消えたらもう片方も消える。あんなヤツのせいで死ぬなんてまっぴらだ」らしい。〕

*一人称、口調〔私 基本は敬語、だけどなんか癇に障る感じ。ミシュナ相手には敬語が崩れる。
サンプルボイス「私は真木弥夕、無条件によろしくしてくださいね?」
「へえ・・・ふふっ、そういう方へのうってつけのプレゼントは、やっぱりコンクリ製ドレスとマリアナ海溝へのご招待券ですね♪」
「ええ、私はあなたが大嫌い。リンクが無ければ迷いなく精神的に細切れよ?」〕

*能力〔音を媒体に幻術を見せたり、心を操ったり(完全に傀儡化するのから、ちょっとした暗示まで)する。
基本的に使うのはアイリッシュハープだが、鈴でもいいし、声でもいい。
自分の発した音でなくともよく、極端に言うと足音でもかもめの鳴き声でも、相手の心拍音でも可。
幻術などを解くには、使用している音を止めるか、弥夕が気絶するかしか無い。
心拍音の場合は、止めるわけにもいかないので後者の方法しか無い。
鈴を身につけて他の誰かに変装する、または誰かを変装させる事が出来る。その場合、音と音の間のインターバルは十分まで可。
(ずっと鳴らしっぱなしでないといけないわけではない)
言葉などの意味の有るもの、楽器などの流れがあるものだとなお良い。
言葉の端々でちょっとした暗示をかけ、それを重ねていくとバレにくく、さらに強力な幻術になる。

ミシュナとの間に変な精神的、感覚的、肉体的なリンクがある。普段は閉じている。
少しだけリンクすると、精神的には相互間のみのテレパシー的なものが発生する。
感覚的には痛みなどの五感のうち、視覚と聴覚以外のものを少しだけ共有する(例えば片方の腕を切られた場合、もう片方は少し痛く感じるなど)。
肉体的リンクは殆ど無い。
もう少し繋げると精神的には思考の共有、感情の一部共有(片方が怒ると、もう片方も何となく不機嫌になる)。
感覚的には触覚、嗅覚、味覚の完全な共有と視覚、聴覚の一部共有。
肉体的には、片方がけがをすると、もう片方もだいぶ軽くなるが同じ所に同じケガを負う。
完全にリンクさせると人格が一時的に融合、二人の性格、記憶などをもつ全く別の“真実(しんじつ。まなみではない)”を名乗る人物(?)が両方の体を使う。
ただし、“真実”だけで二つの体を動かすのは無理があるので、(同時に全く同じ動きをするのなら別)たいていは片方の体は眠らせておく。
もちろん感覚、肉体ともに完全共有。
片方が死にそうになると、リンクを完全にとじていてもなぜか判る。生死はリンク関係なしに共有しているよう〕

*武器〔いつもの癇に障る話術、両手指の鋼糸(上手く使うと鋼鉄も切れる)〕


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*名前〔ミシュナ・トゥルース〕

*性別〔♀〕

*年齢〔16〕

*性格〔勝手気ままで勝気。明るい。単純な性格で、すぐ人を信用する。
表情が簡単に顔に出る。だけど、 あまり好意を表に出さない。正義感が強い。
周りの人からは、弥夕と真逆だと評される。
弥夕だけは絶対に信用しない。なのに、ピンチの時はやっぱり駆けつけてしまう。〕

*一人称、口調〔あたし 誰に対しても気楽に話しかける。
サンプルボイス「あたしはミシュナ。ミシュナ・トゥルースだよっ! よろしくね」
「困ってたら誰でも助けるし。別に、あんたが好きってわけでもないから。嫌いでもないけど」
「えええっっ! そーなの? ・・・えー、嘘つかないでよ」〕

*能力〔炎を生み出し、操る能力。それだけ。
シンプルだが、かなり強力。

リンクによって生まれる“真実”は、弥夕やミシュナに比べると大分戦闘センスがある。また、運動神経も高い。
記憶も性格も二人のもの、体も変わらないのになぜそうなるのかは、謎。
戦闘センスの方は、二人の見解を合わせたら相乗効果が生まれたというのも考えられるが、運動神経のほうはホントに謎。
“真実”は、腹黒いが優しく、適度に人を信用し、また信じすぎることもない。
ただ、仲間に対してはすごく甘いが敵には冷酷無慈悲な状態になってる。
“真実”とは呼びづらいっていうんで、まなみちゃん、まなみさん、まなちゃんなどと呼ばれている。
滅多に発現しない(完全なリンクをすることを、ふたりとも嫌がるので)が、他の二人より周りの人に馴染んでいる。あだ名に対しても、まんざらではない様子〕

*武器〔レイピア〕


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