ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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Lacquer black
日時: 2010/12/25 10:11
名前: アキラ (ID: STEmBwbT)

久々のダークファンタジーものでドキドキ。
心臓バクバク。

この小説は、前回書いた「モノクロⅡ」の続編っぽい
やつですが、別に読んで無くても読めますので(>_<)




登場人物>>5

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Re: Lacquer black ( No.33 )
日時: 2010/12/29 22:51
名前: 氷兎 (ID: 8hgpVngW)


俺様な人を従わせるのが楽しいんでs((オイ
否……俺様なままでも十分楽しいですけど……、
弱らせていくのもまた一つの楽しみなんですよ(^^)←
でも、流石にクーとシロもかなりのお年寄りですね……(-_-)

Re: Lacquer black ( No.34 )
日時: 2010/12/29 23:22
名前: アキラ (ID: STEmBwbT)

.



       ──愛する者を愛し、
             憎き者を壊せ。



             2章
           『Accusation』



時刻は、深夜───。


アリシア寮からだいぶ離れた所にある、ナイトメア寮。
黒魔術を扱う生徒専用の寮の一室に、灯りが灯っていた。

「誰かに見つからなかったか?」

ソファに寝ていた少年が、寮室に入ってきたジードに声をかける。

「風紀委員には見つからなかった」
「………て事は、誰かには見つかったわけだ。 誰だ?」

少年──ノエル・メレフィーアが興味ありげに顔を上げる。
鬱陶しそうに、

「昔の知り合いだ」

口数少なく答えた。
ノエルはそれ以上追及せず、

(ジード、昔アリシア寮だったよな)

心の中でそう思うだけにした。

「あ? レイシーはどこ行った?」
「さっき黒魔術が勝手に発動して連行されてったぜ? かなり暴れてたけど、情緒不安定すぎるだろ」
「…………ああ、そう」

ソファに腰掛けるジードにじゃれつくように、ノエルが抱き付く。

「……………おい」
「アンタの魔力はさぁ、デカすぎて隠しきれてねぇわけよ」

その魔力に惹かれて、ノエルは喰らってきた。
なにもかも。
男であれ、女であれ、危ない心の底を覗いては、触れ、喰らう。

「オレを、喰らうか?」

そう言われ顔を上げると、挑発的な笑みを浮かべたジードが視界に入る。 
ゾクリと。
得体の知れない快感がノエルを襲った。

「止めとくわ」

そう言いながら、ジードから離れる。

(やっべぇ……。 タガが外れそう)

体中でジードの魔力が欲しいと、疼く。 理性さえ無くしそうだった。
殺戮衝動でも、性欲でも、なんでも。
とにかく、欲望だけが渦巻いていた。

「そんなに辛いか」

後ろで、自分の欲する魔力を持つ声がする。

(渇く)

「オレは死んでも、死なねぇぜ?」
「あ───………、」

(疼く)

喰らいたいと、喉を鳴らす。
だけど。

「やっぱいいわ」 「………………」

それだけ言って、寮室から出て行ったノエルを見送った後。
ジードは疲れたようにソファに座りこんだ。

「よく我慢できたよな」

渇きと、疼きと。
理性を無くして獣のようになれば、どれだけ楽か知らないのに。



Re: Lacquer black ( No.35 )
日時: 2010/12/30 10:14
名前: ポアロン (ID: rb3ZQ5pX)
参照: もうちょっとでお年玉が貰える日だね!!←

うおう、更新されておられたぜww
ナイトメア寮ktkr!!!
やっぱ黒いっていいよね!!カッコいいぜww

Re: Lacquer black ( No.36 )
日時: 2010/12/30 11:52
名前: アキラ (ID: STEmBwbT)

うぉ、コメに気づかなかった!!



ノーマルですか…………??
そうですかぁぁぁ?←
まあ、そうとしておきましょうか!
黒幕的存在は自分も大好きデス(>_<)
>ポアロンさん


氷兎さんはSなんではないか、と思い始めました笑
シロとクーはさすがに……、ねえ?笑
>氷兎さん

Re: Lacquer black ( No.37 )
日時: 2010/12/30 12:12
名前: 血液嗜好症 ◆h2SnHB8xxs (ID: OeXJRIuY)

初めまして、血液嗜好症ヘマトフィリアと申します。題名に惹かれ、やってきました。
面白くてすぐに読み上げてしまいました^^ 更新が楽しみです。キャラの皆様を恋慕している浮気者の私……(←
では、続きを楽しみにしております。頑張って下さい。


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