ダーク・ファンタジー小説

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神が導く学園生活
日時: 2021/12/25 13:10
名前: ベリー ◆mSY4O00yDc (ID: q9W3Aa/j)

 

  初めましての方は初めまして。こんにちはの方はいつも私の作品を見て下さりありがとうございます!

今回ファンタジー物に挑戦してみようと思いまして、このスレを立てました。しかし、いざ作品わ作ると私が書いてる既存の作品「裏の陰謀」と既視感があるように思えてしまいまして…… 難しいものですね(苦笑

さて前座はここで終わりまして注意書きです。

 ◤◢◤◢注意◤◢◤◢

○文才がありません。分かりにくい描写が多々あるため、その際は教えて下さると嬉しいです。

○グロ要素があるため苦手な方は閉じてください。

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【記録】


登場人物 生物紹介 >>2

世界の魔法と、国ランクと学園ランク、学年 >>5

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【物語】

プロローグ >>1

第一章 入学式編
>>3 >>4

Re: 神が導く学園生活 ( No.4 )
日時: 2022/01/14 21:23
名前: ベリー ◆mSY4O00yDc (ID: Mu5Txw/v)

「では、学校のランクについて説明します!」

ついさっきのことが無かったかのように先生は授業を進めていく。

「皆さんの学園ランクはなんでしょうか?わかる人ー!」

俺たちの学園ランクか。確か校長先生がちょろっとだけ話してた気がするな。ネクタイ、リボンの色が何とか...
でも詳しくは覚えてないからてをあげられなかった。

すると隣の席のラナが手を上げる。

「私たちのランクは一番下の白梅です。ランクは6段階あり、松竹梅とわかれており、上から赤松、青松、紫竹、桃竹、黄梅、白梅となっています。」

校長先生の話を完璧に覚えていたようだ。さすがラナだ。

「はい!大正解ですぅ!ローズさんが言った通り、学園には6段階の階級があります!わかりやすいようにまとめます!」

また先生が黒板にスラスラと表を書いてくる。

『赤松     C騎士級
青松      D成人級
紫竹     E学生級
桃竹      E学生級
黄梅     F学生級
白梅      F学生級』

おお、これはわかりやすい。国のランクも一緒に書いてあるし。魔法と比べたら遥かに覚えやすい。俺はスラスラとノートをとっていく。
すると

ジリジリジリジリジリ

と、早鐘が学園中に響き渡る。お、最初の授業が終わるのか。

「あ、授業が終わりました!それでは皆さん!次の授業は国、学園ランク付けですよぉ!遅れないように来るように!学園裏の森に来るように!それでは!」

先生は片手を大きく降ると教室を出ていってしまった。
次はランク付けか... 各魔素量や魔法技術、武術でランクを決めるんだっけな。

「ねぇ君」

隣の席のラナに声をかけられた。何にも興味がなさそうな彼女から声をかけられ俺はドキッとしてしまった。

「次...どこ」

次の授業が何処かを俺に問う。

「聞いてなかったのか?」

俺は少し意地悪く聞いてみる。するとラナは少しムスッとして嫌悪を明らかにしてくる。

「教える気が無いならいい。他の人に聞く。」

ラナは正しい判断をする。こんな事になるなら意地悪く言うんじゃなかったと俺は目頭がジンと熱くなる。
別に悲しくなった訳では無い。そうだ悲しくなんかない。自業自得だ。
俺はそう自分に言い聞かせラナを横目に必要教材を揃えていく。

「あの、次のテスト...」

ラナが他の人に声をかける。がしかし、皆は彼女を無視したりやんわり断ったりしている。何故だ?

「ねっ、黒髪の君っ」

すると金髪に褐色肌の少女が声をかけてくる。耳がとがってるから...エルフか。エルフに悪いことしたらいけいからな。なるべく関わらずに過ごそう。

「なんだ。俺は次の授業の準備で忙しいんだ。」

できるだけ冷たくあしらう。するとエルフの子はプクッと頬を膨らませる。可愛くないからな。

「そんなこと言わないでっ!私はカタバミ・エルフ・ガベーラ!気軽に呼んでいいよっ!君は?」

名乗られたら名乗り返さなきゃな。ついさっきラナに言われたし。

「俺は暗狼 牙だ。」

「クロか!よろしくっ!突然だけど、クロってローズさんのこと好きでしょ」

勝手に呼び捨てするなよ。それに人の恋路に突っ込んでくるなんて失礼にも程があるだろ。まあエルフだから許されるんだろうけどな。

「勝手に言うな。俺はラナと関係ない。」

「愛称で呼んでるー。本当は仲良いんでしょー?」

うるさいしウザイ。しつこい。でもそれを正直に言うとクラスから疎まれる存在になるだろう。疎まれると言えばなんでラナは周りから無視されてるんだ?

「カタバミには関係ないだろ。それより、ラナはなんで周りから無視されてるんだ?」

俺は思った疑問を手近にいたカタバミに聞いてみることにした。少し癪だかな。

「知らないの?悪魔ガーデスって」

悪魔ガーデス...?悪魔は分かるがガーデスは聞いたことないな。でも西暦はガーデスで表されてるな。ガーデス1600年とか。

「知らない」

「じゃあ私が教えてあげるねっ!ガーデスってのは今から1000年ぐらい前にいた凶悪な悪魔だよ!白銀に髪先が赤くて緋色の目をしてるの。それにローズさんがそっくりなんだよ!」

カタバミが自慢げに説明する。うん。その様子が必要以上に粘着質でウザイな。

それにしても大昔の悪魔の容姿にそっくりか。でも彼女の髪先は水色だしメガネをかけている。吸い込まれそうな美しい緋色の目をしているが、悪魔では無いだろう。
でも悪魔と思われるのも無理はない。この世界で白銀に緋色の目は珍しいからな。
髪や目はその人の適正魔法系統に影響される。例えば光系統で特に闇魔法に適性があるから黒髪に黒い目だ。先生は灯魔法を使っていたし赤髪に赤い目だったため炎系統使いだろう。ラナは氷魔法を使ってたから普通は水色の髪に碧眼のはずかんだが、彼女は白銀の髪に緋色の目だ。白銀の髪は天系統に属する髪で、緋色の目は炎系統に属する色のため、氷魔法が使えるはずが無い。確かに悪魔呼ばわりされても仕方ないかもしれないな...
珍しすぎる髪に目だし。そういえば目の前にいるカタバミは金髪ツインテールに黄色の目だ。きっと雷系統使いなんだろう。

「でも、ガーデスは世界の果てに封印されていてこんな世界の中心にある学園には居ないはずだ。」

後ろから高くもない低くもない中性的な声が聞こえる。しかしその声を聞いただけで背筋がゾッとするような... 舌でつま先から頭先まで撫でられる嫌悪感がする。その声の主は授業で、Sがサイキョーか聞いていた奴だった。赤髪に真っ赤な目歯はギザギザしていてまるで悪魔のようだ。悪魔見たことないけど。それにしても赤髪ってことは炎系統魔法使いか。

「あ、俺は赤魔セキマ コウ 悪魔じゃないぜ。普通の人間だ。」

そうだよな。悪魔はこの学園にいるわけないもんな。世界の果てに追放されてるんだし。見かけたら殺されるもんな。

「あぁ。すまない。俺は暗狼 牙」

「私はカタバミ・エルフ・ガベーラ!エルフよ!よろしくっ!」

人ということはこの学園は様々な種族の生徒が居るのか... ラナは何族なのだろうか?やはり人族の方が見た目的にしっくりくる。

「そういえば早く森に行かないと遅れるぞ。」

コウが思い出したかのように言う。そうだ。早く行かなければ遅れてしまう。そういえばラナはどうしたんだろう。教室の周りを見渡してみる。すると1人ポツンとラナが待っていた。

「...次の場所...教えて...」

ラナは無表情でありながら屈辱的な雰囲気を浮かべた。

>>5 魔法系統、国、学園ランク説明

Re: 神が導く学園生活 ( No.5 )
日時: 2022/01/09 23:50
名前: ベリー ◆mSY4O00yDc (ID: hAr.TppX)

【世界の魔法と、国ランクと学園ランク、学年】

魔法

水系統(青色) 水魔法ー氷魔法ー霜魔法
炎系統(赤色) 炎魔法ー火魔法ー灯魔法
地系統(茶色) 地魔法ー土魔法
嵐系統(緑色) 嵐魔法ー風魔法ー気魔法
雷系統(黄色) 雷魔法ー電魔法ー気魔法
天系統(白色) 天魔法ー候魔法ー気魔法
光系統(黒色) 光魔法ー闇魔法

国のランク

S 伝説級レベル
A 凶悪モンスターレベル
B 偉人級レベル
C 騎士級
D 成人級
E 学生級
F 学生級
G 幼稚園級
H 老人、赤ん坊級


正道光魔法学園 学年

1 eins アインス 10歳 白
2 zwei ツヴァイ 11歳 黄
3 drei ドライ  12歳 緑
4 vier フィーア 13歳 桃
5 fünf フゥンフ 14歳 紫
6 sechs ゼクス 15歳 青

正道光魔法学園 ランク


赤松  C騎士級
青松  D成人級
紫竹  E学生級
桃竹   E学生級
黄梅   F学生級
白梅   F学生級

>>6 入学式編

Re: 神が導く学園生活 ( No.6 )
日時: 2022/01/14 21:28
名前: ベリー ◆mSY4O00yDc (ID: Mu5Txw/v)

俺の名前は赤魔セキマ コウ 正道光魔法学園に入学した"ただの人類"だ。炎系統魔法の使い手だ。今は入学早々変わり者に絡まれて...いや、俺から絡んだのか?
まあともかく4人組が集まった。
金髪黄色目の恐らく雷系統の使い手であろうエルフの子だ。名前はカタバミ・エルフ・ガベーラ。
黒髪黒目の恐らく光系統使い手の少年。名前は暗狼アンロウ クロ
そして問題児であり、この4人が集まるきっかけとなった人。白髪に水色の毛先。緋色の目。適正属性が分からない不気味な少女。ラナンキュー・ローズ。
このラナンキューが先生の話を聞いていなく、次の授業の場所を教えてあげている所だ。
次の授業は国、学園ランク付けで場所は学園裏の森だ。
俺達はそこへ向かっているところだったり別に4人集まる必要ないがカタバミが必要に集まりたいとか言うから集まってる状況だ。

「ランク付けとか怖い行事1人じゃ寂しいじゃん?4人いれば最強よ!」

カタバミが訳分からん理論を並べる。俺達はコイツの訳分からん理由で付き合わされてるのか...いや、絡んだのは俺からなんだけど。今更コイツらに絡んだことを後悔する。

「...」

さっき出会ったばかりの4人だ。会話が続かない...し、ラナンキューに限っては会話をしようともしない。俺達との馴れ合いはしないってか。

「あだ名決めよっ!」

沈黙に嫌気が指したのかカタバミが話題をふる。あだ名って...この後も関わり合うつもりか?なんか鬱陶しいと俺達は感じる。

「ラナはラナだよな」

否。ここに話に食いつくやつが1名。クロだ。

「ラナンキューって呼びにくいよね!ラナでいい?」

カタバミはラナンキューに同意を求める。ラナンキューは今まで我ここに在らずと言ったようにボーッと外を見ていた。名前を呼ばれラナンキューはこちらへ視線を寄越す。

「...えぇ」

俺達と余り関わりたくないのかラナンキューは嫌そうな顔をうかべる。

「いいじゃんいいじゃん!ね!ラナ!」

カタバミは勝手にラナよびを始める。ラナは心底嫌そうな顔を浮かべる。しかし、カタバミは気にした様子もなくニコニコしている。

「もう何でもいい...」

ラナンキューは諦めたのか了承を下す。カタバミはぱぁっと顔が明るくなる。しかし、それ以上にクロがキラキラと顔を輝かせる。まるで主人に褒められた犬の様だ。何気に常識人って俺だけなのか?

「で、ラナンキューはそれでいいのか?」

ラナンキューが困ってるかもしれないため一応助け舟を出してみる。

「余計なお世話。あとラナ。」

意外とラナというあだ名は気に入ってるようだ。そんな素振り見せなかったぞ?!もしかしてあれか?表情と心情が真逆のタイプなのか?
余計なお世話と言われ心に風穴が空いたように心が痛む。お節介だったか...

「ごめん。コウは、コウ?」

俺が傷心している事がラナンキュー...いや、ラナにも分かったのだろうか。ラナに気を使わせてしまった。そのせいかなんかクロに睨まれてる気がする。あと、俺の名前を呼んだのはあだ名の事だろうか。話が飛ぶやつだな。

「コウはこーくん?」

「やめてくれ」

カタバミが無邪気に俺のあだ名を考えると俺は即座に却下した。こーくんとか幼児かよ。俺はもう10だ。もうすぐ成人するんだ。そんなあだ名はいらねぇよ。

「じゃあコウはコウか。クロも、クロかな?」

「そうだな」

クロも俺と同じことを考えていたのか即座にあだ名を却下する。俺とクロの名前は2文字だからな。あだ名の付けようがない。カタバミは...

「タミ...」

ラナがボソッと呟く。タミ...あんまセンス無いな。

「タミ...いい名前だな!それがいいっ!」

クロが凄い勢いでカタバミのあだ名を決める。クロ...冷静そうな性格だがラナに関わるとバカになるな。カタバミもバカだしラナも関わろうとしないから...うん。俺だけだな。常識人。

「タミかぁ。うん!タミでいいよっ!」

カタバミ...タミは一瞬微妙な顔をするが直ぐに明るい顔になる。タミ...漢字に直すと萌、萠、芽、民...芽が1番しっくりくるな。まあ、漢字よりカタカナの方がしっくりくるな。タミとラナとクロと俺か... 人とはなるべく沢山関わりたいがこのメンツは濃すぎて疲れるな。ちょっと関わるのは控えたいところだが...これからも関わりが深くなりそうなのは気のせいか?

「着いたな」

クロが呟く。そこには木の大きなゲートがあり、そこにはアインスの生徒や先生が集まっていた。これからランク付けが始まるのか... 
俺は不安と嬉しさで複雑な気持ちと実感がない気持ちで溢れていた。

>>7

Re: 神が導く学園生活 ( No.7 )
日時: 2022/01/14 00:27
名前: ベリー ◆mSY4O00yDc (ID: gfjj6X5m)

どーも!私カタバミ・エルフ・ガベーラ!エルフだよぉー!
私は今ランク付けの授業で学園裏の森で戦闘やってまーす!あ、クロとコウとラナもいるよ!

「壱・気砲!」

雷、嵐、天系統に属する気魔法。私はそれを唱えると目に見えない砲弾がモンスターに向かって、モンスターをやっつける。
気魔法は目に見えない空気を操る魔法で、エルフ一族が最も得意とする魔法なんだ!
って自慢してる場合じゃないや。この周りのモンスターを片付けないと!

ランク付けのルールは簡単。森にいるモンスターをやっつけて手に入る魔法石を持ち帰ること。グループ行動も可能。人のものを奪うのも可能。とにかく魔法石を時間内に持ち帰って、その数でランクが決まる。
私たちはグループの方が集まるからという理由でかたまりながら行動している。

「アン・ブレイズ!ブレイズ!ブレイズ!」

コウが叫びながら周囲のモンスターを焼き尽くしていく。炎魔法だ。炎系統の中で最も強い魔法で学生で使える人はまず居ない。まあ、炎系統の魔法ってほとんど焼き尽くす魔法だから威力以外の違い分からないんだけどね!でも、悪魔みたいな見た目してるけど実力はこの中で1番上かもしれない…… コウ、心の中で悪魔なんて言ってごめんね?

「……」

ラナは無言でモンスターを1匹づつ凍らせ散らす。
その塵が太陽の光を反射して綺麗だなーと眺める。

「タミ。手。止まってる。」

おっとラナに注意されちゃった。つい綺麗で見とれちゃったよ。
ラナが使ってるのは無口頭魔法の壱・氷雪。無口頭魔法は本当にその呪文を極めないと使えない難しい技術だ。でも、ほとんどの人はひとつの呪文を極めるより他の呪文を満遍なく鍛えた方が強いから余り使える人は居ないんだけどね。氷雪を無口頭で出せるってことは、ラナは氷魔法を重点的に鍛えてるのかな?まあ、ラナと氷って性格とか似てるしね。案外そういうの気にしてるのかな?
あっ、ちなみに私も無口頭魔法使えるんだよ!雷、嵐、天系統の最弱の気魔法だけどね。エルフは幼少期から気魔法を鍛えられるからほとんどのエルフは使えるんだよね。特別感ないなぁ。

「ふぅ、ここら辺はもう片付いたか。」

コウがひと息つく。はぁ、疲れたよぉ。体力も魔素もすっからかん!魔法もうだせないー。とは言えないので心の中で愚痴っとく。
てか結構なモンスターいたのに片付いちゃったんだね…まあ主にコウのおかげだけど。
炎系統は範囲攻撃が多いからなぁ。ラナも強いんだけど、氷魔法はほぼ単体攻撃しかないから、複数のモンスター狩りには向いてないから余り活躍出来てない。私の場合は雷、電魔法も使えるけど、周り巻き込んじゃう魔法だし、気魔法しか連発出来ない。うん!コウ様ありがとうございます。

「静か」

ラナがボソッとつぶやく。あー、確かに静かだねぇ周りのモンスター倒して魔法石じゃんじゃんだし。

「静か…?あっ!クロがいねぇ!」

コウが叫ぶ。私はその声に反応し周りを気で確認する。気ってそこら辺に流れてるから気配探るのにうってつけなんだよね。嵐系統使いの方が得意なんだけど……
て、クロ居ないじゃん!

「ここから半径10m以内にも居ないよ!クロ! 」

私は叫ぶ。気が使えると半径10m以内の様子は分かるんだよね。てか大丈夫なのかな?!クロ!

「単体行動に切り替えた…つってもラナ好き好き言ってたヤツが自分から単体行動に出るなんて考えられねぇし、何かあったんじゃねぇの?」

コウが言う。確かにラナの周りでキャンキャン吠えてたクロが別行動するなんてあんまり考えられないなぁ。肝心のラナは…わぁ無表情だ。何考えてるかサッパリ。でも無表情ってことは心配してないってことなのかな。じゃあ、クロははぐれただけで大丈夫かも……

その瞬間風が私たちを撫でて行った。その風から無意識に気を読み取ってしまった。その気は暴れているような、怖がっているような。とにかく嫌な予感がした!

「クロ。なんかやばい事になってる。探さないと!」

私は必死にそう伝えた。必死すぎて語彙力が滅してるけどコウは理解してくれたのか「探そう」と乗り出してくれる。コウはエスパーかな?でもありがたい!ラナには伝わってなかったようだけど、何かを感じ取ったのか深刻な顔をしてる。ラナって白髪に毛先水色だからもしかしたら天系統で気を感じ取ったのかも…?いやいや、2つの光系統以外使える種族なんていないし、それは無いか。

とにかく。私たちは急いで走っていった。

>>8

Re: 神が導く学園生活 ( No.8 )
日時: 2022/01/14 21:25
名前: ベリー ◆mSY4O00yDc (ID: Mu5Txw/v)

《クロ》

ヌルヌルしている。手足がツタで縛られ、このヌルヌルしている液体は消化液だと本で見た事がある。
そしてこの植物の名前は幻影草 。巨大な葉が重なり合っている植物で、全生物が食物対象。獲物をトラウマから救い出す感覚の電波を出して誘い込み、捕まえるとヌルヌルの消化液を出し獲物を溶かす。そして消化中。獲物を暴れさせないようにトラウマを見させるのだ。そのため別名トラウマ草とも呼ばれる。ちなみに雷系統の植物だ。
って、知識をひけらかしてる場合じゃない!

俺の記憶が正しければこれからトラウマを見せられるんだ!
俺はこのまま死んでしまうという漠然とした不安と底知れない恐怖が襲ってくる。
するとどんどん意識が遠くなって言って……
俺はそこで気を失った。

ーーーーーーーーー
生まれた時。俺は純血の牙狼族の母のお腹から生まれた。母は高貴な貴族に飼われている牙狼族。父親はその飼い主だ。
そのため俺は人間と牙狼族のハーフということになった。

俺にも兄弟が居た。4人ほど。しかし、4人全員異型で、目が1つだったり、立つ牙狼族だったり、魔素が暴走したり。兄弟の中で唯一人型で、知能も人並みにあり、気が抜いたら出てきてしまう耳としっぽ以外を除けば人に見える見た目だった。飼い主である俺の父は俺の事を大層気に入ったようで、他の兄弟達は殺されてしまった。そして、母親である牙狼族に乱暴し続けていた飼い主の父。ついに母はキレたのか父に襲いかかるが、母は父に殺されてしまった。能力のリミッターを外せばあんなクズ父なんて一瞬で殺せるが、それをする前に殺されてしまったのだ。
それ以来、俺に対するあたりも強くなり、毎日虐待される日々を送っていた。
ある日、噂を聞いた貴族が通報したらしく、父は逮捕された。そして俺は貴重な牙狼族のハーフであるため、国から大きな支援を貰いながら生活していくことになったのだ。

しかし今でも離れない。異型でも愛し合った兄弟達が殺されてしまう瞬間。兄弟が俺だけになっても真摯に育ててくれた母親が殺される瞬間。

許さない。許さない。許さないっ!

しかし、兄弟、母の仇である父もこの世に居ない。絶滅危惧種の生物を殺した上、子供に虐待をする。そして、牙狼族のハーフでも人権はあるらしく、俺らの兄弟を殺したことにより、殺人、虐待の罪を問われ死刑にされてしまったのだ。

あの時俺はどうしたら良かったんだ?これからどうしたらいいんだ?

なぁ。教えてくれよ母さん。皆。
俺の心が悲しみの濁流で溢れてくる。そして頭がどんどん白に覆われていき……

ー何も考えられなくなった。ー

ーーーーーーーーー
《コウ》

「くっ、何この葉っぱ!ツルツルして気で引き裂けないんだけど!」

タミが嘆きながら気魔法を連続で出している。そんなにだせる魔素はどこからきてんだ。
かく言う俺とラナは葉に相性はいいためスムーズに葉をどかしていく。

俺たちは今、クロが囚われているであろう幻影草を攻撃している。葉をどかしている途中。変なビジョンが頭に流れてくる。これは…クロの記憶?

「え?え?クロの記憶が頭に流れてきてるんだけど!どゆこと!」

タミが魔法を辞めドタバタとしている。とりあえず魔法を続けてくれ。
それにしてもなんでこんな映像が脳内に流れてくるのか。

「幻影草は……自己防衛のため、消化を妨げるものには……トラウマを見せる。だけど、幻影草も……そんなに器用じゃない……だから消化中の人物のトラウマを見せるの。」

なんだそれ。残念な生き物図鑑に乗りそうな性質。それにしてもクロが牙狼族のハーフで、こんな壮絶な過去があったとはな。少し同情するぜ。
すると

「グァァァァァァァァッ!!」

何かの、狼の叫び声が聞こえた。なんだ?!奇襲か?!
すると、クロが閉じ込められていたであろう場所から猛スピードで葉を破りながらとっしんしてくる。俺たちはそれを辛うじてかわす。

「何何!一体なんなの!」

タミが叫んで余計混乱する。そんなん俺が聞きていわ!
目の前には、髪の毛が逆立ち、制服は所々破れ、黒髪に耳としっぽを生やした俺らの2倍ある身長の化け物がいた。
いや、化け物……じゃない?この姿には見覚えがある。もしかしてコイツ……

「「「クロ……?」」」

3人の声が重なった。そう。目の前にいる化け物はクロだった。


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