二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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【ボカロ】悪ノ物語【小説】完結!(?)
日時: 2011/04/24 19:15
名前: 奏 (ID: DcPYr5mR)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel6/index.cgi?mode=view&no=10428

こんにちゎ、奏/かなで(元・都和★)です。
小説(一応)初挑戦です。
暖かく見守ってくださると嬉しいです♪

★荒らしとか中傷とかお断り。
★チェンメもお断り。
★ボカロ嫌いな人は回れ右。
★奏のことが嫌いな人もなおさら回れ右。
★更新超遅いけど許してください。
★「悪ノシリーズ」知らない人は、一度曲を聴くといいかもしれないです^^

とりあえず、自分なりに悪ノシリーズを小説化してみようと思いました。。

表現が変だったり誤字があったら教えてください;
あくまでも解釈は「自分なり」なのでそこらへんはご了承くださいませ。

「〜視点」というものがあるのは番外編と番外編後の本編のみです。
他本編は客観的なナレーションでお送りしています。

参考・原曲  悪ノ娘  悪ノ召使
       リグレットメッセージ
       Re birthday
       South North Story(これは若干?)
       白ノ娘
       その他、緑の娘など・・・。




4/24 追記 上のURLから、複雑ファジーの新しい小説に飛べると思います。

      よければ見に来てやってくださいまし^^

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Re: 【ボカロ】悪ノ物語【小説】コメ募集;; ( No.284 )
日時: 2011/03/09 18:16
名前: 奏 (ID: ymYDaoPE)

>>282 夏茱萸s

違う・・・だと・・・!?((

ありがとうございます^^;

うわわ、プレッシャーが半端じゃないっす←






■奏の戯言■

で、本編戻りましたが、、

時代、名前共に変わっています。

リン→凛   ミク→美紅   ハク→羽玖

って感じですね。

今の所は。

それぞれが「生まれ変わった後」の設定です。

とりあえず

今の所お知らせすることは以上でし(・ω・*)

Re: 【ボカロ】悪ノ物語【小説】コメ募集;; ( No.285 )
日時: 2011/03/16 10:53
名前: 奏 (ID: u9t24Nmz)

続き  凛(リン)視点

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「・・・え・・・何・・・ここ。」

辺りを見回しても白いだけ。

・・・いや、建物とか、看板が見える。

でも、それも真っ白。

私は、自分自身を見つめた。

「・・・あれ?私、こんな服着てたっけ?・・・」

気がつくと、セーラー服にショーパンという、見慣れない服を着ていた。

・・・正直、私が誰なのか、ここで何をしていたのか、分からない。

でも、この服が私のものでないことは確かだ・・・と、思う。

とりあえず、人に会いたいなぁ・・・。


看板を見上げた。

『北』

・・・え?それだけ・・・?

何があるかとか、書かれてないんだ。

まぁいいや、行ってみよ!









「・・・交差点か・・・車は通ってないんだなぁ・・・。」

ん・・・?

私のちょうど向かい側に、女の子がいた。

あれ・・・?どこかでみたような・・・・。

「・・・あ、そうか・・・あの子、私にそっくり・・・。」

鏡・・・なのかなぁ?

「こんにちは。」

私が言うと、女の子は返事をした。

鏡じゃなかった。

あれは本当の女の子、私にそっくりな、女の子。

何だろう。

前にも、同じようなことがあった気がする。

これがデジャヴってやつなのかなぁ。

とりあえず話しかけてみよう。


「はじめまして」

女の子はオドオドしながら「ぇ・・・は・・・はじめまして・・・。」と返してきた。

見てるだけで面白い・・・。

話をすると、私も、女の子も、自分が誰で何故ここにいるのか分からないらしい。

彼女は『南』の看板を通ってきた、と言った。

『南』?

・・・やっぱり、私は知っているはずだ。

南の看板・・・うん、見たことがあるはずだし、

今までの会話、いつかどこかで経験している。

そんな気がした。

たしかこの後・・・えっと、どうしたんだっけ・・・

・・・あ、そうだ、自動販売機で・・・

「ね、行こう!私、喉渇いた。」

え、あれ!?

口が勝手に・・・

私は、女の子の手をひいて、走り出していた。







気づくと目の前に自販機が立っていた。

女の子は、ずっと不思議そうな顔をしていた。

それを見ているのも面白い。

この子は、私と同じ時代の子ではないのだろうか。

私は、女の子が好きだと言う紅茶を買った。

『紅茶か・・・随分上品なもの飲むなぁ・・・私も、昔は好きだったけど・・・』


・・・ん?

昔?昔っていつのこと?

紅茶を好きだったことなんてあったっけ?

変だな・・・どうしたんだろう、私。

私は、炭酸ジュースを買いながら、そんなことを考えていた。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ちなみに俺は紅茶飲めないでs(ry

Re: 【ボカロ】悪ノ物語【小説】コメ募集;; ( No.286 )
日時: 2011/03/16 22:08
名前: 夏茱萸 (ID: wJNgr93.)

お久しぶりです!

いや〜、相変わらずの神小説だぁ><
羨ましいっス♪

ちなみに紅茶はミルクティー派ですよ、はい。
え?聞いてないって?すいませんww←

更新おつかれさまです。
頑張ってください、応援してます☆

Re: 【ボカロ】悪ノ物語【小説】コメ募集;; ( No.287 )
日時: 2011/03/18 17:21
名前: 奏 (ID: k6tRwNoj)

>>286 夏茱萸 s

コメありがとうございます^^

いえいえ、
神を語るには私の小説は未熟すぎますよ!w

ミルクティーですか・・・前に飲んだことがありますが
味を覚えてないですn(ry
(飲んでみようかな、今度・・・)

ありがとうございます。
たぶんもうちょっとで終わると思うので
それまでよろしくお願いしますw

Re: 【ボカロ】悪ノ物語【小説】コメ募集;; ( No.288 )
日時: 2011/03/18 18:22
名前: 奏 (ID: k6tRwNoj)

本編 続き

凛視点

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

私は、真っ白なベンチに座り、隣に紅茶を握り締めた少女を座らせた。

私はきっと、この子を知っている。

この子・・・じゃないな。

この子の記憶を・・・知っている。

でも私は、自分自身の記憶も取り戻していた。

学生で、遅刻ギリギリっていう日も多くて・・・。

その話をしてみようか・・・。


女の子に、何か覚えていることがないか聞くと、

どうやら、彼女も少しずつ記憶を取り戻しているようだった。

私は彼女の話を聞きたくてたまらなかったが

私から先に話して欲しいと言われたため、覚えている限りのことを話し始めた。

“普通に勉強して、普通に遊んだりして”

彼女はまたきょとんとした。

「普通」が何なのか分からないといったようすだ。

・・・やっぱり、いつかどこかで体験している。

私も、「普通」が何なのか、分からないときがあったはずだ。

思い出せ、思い出せ、凛。

・・・あー、もう!駄目だ、思い出せないよ・・・!

私は目の前の女の子に、記憶のことを話すよう促した。

彼女はこう言った。

「国が、滅びた」と。

普通の人なら、いまいちピンとこないし、信じようとしないものなのかもしれない。

でも、なぜか私はそれを受け入れた。

彼女のする話は、何もかもが何処となく知っている話だった。

それでも、まだよく分かっていない。

彼女のする話の中に、「ブリオッシュ」という言葉が出てきた。

食べたことはない、と答えた。

ただ、食べたことがないと分かるのは、学生である自分、凛。

でもやはり、ブリオッシュのことも私の記憶の片隅にあった。

私は、薄々とだが理解してきた。

流石に、すんなりと理解することは難しいだろうが、なんとなく、確信が持ててきた。



彼女は、目の前の女の子は、「私」だ。



もちろん、今現在の私ではない。

ずっと、ずっと昔の私。

『凛』じゃない私。

国の王女であり、我儘を突き通してきた、「悪」である自分。

ブリオッシュや紅茶が好きだった、自分。

いや、ただのブリオッシュや紅茶じゃない。

「大切な誰か」が、私のために用意してくれたもの・・・。


それが、大好きだった。



女の子は言った。

「いつも誰かがそばにいてくれた」と。

「その人は、私のせいでいなくなってしまった」と。

その人を、私はよく知っている。

彼女の語る悲しい記憶は、私の、ずっと昔の記憶を呼び起こさせた。

何度も何度も後悔して、

何度も何度も懺悔した。

そんな記憶。

私の我儘のせいで大事な人をなくした記憶。

私は、彼女の悲しみがよく分かる。


それもそうか。

彼女は「私」自身だもんね・・・。



どうりで、見た目がそっくりなわけだ・・・。

私は、ジュースを口に含み、しばらく黙り込んでいた。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


続く。


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