ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- Lacquer black
- 日時: 2010/12/25 10:11
- 名前: アキラ (ID: STEmBwbT)
久々のダークファンタジーものでドキドキ。
心臓バクバク。
この小説は、前回書いた「モノクロⅡ」の続編っぽい
やつですが、別に読んで無くても読めますので(>_<)
登場人物>>5
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- Re: Lacquer black ( No.3 )
- 日時: 2010/12/24 19:37
- 名前: 白兎 (ID: jSrGYrPF)
おお♪
今度はファンタジーですか
楽しみです
頑張ってくださいね(^_^)
- Re: Lacquer black ( No.4 )
- 日時: 2010/12/25 09:53
- 名前: アキラ (ID: STEmBwbT)
これまでと違った作風になると思われます。
拙い駄文ですが、よろしくお願いします!!
>涼原夏目さん
いや、これでも緊張している自分…笑。
ガチガチの状態でやっていきます、はい。
>氷兎さん
ありがとうございます!
頑張りますので、よろしくおねがいします。
>白兎さん
- Re: Lacquer black ( No.5 )
- 日時: 2010/12/30 14:09
- 名前: アキラ (ID: STEmBwbT)
.
†登場人物†
=アリシア寮=
ロキ・アダルバート
16歳 滅びた町・イーニアスの孤児。
心優しいが心配性でもある。髪が黄色。
チェシル・コレット
16歳 小さい頃は「泣き虫コレット」と
呼ばれ、苛められていた。髪が水色。
氷属性の魔術を使う。
ウリエル
18歳 みんなの兄的存在で、サバサバした
性格。5年前、ある禁忌を犯し「悪魔」の印を
背中に彫られている。焔属性の魔術を使う。
=ナイトメア寮=
ジード・シュヴァリ
18歳 学園内で関わってはいけない要注意人物。
暗殺部隊であるシュヴァリ家の末裔でチェシル
とは幼なじみ。髪は紫。
ノエル・メレフィーア
16歳 ジードに次ぐ要注意人物。飄々としている。
怖いものが大嫌い。影属性の魔術を使う。
レイシー・シュヴァリ
16歳 ジードの義妹 気が荒い
女子だが少年のような仕草をする
=先生=
ジキル・フェイト
28歳 ロキ達の担任で優秀な魔術師。
色素の薄い長髪を一つ結びにしている。
ニコチン中毒者。
ギルベルト・ルーチェス
28歳 ジード達の担任で黒魔術に精通している。
ジキルと同期。 顔の左側を仮面で隠している。
- Re: Lacquer black ( No.6 )
- 日時: 2010/12/25 10:26
- 名前: 氷兎 (ID: 8hgpVngW)
中々個性溢れるキャラクターですなっ!!
わたし的にはウリエルくんが気になる♪
コレットもかわいいですな〜っ!!
すとーりーが楽しみだ(^^)
- Re: Lacquer black ( No.7 )
- 日時: 2010/12/25 11:26
- 名前: アキラ (ID: STEmBwbT)
.
─拒む者は滅し、
受諾せし者は受け入れよ。
1章
『opening story』
魔術がいきかうハーデル王国。
16年前、第43代目王権がヒース・トルバートに手渡されてから、この王国では一つの政策を実施していた。
「魔術師政策プロジェクト」
幼い子供たちを集め、その魔力を磨くために設立された施設、「クロスナイト学園」。
大幅に減少している護衛兵から魔物を監視する管理職になるしか未来はない。
そんな、決められたルートしかない学園に、子どもたちは集められていった。
クロスナイト学園。 東口門前。
一人の少年が、その門を見上げてつっ立っていた。
やけに目立つ黄色の髪に、端正な顔立ちの少年。
「これ、どうやって開くんだよ」
自分の身長の5倍はある門相手にそう呟いたのは、ロキ・アダルバート。
数日前、自分の住む安アパートに学園入学命令書が届いた。
(オレ、魔力なんか持ってねーんだけど)
そう、彼は一度も魔力なんて使っていない。
それどころか、魔力がある気配すら全然ない、普通の人間なのだ。
どこをどう間違えたのか知らないが、自分に入学命令が下るのはおかしい。 今日は、それを指摘しようと来たのだ。
(あーもうメンドくせぇな。 蹴り破るか)
数歩後ろに下がり、助走をつけ、門を思い切り蹴り破る……つもりだったのだが。
急に門が開き、「え?」 勢いのつけすぎで、そのままロキは学園内に飛び込んで行った。
「痛……っ、開くんなら最初から開けとけよ」
悪態をつき、顔を上げると、
「…………………」
自分を見て、驚き過ぎて目を丸くしている女生徒が一人。
腰まである長い髪の毛は、珍しい淡い水色。 細身の体型で、可愛らしい顔立ちをしていた。
「あ、悪ぃ。 この学園の奴か?」
「うぇっ? えっと、うん。 そうだよ」
声を裏返らせつつも、そう答える。
「ありがとな。 ……てか、校舎って行っても城みたいだよな。 お前もここの生徒か?」
ロキに質問され、
「そ、そうだよ! わたしは、チェシル・コレット。 ナイトクラス学園の、アリシア寮生なんだよっ」
チェシルと名乗った少女はペコペコと頭を下げる。
「そうか。 んじゃ、チェシル。 ちょっと案内してくれよ」
「───っ!!!」
ロキは気付いていないが、チェシルの頬が赤く染まる。
(しょ、初対面で名前呼び捨てにされた……っ!)
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