ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- Lacquer black
- 日時: 2010/12/25 10:11
- 名前: アキラ (ID: STEmBwbT)
久々のダークファンタジーものでドキドキ。
心臓バクバク。
この小説は、前回書いた「モノクロⅡ」の続編っぽい
やつですが、別に読んで無くても読めますので(>_<)
登場人物>>5
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- Re: Lacquer black ( No.28 )
- 日時: 2010/12/29 16:37
- 名前: アキラ (ID: STEmBwbT)
.
今から、この学園内の要注意人物を教える。
そうウリエルに言われ、ロキは頷く。
正直、ナイトメア寮の生徒に関わらなければいいだけの話だから、もういいのではないかと思うが。
「バーカ。 ナイトメア寮の奴らだけだったらまだマシだ」
「なんだよ不良ばっかだなここの学園は。 ちゃんと生徒指導の先生とかいねぇのかよ」
クロスナイト学園の生徒像を思い浮かべ、ロキが苦い顔をする。
「ジキルだけど」
「終わってんだろ。 何あんな社会の敵みてーのが生徒指導やってんだよ。 バカだろ」
「まあまあ、そこはいいじゃん」
机に座り、話を流す。
「んで、要注意人物だけど」 「おう、誰だよ」
「ジード・シュヴァリ」
シュヴァリ、という名前にピクリと眉を動かす。
ついさっき聞いた、黒魔術の貴族家。
「ジード、て奴がヤバいんだな」
「簡単に名前を出しちゃマズイ。 それほど危険っちゅーわけ。 シュヴァリの家柄ってのもあるけど、持ってる魔力がハンパ無ぇから」
「わかった。 リョーカイ」
軽く返事をするが、頭の中ではジード・シュヴァリという名前が刻まれている。
関わらない。
そう、決めた。
†
授業が終わった後の図書室は、あまり人がいない。
「ロキ君とウリエル、どこ行っちゃったんだろう」
そこに足を踏み入れたのは、チェシルだった。
ジキルから、ロキの寮室の鍵をもらって渡そうとしているのだが、肝心のロキの姿が見つからない。
「どこで話してるんだろう。 魔力を辿るの、あまり得意じゃないんだよなぁ」
そこまで言って。
得体の知れない魔力が、チェシルの頬を掠めた。
「…………………え、」
動きが、止まる。
しかし、すぐに震えがきた。
「ジード?」
その名前を口にするのは、何年ぶりだろう。
チェシルの脳裏に、幼い頃の記憶がよみがえる。
「ジード、だよね」
図書室に、一人の男子生徒がいた。
紫色の長めの髪に、鋭い三白眼。 キレイな顔をしつつも、どこか近寄りがたい空気を纏っている。
アリシア寮とは、違う制服。
ナイトメア寮の、制服。
「なんで、ジードが……アリシア寮の図書室にいるの……?」
答えてよ。
チェシルは思う。
違う、こんなことが聞きたいんじゃない、と。
もっと他に、聞きたい事があるのに。
「ねえ、ジード。 なんで何も言ってくれないの?」
「うるせえ」
ピシャリと言い返されたが、チェシルはめげない。
ジードに近寄り、ずっと前から聞きたかった事を、聞いた。
「どうして、黒魔術なんてとりこんだのっ」
その瞬間。
ジードの目が見開き、その周囲に恐ろしいほどの魔力が満ちる。 今まで感じなかったほどの、黒い魔力。
「………ひっ」 その恐ろしさに、チェシルの顔は青ざめ、呼吸をすることすら忘れる。
「オレに構うな。 今日のは視察だ」
冷たい声。
(どうして)
あの時は、感じなかったのに。
(ジード……っ)
去っていくジードを追いかけようとする。 でも、足が動かない。
彼が纏うあまりの巨大な魔力に、圧倒されてしまう。 何より、自信がなかった。
自分では、きっとジードを止められない。
(…………ジード)
名前を呼ぶ事すら、今は敵わなかった。
幼なじみ。
ジードはチェシルにとって、憧れのような存在だったのに。
- Re: Lacquer black ( No.29 )
- 日時: 2010/12/29 17:37
- 名前: ポアロン (ID: rb3ZQ5pX)
- 参照: もうちょっとでお年玉が貰える日だね!!←
ジード君の冷たいところがカッコいいなぁww なんかこう…カッコいい男の子に冷たくされたi←マ ゾ ヒ ス ト
そして英語(片仮名)の名前って覚えにくいww 日本人は日本人で漢字覚えるの面倒なんだけどねw
- Re: Lacquer black ( No.30 )
- 日時: 2010/12/29 18:05
- 名前: 氷兎 (ID: 8hgpVngW)
……ジードくんを押し倒したi((マテコラ
やっぱりウリエルは攫って正解、きゃほーい。
クーが、クーが居て欲しいっ!!
クーなら生徒指導務まりそう!!
- Re: Lacquer black ( No.31 )
- 日時: 2010/12/29 22:21
- 名前: アキラ (ID: STEmBwbT)
わたしも覚えにくいです!!笑
正直、自分の小説なくせにジキルとチェシルくらいしか頭にない(>_<)
ポアロンさんマゾなんですか驚
自分は………………………、ノーマルですね←
>ポアロンさん
クーか……いましたねぇ、シロとクー。
「何時だったかしら。 まだ過去から逃れていない囚人だった貴方を、こんなにも愛しいと思ってたのは」
「最初からだろ」
とか言ってそうですね←。 うん、サラリとオレ様的な事を言うクーに大変萌えております(>_<)
うちの子ですがっ
>氷兎さん
- Re: Lacquer black ( No.32 )
- 日時: 2010/12/29 22:43
- 名前: ポアロン (ID: rb3ZQ5pX)
- 参照: 別に雷恐いとか思ってないからね
違違っ!!
勘違いしないでくだされ、私はマゾなんかではありゃません!←噛んでどうする いやっ、ノーマルだからね?ノーマルっすからね!?←今更何を…
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